１９９７年９月１４日（日曜日）、関西初の『妖怪伝コンベンション』がキンダートーイさんの主催で行なわれました。会場は協賛の(株)やのまんさんの大阪営業所３階会議室。当日はやのまんさんの妖怪伝の開発にあたっておられる橋倉さんによる講習が一時間、そしてトーナメント大会、という予定でしたが、参加者全員“マイ・デッキ”を持参しているところから、簡単なルール確認の後すぐにトーナメントに突入しました。


なお、このトーナメントで確認されたプレイに関する事項は次の通りです。

◆デッキ構築の制限事項

• 化け物札は最低４０枚以上。ただしデッキ総枚数の上限は無し。
• １デッキの中に含まれる同じ札は４枚まで。５枚以上は不可。
• １デッキに入れられるレギュラー札の〈召喚（色）〉の化け物札は、合計２０枚まで。
• サイドボード（トーナメントを勝ち進んだ時に、デッキ内容を微調整したり入れ替えたりするための予備カードの束）は枚数無制限。つまり極端な話、勝ち上がる度に全く違うデッキで戦っても構わない、ということです。

◆生命力に関する制限事項

• 生命力は２０ポイント
• ルールカード１０枚でもらえるスペシャルカードのうち〈召喚治癒〉を持つ『悪魔くん』をゲームで使用する場合、生命力は−２のハンディでスタート。１８ポイントでのプレイとなります（〈治癒〉〈回復〉などでも２０ポイントには戻りません。上限が２ポイント下がるということです）

トーナメントは、３セットマッチ（２セット先取）方式で、１０名が参加。その頂点には、２−１、２−０、２−０で勝ち上がったタニガワさんと、２−０、２−１で決勝に進まれたウメタニさんがフルセットの激戦の末、タニガワさんが見事栄冠に輝かれました。おめでとうございます(^^)/。

気になる賞品ですが(笑)、３位のお二人には『妖怪伝特製テレカ（ブースターパックと同柄）』が、準優勝者には『妖怪伝Ｔシャツ（黒地で、背中に縊鬼が白く描かれています）』と『テレカ（化け物札“ガラッパ”の柄）』が、そして栄えある優勝者には『水木しげる先生直筆サイン入り化け物札１枚』と『テレカ（化け物札“油すまし”の柄）』がやのまんさんより贈られました。皆さん、おめでとうございました(^^)。

ちなみに水木しげる氏直筆サイン入りの化け物札ですが、「釣瓶落とし」と「白坊主」と後もう一枚なんだったか忘れましたが(^^;)、３枚が用意され、優勝者は「白坊主」を選んでお持ち帰りになったようです。

また参加者全員に、非売品の人間札『妖怪博士』が１枚プレゼントされました。この札はイベント配布用に特別に作られた札で、ルールカード１０枚と交換してもらえる『妖怪博士』とは違うものです。絵柄は白地に水木氏の自画像＋サイン、特殊能力は〈召喚祈祷〉となっています。このカードも、もしプレイに使うならば、生命力は１８ポイントとなります。

参加者は、トーナメント戦からは敗退した後も、やのまんさんのご好意で夕方５時まで場所を使わせていただき、そこかしこで対戦しました。普段、対戦者に恵まれずにプレイする機会がなかった方も、この日ばかりは存分に「妖怪伝」で遊べた一日となりました。

主催されたキンダートーイさん、協賛のやのまんさん、どうもありがとうございました。