(囲炉裏村オフ)”北山を歩く”・皆子山


 安曇川を挟んで比良山地と対峙する京都北山の山々。その東端、滋賀県との府県境に京都府の最高峰、標高971.5mの皆子山があります。今回私はこの北山オフ(第4回目)に参加してきました。

大津市立 葛川森林キャンプ村
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回参加された総勢23名中11名が前日よりキャンプ地を大津市立葛川森林キャンプ村に泊り、生憎の豪雨と風にも拘わらず夜遅くまで宴会を繰り広げ、さすが囲炉裏アンの本領発揮と相成る。

ログハウス風バンガロー
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ただ、この素晴らしい森林キャンプ村には雨天キャンプ施設が野外に屋根付きで設営されているので、こういった悪条件でも楽しく過ごす事ができ、すっかりこの場所を気に入りました。そして当初テント2張り用意していたにも拘わらず、この悪天候に怖じ気付いた軟弱隊の強い要望で6名がバンガローに変更し、残るこだわり派5名が豪雨のテント泊となり、私は勿論軟弱派で快適な睡眠ができました〜。 \(^O^)/
が、テント泊の連中もキャンプ場設営の常設テントでしたので、共に快適と申していました・・・。ほんとかな〜?

雨天でも使用できる屋根付き大型炊飯場
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は雨もすっかり上がり、当日参加の別部隊12名と9時30分に坂下バス亭で集合し、太陽が燦燦と降り注ぐ中、新緑を嗅ぎながら増水した沢登の「さわり」を体験する事が出来、一同満足した一日になったのであります。 

【山  名】 皆子山(971m)
【地  域】 京都 北山
【日  時】 1998年05月17日
【メンバー】 (囲炉裏村の仲間)総勢23名
【コ ー ス】 坂下〜足尾谷(芦火谷)〜ツボクリ谷〜皆子山〜寺谷〜平
【天  気】 曇りのち晴


皆子山登山コースは3通りあり、足尾谷より登る。丁度我々と集合した時間と同じ時間帯に別の団体さんがあり、中高年混成部隊が我々より一歩前に位置した。これがまたはた迷惑なノロノロ行進の為、中々スムーズに進んでくれない。

水量の増した木橋を渡る

昨日に降った豪雨で水位が増し、沢にジャブジャブ入らなくては渡れない個所が随所に出来る。そのたんびロープを渡しながらご丁寧にもおばさん連中をサポートするではないか。

成る程、沢だけに慎重になるのも分かるが、何も完全に水に濡れないようサポートするのもやりすぎだ。却って危険な面がある。
増水した水に石の渡り廊下を”牛若丸”みたいに飛び移っていくのを手を貸し指導しているようだ。ヌルヌルとした岩肌ほど滑りやすいものはない。水に入る事も教えた方が良い。

沢沿いのコースを登って行く
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勿論すべてではないが、少々水に濡れたって安全に渡る方が大事。我々も最初がそうであったが、一度水に入るともう子供みたいにジャブジャブと水の中を渡り始める。ここでは登山靴の真価が問われる。
軽登山靴だと水が入り易い。たとえゴアテック製といえ水に入れば皆同じ。さすが入らないのが重登山靴。足首以上の深さなればそれも無理だが、一瞬の水だとズボンが登山靴を覆っていれは、完全には入らない。少々靴下に水が吸う程度。
私はこれだ!<(`-´)> エヘン
でも本当は軽登山靴にしょうかな〜と迷ったが、今回は大成功。沢歩きを知った者は長い目のスパッツを着用していた。が、私は忘れた。(^^ゞポリポリ

新緑に包まれた小滝
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素晴らしい滝やら沢歩きに満足しながらも、途中でこのおばさん部隊が道を譲ってくれたが、時間ロスが大きくとうとう山頂まで一度の休憩もなしに登りつめる。帰りのバスの時間があるからである。約2時間40分。とにかく暑かった!後半の直登には些か参った。この日の京都の気温が32度を超えたと知る由もない。

山頂も大勢の人達でいっぱい。やはり人気のある山は仕方がないやろな〜。

皆子山山頂。971.5mの表示


約1時間のランチタイムで寺谷コースを下る事にする。当初の計画だと皆子谷コースであったが、バスの時間があったので最短コースに変える。

山頂から少し下ったササ原から見える比良・蓬莱山が真正面に雄大に迫り、南の肩から細長く延びる琵琶湖と、琵琶湖大橋が覗く。そして東に延びる武奈ガ岳に至る比良の山並みが見える。

正面に蓬莱山。左に武奈ガ岳の山並みが続く


この寺谷コースも規模こそ小さいが、小滝の連続する美しい谷だ。半壊した小屋を過ぎると沢の連続で、下りの沢は登るより注意を要する。我々の仲間にも滑って足を痛めた者、必要以上な踏ん張りで突然の”コムラガエリ”にヒイヒイする者が現われる。
幸い大した事もなく、無事最後の木橋を通過。その橋下で寺谷の美しい清流に手を浸し、顔を洗う。いや〜気持ち良い〜!!
後は平バス停迄の川沿いコースをゆっくりと歩いたのである。

この後、打上げ組はバスで一路「堅田温泉・びわ湖タワー」にて温泉と食事に、それに参加出来ず先に帰る組は、前日から乗ってきた乗用車で帰宅となる。

実はこの後、帰宅組4名を乗せて大阪に帰る湖西高速道路の運転途中、どうも左足がヌルヌル気持ち悪く、生憎トンネル内に入ったので手に付いた色の判別が解りづらく、トンネルを出てビックリ仰天!な、なんと手に真っ赤になった血がベットリ。
あっ!蛭にやられたとすぐ分かったが、血がなかなか止まらない。渋滞していたので路肩に停めるほどでもないから、目は正面を見ながら安全運転を心掛けるも、まだ居る蛭の所在が気になる。渋滞で停まった隙に足元を見ると、血をたらふく吸い込んだ丸く肥大した蛭がゴロリ!こんちくしょう〜!蛭を潰すとまた血がベットリ付くから、致し方なく紙に包んでゴミ入れに放り込む。
今日は午前中左手首をやられたし、帰りまでお土産頂くとは思っても
いなかった。ご親切に〜。(;_;)トホホ
名神高速桂SAで、真っ赤に染まった左足を流したのは云うまでもないが、血を流している時隣の兄ちゃんが怪訝な顔していたな〜(^^;)


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