☆オタうたクラとは
オタクラとは、1995年から2007年7月末まで非常に細々と発行し続けていたメイルマガジンの名称です。
元々は「オタク倶楽部」の略称のつもりでしたが、その後「オタクラ」が正式名称になりました。
最初は、その当時勤めていた会社の社内メールでの配信から始まりましたが(電子メール活用の一環でした)、
そこを退職してからはE−Mailでの配信となりました。
発行頻度は、当初はなぁんと毎日発行していましたが、廃刊しました。
この中では、特に分野を決めうちすることなくいろんな方面で私や投稿者が思ったこと、
旅行記、実験記、各種商品の紹介、たまにはいろんな愚痴や各所で集めた裏話と、
本当に色々と書いていました。3本柱は「紹介(商品/旅行)」「実験/情報」「思想(愚痴を含む)」でした。
しかし、単に思いつきだけで書いているわけではありません。オタクラには基本的発行理念がありました。
それは、
「自らに由りて生きられるようになること」
「価値を正しく理解すること」
「人から『変』と言われてなんぼの人生であることを理解すること」
です。正しい意味での「自由」になること。他人の意見(社会的通俗概念も含む)を
自らのものとして生きるのではなく、常に、万事自分の考えを持って行動できるようになること。
また、他人と違う(もしくは結論的には同じでもそこへ至る過程が異なる)考えを
発想できること=他人とは置き換えが効かない自分であること。他人から「変」と思われる
位の発想が出来なければ価値はありません。
そのための一例として、私や投稿者の判断や思いを紹介するのがオタクラです。
特に、物(事)の価値を正しく理解し、正当な評価が出来るようになることを
重要視しています。最近の世の中はあまりに不当もしくは不適切な価値判断ばかりです。
他人の判断で、即物的な基準で価値を決めるのではなく、自分の判断で、
そこに見いだせるありがたさに対して(少なくとも自分にとって)正当な評価を下し、
価値を見いだすことを目指していました。
オタクラは、上記のような経緯により発刊されましたが、
個人的に「体調が悪い」「仕事が忙しい」「感想がない」などの理由により、
2007年7月末号で休刊、11/5号で復刊しましたが「続刊」の希望がなかっため
廃刊としました。しかし、メイルマガジンとしてのオタクラはなくなっても、
このホームページでの発表は、不定期ながらも細々と続けているつもりです。
2008/5/18から、ウサギを飼い始めたのをきっかけに「うたクラ」に改名しました(^_^;)。
オタうたクラは以下のような方針で編集されています。
- 自分の意見を述べる/見解を述べる。(世間的に)間違っていると言われてでも。
これはまさに上記理由によるものです。
- 営利商品/団体については、基本的に実名で書く。
これは、良い物は良いではっきりお勧めしたいし、悪い物もはっきりさせて
買わないことこそがメーカーへ改良を促す手段と考えるからです。
世の中には寡黙が美徳な場合もありますが、こと消費者が不利益を被る場合ははっきり言うべきです。
ただし、本当にやばい場合は仮名を使っています。
- 基本的には裏付けを取れた話を書くが、緊急性を要する場合は判断を読者に
任せて公表する場合もある。
- 日本語で書けば十分な単語はわざわざ英語では書かない。
たまに、日本語にわかりやすい単語があるのにわざわざ英語で書く人がいるが、
こういうのは知をひけらかしている(で実は単語を知っているだけでその実が理解できていない)
ようにしか見えないので嫌いだから。
勿論、英語の方がわかりやすい場合とかあえて効果をねらった場合は別。
- 出来るだけ平易な言葉で書く。そのために冗長になるのはかまわない。
もっともこれは、私の語彙が少ないという理由もあるんだけど(^_^;)。
- 読者としてマニアは想定しない。
従って、用語等に付いても出来るだけ平易にする
(あえて一般的名称に変えて書くこともある)。
専門用語を使う必要がある時は必ずその説明を入れる。
マニアにとっては当たり前のことでも書く。ただし、過去の記事の内容を読んでいることを前提としている場合はある。
☆このホームページで公開される記事について
本誌ネタには内容的にかなりきわどいものもあり、全てを「そのまま」ここで
公開することは出来ませんでした。従って基本的に、発表されたネタの中から一般に
公開しても(たぶん)差し支えないものを、もしくは差し支えないように(かなり)再編集して
公開しています。また、以下の制約(?)があります。
- 本誌はテキストのみのメイルなので、ここでも(基本的に)そのまま掲示します。
ホームページ掲載のために「体裁」を変えることはしません。
このため、文章は全て行末に改行有りのテキストです。古いネタは1行80桁までになっていますが、
最近のものはもう少し増えています。
- ネタは本誌掲載当時のままなので、内容的に古かったり現状と異なっている場合もあります。
中で書かれている「最近」という表現は、発表時における「最近」です。旅行記
ではその列車などがすでに廃止されている場合や、商品紹介では商品が廃盤、
もしくは価格改定などされている場合があります。ご注意ください。
その事柄について、後にまたふれることがあった場合には、追記の形で再編集される
場合もまれにあります。
- 誤字・脱字については見つけた範囲で修正しましたが、まだそれなりに残っているでしょう。
そういうところは適当に「補完」してください(^_^)。
- ネタは一応分類していますが、適当です。
- 一度掲載された内容も、気まぐれに再編集されることが「結構」あります。
一部に本誌では発表されていないネタもあります(最近増えてます)。
本誌用に書いたけどタイミングを外して掲載できなかったり、
ネタだし順番待ちしていたらいつまでも出せそうにないものだったり(優先順位が低い)、
読者層から考えて本誌で出すネタではないと判断したものだったり、
本誌以外のところで発表されたものだったりします。
上記のような条件はありますが、オタクラの歴史をまとめる上で、
または私のネタ書きの歴史をまとめるという意味でもあえて公開しています。
☆編集長はどんな人?
少しだけプロフィールを。
- 文章を読めばわかるとは思いますが、自他共に認めるところの変なやつです。
- 大阪&京都人です。従って、似非東京方面人に対して妙な対抗意識があります。特に「〜じゃん」が嫌いです。
(注;生粋の江戸人は好きですが、地方出身のくせに東京出身のような顔をしている奴が大嫌いです。
地方なら地方であることを胸を張って言えばいいのに。)
- 「国家」としてのアメリカが大大大嫌いです。
「AmericanJustice」は決して「正義」ではありません。
「アメリカの利益を守る」です。そう言う意味でのアメリカはさげすみはしても
評価するには値しない、お金が全ての俗悪帝国です。
アメリカ人の全てが悪い訳じゃないし、アメリカ製品にも良い物はあるだけに残念です。
- 熱心な仏教徒です(意外?)。
でも、お寺へ行く&お経を唱えればそれで良いと思っている似非仏教徒が大嫌いです。
- 不優秀な自称"プログラムアーティスト"です。
組み込み機器でプログラムを作ってます。
Linux上/Pythonプログラムはほとんど出来ません。
かつてはObjective-CでiOSアプリを作ってましたましたが、もうすっかり忘れてます。
- 「げらげら」大声で笑う連中が大嫌いです。静かなのが好き。
- 眠たくなると猫になります。とういうか基本的に猫な性格です。
☆本当の「オタクラ」創設理由
あれはS社でのこと。ここでは年末にホテルを借りて忘年会をするのが習わし(?)であった。
その場ではいろいろと催しがされるわけだが、その年はクイズがあった。
その中で「スペースシャトルの1号機の名前は?」というのがあった。
他のチームはコロンビアとかチャレンジャーとか書いていたが、私は知っていた。
1号機の名前は「エンタープライズ」であると。
この名前は、もちろんあのスタートレックのエンタープライズ号から来ているのだが、
アメリカではトレッキー(スタートレックファンのこと)が活躍して、
いろいろな乗り物の名前に「エンタープライズ」と付けているそうで、
スペースシャトルもその一例なのである(たしか、空母エンタープライズもそう)。
まあ、宇宙に冒険に出るという意味から言っても、まさにふさわしい名称ではあるが、
このエンタープライズ、実は宇宙には行ってない。旅客機の上に載せて
グライダー飛行テストなどを行った試験機である。
こんなコアな事を知っている人間が他にいたらすごい、と思いながら書いたら、
案の定他には誰も書けず、他の設問でも多くを正解した私のチームが優勝したのであった。
で、そのときは「すごい」と言われたのだが、翌日に会社に行っての評判は正反対であった。
あいつは「オタクである」。
そのとき悟ったのだ。愚か者というものは、何かによって他人にレッテルを貼り
さげすもうとするものだと。最初に言い出したおばはんがまさにそういうことをしそうな
やつだったが(当時パソコン導入に関して非協力的部署に対して私が
少々強硬な手を取ったので、一部から嫌われていた)。
それならば、と開き直ってオタクであることを最前面に出して行動・発言するようになったのは
この時からなのであった。そしてオタクラを発行開始したのもまさにこの時であり、
「馬鹿にする奴らは、オタクラ上で書いて書いて書きまくって、馬鹿に仕返してやる!!」という、
少々陰な思いから創ったのがオタクラなのである。
・・・これが、たぶんこの当時からの読者の方も知らない「オタクラ」創刊の秘密である。