四つの穴が主犯だ

初期型のバキュームバルブはのようになっています。お椀型の膜と円筒状のピストンからできていて、このピストンの下には穴が開いています。アクセルを開けると、この穴からのように空気が吸い出され、膜がひっぱり上げられて、ピストン全体が持ち上がります。

ところが、03年型のバキュームバルブは、ピストンの根元近くに四つの穴が開いています。すると、ピストンが上がりその穴が顔を出した段階でのように空気が流れ、膜を引っ張り上げる力が落ちてしまいます。そのため「全開にしても全開にならない」キャブになります。

実物の写真がこれです。左が規制後、右が初期型。赤丸部分が問題の穴です。

君の03エリミを遅くしているのはこの穴だ!


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May., 2004