新妖怪伝の追加能力



化け物の特殊能力

〈攻専〉
 攻撃専門。防御に参加できない。
 勝手に一言:〈防専〉の裏返し。倒札のデメリットを考えず、ただひたすら攻撃するだけでいい戦闘マシーン(笑)。

〈進化〉
 攻撃に参加したターンの終了時に祠から札を1枚取って下に敷く。敷いている枚数と同じ数だけ妖力がアップする。
 勝手に一言:〈食屍〉の亜流だが、祠を削らないといけない点は使いづらいか。

〈天誅X〉
 攻撃に参加すると妖力がX増加する。戦闘終了後、生死にかかわらず墓場行き。
 勝手に一言:どっちに天誅なのかよくわからないが、痛み分けな能力。

〈必殺

 この能力の化け物に攻撃された相手は、この化け物に対して合同防御できない。
 勝手に一言:〈必殺〉を持つ化け物札の妖力によっては必殺とは限らないが、少なくともタイマン勝負に持ち込める。

〈分身X〉

 この能力を持つ化け物に攻撃された相手は、この化け物に対してX体以上の化け物札か化け物として扱う助っ人札で合同防御しなければならない。
 勝手に一言:場がめろめろで、X体以上の化け物を用意できなかったらイリーガルなのか? まあ、そんな局面では使わないのかも。



助っ人の特殊能力

〈転覆〉
 化け物1体を指名し、麻痺状態にする。
 勝手に一言:結構強力な新能力です。受け身でしか使えない〈麻痺〉を能動的に使ってしまおうというとんでもないこの札は、流行りそうな予感がします(^^;)。
〈防御参加〉
 〈攻専〉の化け物を防御に参加させることができる。
 勝手に一言:防専〉に使う〈攻撃参加〉同様、セットになっているわけですね。
〈月食〉
 化け物に憑いている全ての憑き物札の能力が失われる。
 勝手に一言:〈御祓い〉とは違って、“憑いたまま”能力だけを失うわけで、そのターン限りの効力ですね。コストがタダなら祠に入れますが、コスト1以上ならわたいは〈退散〉を使います(^^;)。
〈保護色奪取〉
 任意の化け物1体が持つ保護色を、どの色であっても無効にする。
 勝手に一言:防御側プレイヤーにとっては、従来の〈保護(色)奪取〉と違って何色でも奪取できる点で、祠に入れてもよさそうな感じです。しかしその分コストが高いようなら、ちょっと考えてしまいますね。

〈日食〉
 全ての化け物は色と光を失う。
 勝手に一言:平たく言えば、全ての化け物は無色(白)になってしまう、ということで、防御側が使った時に期待される効果は、〈保護(色)〉が失われて防御可能になること。攻撃側が使えば、防御側の色を必要とする助っ人札の召喚を阻止できるでしょう。

化け物召喚フェイズにまで影響を及ぼせば面白いかも知れませんが、その前で墓場行きになる運命の助っ人札ですから、それはないでしょう。
〈祠荒らし〉
 防御側プレイヤーは、祠の札を上から2枚、墓場行きにしなければならない。
 勝手に一言:文面から判断して攻撃側プレイヤー専用の助っ人(札出しフェイズにしか出せない)のようです。チラシにはこの項だけ冒頭に「打ち消されない限り」と断わり書きがありますが、多くの助っ人札はどれもそうでは? なぜこれだけわざわざ断っているのか、が謎です。
 戦線が膠着したまま終盤にもつれこんだとき、〈祠荒らし〉を連発して相手の祠切れを誘発する、というケースも見られるかも知れません。が、わたいは使いません(笑)。



願かけ札


「妖怪伝」にとって新しい概念の札です。出したターンの終了時から効果を発揮し始め、なんらかの方法で墓場に送られるまでは、場全体に影響を及ぼします。“願かけ札”は札の名前の違いを問わず、場に1枚しか存在できません。

〈再編成X〉
 どちらのプレイヤーも、場に出ている化け物をX体以下にする。X体を超える場合、任意の化け物を墓場に送る。
 勝手に一言:例えば〈再編成3〉の場合、4体以上を場に出しているプレイヤーはそれらを墓場に捨てなければならないわけですが、「任意」に選ぶのが札の持ち主なのか対戦者なのか、チラシだけではわかりません(^^;)(多分持ち主でしょうが)。また、両者とも4体以上だったら、相手の捨てるのを見てから自分が捨てるのを決めたいという姑息なプレイヤー(笑)が必ず出て来るでしょうが、その順番もはっきりしません。いずれにしても、一方だけががんがん祠が回って、もう一方はシーンとしている....という状況を改善する目的でしょう。支払うコストによっては、回りの悪い祠のプレイヤーは、この札すら出せないということも想像できますが(^^;)。

〈祈祷禁止〉
 どちらのプレイヤーも、〈祈祷〉できない。
〈転生禁止〉
 どちらのプレイヤーも、〈転生〉できない。
〈飛行禁止〉
 場にある全ての化け物札、助っ人札、憑き物札の〈飛行〉能力が失われる。
〈麻痺禁止〉
 場にある全ての化け物札、助っ人札、憑き物札の〈麻痺〉能力が失われる。
 勝手に一言:これら〈〜禁止〉シリーズは、これまでのプレイで猛威を振るってきた各能力を、一時的にせよ使えなくするものです。うまく決まれば相手の優位を崩せますし、逆にまともに食らうと痛そうです(^^;)。チラシではどうやって場に出すのか、どうやれば壊せるのか、が明らかになっていませんが、わたいの想像では〈無二〉のように、後から出した〈願かけ札〉を場に残して前のは墓場へ、という方法ではないかと思います。コストがどのくらいかも気になりますね。