家庭菜園をやっていると様々な芋虫と出会います。栽培している野菜の種類より葉、茎、根を食害する芋虫のほうが種類が多いです。出会った芋虫を紹介します。

①巨大な芋虫から小さな芋虫
②葉を食べる芋虫から茎を食べる芋虫
③白い色の芋虫から黒い色の芋虫

サトイモの葉を食べていた巨大な芋虫(セスジスズメ)

サトイモの葉を食べていた巨大な芋虫(セスジスズメ)

<セスジスズメ>

家庭菜園で里芋の葉を食べていた巨大な芋虫で7月から9月頃に発生します。大きくなると8cmくらいまでなります。


集団でいることはないですが食欲旺盛で1匹でも葉を食べつくすほどです。みつけたら捕殺します。
尾のところに棘のようなものがありますが毒はないので触っても問題ないです。


セスジスズメ

成虫はロケットのような形をした茶色の蛾です。

 

 

トマトに巨大な芋虫(クロメンガタスズメ)

サトイモの葉を食べていた巨大な芋虫(セスジスズメ)

<クロメンガタスズメ>

家庭菜園でトマトの葉を食べていた巨大な芋虫です。トマトの茎の地面に4mmくらいの大きな糞があり発見です。


クロメンガタスズメの若い幼虫で老齢化すると15cmにもなるようです。ナス科の植物を食べます。

クロメンガタスズメは食欲旺盛で1匹でも葉を食べつくすので野菜から見たら害虫なのですが、綺麗なアゲハ蝶になります。

どうするかですね。

 

 

サトイモの葉にびっしりといた小さな芋虫集団(ハスモンヨウトウ)

葉にびっしりといた小さな芋虫集団

<ハスモンヨウトウ>

家庭菜園で里芋の葉にビッシリとついていた小さな芋虫集団で5月から11月頃に発生します。

(1)サトイモ、キャベツなどにビッシリと卵を産み付けてます。

(2)小さな幼虫(写真)は集団で葉の裏側から筋を残して葉を食べます。なので葉は透き通った状態になります。

(3)ちょっと大きくなると白菜などの葉を食べます。

 

 

 

 

ヨウトウ虫に食べられた白菜

(4)成虫になると昼間は葉の裏側、株元の土の中にいて夜になると出てきて葉をたべます。糞があるので何か芋虫がいるのはわかりますが発見は難しいです。

写真は白菜でかなり外葉は取ったのですが食害があります。食害をたどって行くと空洞化した箇所がありさらにたどって行くとヨウトウ虫が出て来ました。

えらいショックでした。

ヨウトウ虫

 

 

 

 

葱の葉に穴をあけて中で食害する芋虫(ハスモンヨウトウ)

家庭菜園で葱が芋虫に食べらた跡

<ハスモンヨウトウ>

家庭菜園で葱が食べられているのが明確な状態です。葱の葉に穴をあけてその中に入って葉を食べる芋虫が芋虫がいます。
ハスモンヨウトウの大きくなった奴です。

写真が食べられた様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

食べられた葱の葉をの中にハスモンヨウトウ

食べられた葉を開いてみると中にハスモンヨウトウがいます。どちらが頭かわかないけどいます。

 

 

 

 

 



ハスモンヨウトウ

 

ハスモンヨウトウです。あまりうごきません。

 

 

 

ブロッコリー、キャベツの葉にいつもいる芋虫(アオムシ)

ブロッコリーの葉に芋虫、青虫

<アオムシ>

家庭菜園でブロッコリーの葉をみるとかならずいる芋虫でアオムシです。モンシロ蝶の幼虫で、4月から6月、9月から11月に発生します。
モンシロ蝶が飛ぶようになったら青虫がいると思って良いです。

写真のように葉に穴をあけて食害します。

食害を受ける野菜は幅広くあります。
ブロッコリー、キャベツ、白菜、カブ、ダイコン、チンゲン菜などで
ブロッコリー、キャベツは多いです。次に白菜かなです。



白菜の葉に芋虫、青虫

写真は白菜の葉を食害するアオムシです。アオムシは白菜の葉と同じ緑色なので見つけにくいです。

昼間の暖かい日に食害をします。寒い日とかは見当たりません。

 

ブロッコリーの葉にいる芋虫(タマナギンウワバ)

ブロッコリーの葉にいる芋虫(タマナギンウワバ)

<タマナギンウワバ>

家庭菜園でブロッコリーの葉にいます。白菜、キャベツにもいるように調べるとなっていますがブロッコリーにだけ我が菜園では発生しています。
白菜、キャベツも同時に栽培しています。

葉を食害して穴をあけます。動作はシャク取り虫のような動きをします。アオムシと同じ時期に発生します。

 

ブロッコリーの葉にいる芋虫(ウリキンウワバ)

ブロッコリーの葉にいる芋虫(ウリキンウワバ)

<ウリキンウワバ>

家庭菜園でブロッコリー、キャベツの葉にいます。

下のほうの地面に近い葉の裏側にいます。葉で自分の体を隠すようにいます。

ほとんど動かいないで葉にくっついている感じです。下葉に穴が空いていたり、葉の中心の筋が食害で葉が二つに折れたようになることもあります。

茄子の枝が折れるようになる芋虫(シンクイムシ)

家庭菜園で茄子の枝が途中から萎れています。

<シンクイムシ>

家庭菜園で茄子の枝が途中から萎れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茄子枝が萎れは始めた箇所に茶色の粉が噴出

枝をよく見ると萎れは始めた箇所に茶色の粉が噴出しています。

 

 

 

 

 

 

しんくい虫

茶色の粉が出ている箇所を割ってみるとその箇所は空洞で白い小さな芋虫がいました。シンクイムシです。
このシンクイムシは唐辛子、しし唐、トマトも同じように食害します。オクラも栽培が終わる頃の先端のほうで同じように食害します。

 

 

 

大根の芯を食べていた芋虫(ダイコンシンクイムシ)

大根の芯を食べていた芋虫(シンクイムシ)

<ダイコンシンクイムシ>

家庭菜園で大根の芯を食べていた芋虫でシンクイムシです。
芯のところから食害するので発見がむずかしく、発見した時は大根の葉は食べられません。
卵の産み付けを点々とするので1本にいたら他もいると思ったほうが良いです。

しんくい虫はたくさん種類があり、写真はダイコンシンクイムシです。

大根の葉を食べていた芋虫(クロムシ)

大根の葉を食べていた芋虫(クロムシ)

<クロムシ>

家庭菜園で大根の葉芯を食べていた芋虫でクロムシです。

ダイコン、コマツナ、カブ、菜の花、アスパラナが被害にあいました。捕まえようとするとポロリと丸まって地面に落ちってしまって捕獲しにくい芋虫です。
またたくさん発生します。

唐辛子の葉を丸めて中にいた芋虫(ワタノメイガ)

唐辛子の葉を丸めて中にいた芋虫(ワタノメイガ)

<ワタノメイガ>

家庭菜園で唐辛子の葉を丸めて中を見ると芋虫がいました。ワタノメイガです。

しし唐も同じ被害にあいました。被害はそれほど大きくはならないですが見つけたら葉毎とって捕殺します。




 


ワタノメイガ

 

 

畑を耕すとでてくる白い芋虫(コガネ虫)

<コガネムシ>

家庭菜園で畑を耕すと白い芋虫がでてきます。コガネ虫の幼虫です。
野菜の根を食害します。

 

 

 

 

コガネ虫の幼虫です。野菜の根を食害するのでネキリムシになりますが「カブラガヤの幼虫がネキリムシ」と呼ばれており被害も大きいです。

春栽培で注意(タネバエ)

<タネバエ>
タネバエの発育は15から20°Cの範囲で、暑さには弱い害虫で夏場は活動を休止するため、成虫数や産卵数は激減します。」
発生するのは桜が咲くちょっと前が要注意です。
収穫時期がまだ先なら薬(オルトラン粒剤など)で防止することを進めます。
また、未熟な有機質を混ぜてあると発生すること多いそうです。
私の菜園では野菜の残滓はすべて畑に戻していますなので要注意に該当します。

野菜苗を根本から食いちぎる芋虫(ネキリムシ)

<ネキリムシ>

白菜の苗、玉ねぎの苗など小さい時に根本から食いちぎる芋虫がいます。カブラガヤの幼虫でネキリムシです。

手持ち写真がないのであとでいれます。

私の芋虫対策

私はなるべく農薬を使いたくないですが、種を蒔いたあとの発芽した頃、苗を植え付けた後などに芋虫被害にあうと野菜栽培になりません。
野菜の初期段階で被害をさけるため、農薬を使用しています。
①オルトラン粒剤:発芽したら芽の近くにまきます。薬が野菜にきいている時に野菜を食べると芋虫はいなくなります。
②デナポン粒剤:根本に蒔いておくと粒剤に誘因されて芋虫が粒剤食べると芋虫はいなくなります。

子供が風を引いたらひどくならないうちに薬で治すのと同じです。