「倶留尊山」に行ってきました。

二本ボソより倶留尊山を望む
後ろに見えるは尼ヶ岳(伊賀富士)


先日の日曜日、天気が良かったので急遽車で倶留尊山に出かけて来ました。
途中ちょっとしたコース不明による冒険などあり、結局往復コースになりましたが、充実した1日でした。


【日 時】1997年05月25日(日)
【山 名】倶留尊山 (1037.6m)
【山 域】赤目・曽爾高原
【天 候】晴れ
【 メンバー】単独
【ルート】自宅8:15→曽爾高原10:15→亀山峠10:55→二本ボソ11:20→倶留尊山11:55→二本ボソ14:50→曽爾高原15:55→自宅18.55


相変わらずの天理IC渋滞5キロによる時間ロスはリカバリー出来ず、曽爾高原には10時過ぎとなった。でもスタート時間が遅いだけに、しゃーないわ!
そのぶん天気も良いから満足満足、とイササカのんびりモードであった。

曽爾高原有料駐車場のおばちゃんに、「今日は倶留尊山から「十の場峠」を巻いてここに戻ってくるには、下のバス停に車置いた方が帰りここまで登らなくても良いしなぁ」と話し掛けながらニコ〜とすると、なんと
「あんた〜、車ここに置いとき!タダにしたるさかい!」と云ってくれたのだ。ラッキー〜〜 V(^O^)V 

曽爾高原の素晴らしい景観は、さすが近畿でも屈指の景勝地。前にはすり鉢状に広がる新緑に包まれたおかめ池、その目の前に大きく立ちはだかる亀山・二本ボソの山並み。



後ろには鎧岳・兜岳のなどの大パノラマは、壮観そのものである。
そして、何処の中学校か高校か分からないが(多分言葉からすると、中京地区か?)国立曽爾少年自然の家に来ている大勢の生徒達が、朝の散策を楽しんでいた。
勿論、目の前を通った可愛い女子生徒のグループに、写真をお願いしたのは当然の事である。(^-^)



亀山峠までゆっくりとしたペースで、春山の香りを満喫しながら登る。ワラビ、ゼンマイなど結構沢山の芽を出していた。
二本ボソ山(鰯の口)の手前の小屋で、なんと入山料(500円)徴収されたのだ。(これで駐車料を浮かした分此処で相殺か〜)


二本ボソ山の絶壁に立てば眼下に池の平湿原が広がり、垂直に落ち込んだ岩肌を覗くとちょっぴり恐怖感がある。



倶留尊山は目の前にニョッキと突き出ており、二本ボソ山を少し下って登ることになる。
幸い風がきつく汗ばむ事が少なかった。

途中奇麗な花が咲き乱れていたが、残念ながら分からない(どうも花の名前を覚えるのが苦手なのだ)。

倶留尊山頂上に着いた時点では誰もいなくて、取り敢えず自動シャッターで登頂記念を撮る。
時間も丁度12時で、ラーメン・幕の内弁当・ビールで祝杯を上げる。




そうこうする内、大勢の(10名位)中年ハイカーが登頂してきたので、いっぺんに賑やかになった事は言うまでも無い。
私は一番見晴らしの良い場所を占領していたが、その隣にやはり単独で来られた名古屋の方(60才くらいのベテラン男性)と、前に広がる眺望を肴に楽しい会話を楽しむ。
前に三峰山・学能堂山・大洞山・尼ヶ岳そして遠くに局ヶ岳が! 午後より切戸からケヤキ谷に下り、十の場峠を左に折れ、二本ボソを巻く様なルートで曽爾高原バス停に行くつもりであった。

二本ボソ小屋のおっちゃんに下調べのつもりで聞いていたが、
「わたしゃ〜十の場峠から行った事ない」と云われていたが、同じコースを戻るのも面白くないから、当初の予定通りで行動。

20分くらいケヤキ谷を下ったつもりが、何故かなかなか十の場峠に着きそうにない。このまま行けば伊賀見に行ってしまうのではないか、とイササカ不安がよぎる。誰も歩いてないし、地図を読んでも地形を見てもどんどん下っていくので、取り敢えず戻る事にした。

少し戻ると小さな作業小屋があり、その横に僅かながらの道が付いている。
騙されたつもりで、登ってみた。だんだん心細くなってくる。小さな沢を遡行するのだ。
もし強行しても出来ない事はないが(?)、やっぱ単独だし、万が一トラブルとヤバイと思いが強くなったので引き返した次第である。

後に確認したが名も無き沢で、深追いしなくてよかった!
無理は禁物だ!
このロスタイムは1時間20分であった。後は、朝来た同じコースで戻ってきました〜。(^-^)

以上楽しくもあり、ちょっとした冒険もあった充実した山行でした。


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