六甲全山縦走 (2回目の体験記録)・・・・・・・・・ part1


今年も昨年に引き続いて、2年連続の六甲全山縦走大会に参加致しました。

以下、その時の体験と感想をまとめてみようと思ったのは、これらを練習期間から当日のサポートまでして頂いた囲炉裏の仲間達や、大勢の村民の皆様に少しでも感謝の気持ちを伝える為、また自分の記録としても残したかったからです。
ここに改めて、御礼と感謝を申し上げます。 m(__)m


賞状(B5サイズ) /盾(タテ12×ヨコ7センチ)


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【山 名】六甲全山縦走コース(須磨浦公園−宝塚間。六甲山最高峰ほか)

【山 域】六甲山地

【年月日】1997年11月9日(日)


【天 候】晴れ

【全距離数】
56キロ

【 参加定員数】約 2,000名 (安全、円滑な運営の為人数を制限)

【縦走隊11名】 伊能、玄米、丹、りかあ、ナブラ、ぶん、森の音、 HiO、KEN、PANCHO、あめのうお

【サポート隊2名】 山のぼる、堀江 百太郎


【応援団】 犬くん、kemさん、薫、ベリさん、ほんたび、めぐ (以上敬称略)

残念ながら縦走参加予定のベリさん、kemさん、TENさん、は風邪や急な発熱のために縦走参加を見合わせました。


【コース】須磨浦公園−旗振山−横尾山−高取山−菊水山−鍋蓋山−市ヶ原−摩耶山−凌雲台−六甲山最高峰−大平山−塩尾寺−宝塚


【チェックポイント受付時間】

チェックポイント 受付時間 我々の通過タイム
須磨浦公園 5:00〜6:45 5:17
妙法寺(小学校) 6:30〜 8:00
大龍寺 10:00〜13:40 11:43
ゴルフ場 13:00〜17:00※ 15:10
東六甲分岐点 14:00〜18:30 16:50
宝塚ゴール 16:30〜22:40 19:39ゴール

※ ライト点検実施

【我々のタイム】14時間39分

大会より2ヶ月前より、練習登山の回数は延べ3回
1回目:10キロ
2回目:20キロ
3回目
:40キロ

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大会の前夜祭

昨年同様、須磨浦公園にテントを張り、翌日のスタート時間が早いので(5時スタート)ここで仮眠を取るのである。
と言っても、ワイワイ楽しみながらのいつもの様に宴会に早変わり。
今年は我々テントの隣に、姫路から参加予定の青年と共々、時の経つのを忘れる位飲んだりお喋りしたりで、ともかく大騒ぎ!但し11時で切り上げる。
これもひとえにサポート隊に廻って頂いた山のぼるさん、堀江百太郎さん(お二人は昨年完走組)がテントや食料の準備などして頂いたり、更にまた応援団からも差し入れやテントも持参して頂いたお陰であると本当に感謝感謝です〜。 m(__)m

やはり楽しく縦走に参加出来るのも、こうした影の功労者なくして語れないと思います。

スタートの様子

今年も早朝4時30分に並んだ。が、な、何と昨年より先頭よりず〜と後方、観光バス組がドンと先頭組に並んでしまった為に、我々が中間より後方組になってしまったのである。これが後まで影響を及ぼし、昨年より1時間も遅れた要因になったが・・・。
真っ暗闇の中、約2,000名の群集が静かに待つ雰囲気は一種独特なものがある。
各々頭にヘッドライトを付け、黙々パンを食う者、起きているのか寝ているのかじっと動かぬ者、さまざまである。

5時になり、ザワザワとしだすが一向に進まない。何せ一人一人が受け付けで判子を押してもらいながら進むのだから、我々の番まで約20分も掛かった。やれやれだ!

スタート地点で全員無事完走できるよう記念撮影を撮る。今年は風邪で残念する者3名おり、此れ迄一緒に訓練を繰り返し練習してきたのに、さぞかし無念であろう〜。彼らの分まで頑張らねば!!





第一チェックポイント妙法寺(小学校)まで

須磨浦公園より狭い山道をヘッドランプを頼りに数珠繋ぎの集団が鉢伏山上に着く頃、段々と空が薄明かりに彩られ、眼下に広がる
海が一面輝きを増し、素晴らしいご来光の祝福に思わず感動の声があちらこちらに聞こえる。
何とも言えぬ自然の喜びに浸りながら、一同今日一日の完走の手応えを感じながら記念撮影をする。我ら完走が目的なので此れくらいのロスタイムは問題外。またこの大会の運営も「走り屋さん」は堅く禁止されている。
次々と素晴らしい山の展開に一同疲れもなく、益々快調だ。

須磨アルプス通過の時、あまりにも素晴らしい景観が見られたが、残念ながら写真機をザックに入れたままなので取り出す事が出来ず、また後ろから大勢の集団に押されてシャッタチャンスができず。


← (こんな事もあろうと思い、練習時に写した写真をここに掲載。)


妙法寺(小学校)まで
10,2キロここの我々のチェックタイムは丁度8時。
ここで軽い朝食やトイレを済ませたが、何せスタート前に飯を食い、またここでもパンやバナナを食ったものだから、果たして摩耶山まで食べ物が残っているものか些か不安がよぎる。
我ながら痩せの大飯食らいに呆れる。
(^ ^ゞ ポリポリ

大龍寺まで

妙法寺を過ぎると次なる山は高取山。320mの山だが高度差270mの登りが続く。山の山頂には高取神社があり、2年前までこの六甲全山縦走タイムトライアルが兵庫労山主催で行われていた。が、毎年一般ハイカーや参拝者と接触事故が発生しており、とうとう業を煮やした高取神社側がここの通行を禁止し、昨年より中止されたという謂われ付きの場所である。
因みにこの時の記録表を見れば、大会新記録は第8回目の4時間13分と記録されている。
何と云うか、マラソンタイムと変らない。(◎_◎) ビックリ
こんなスピードで狭い参道を走ったなら、接触事故も当然や!!

そうこう思いながら我々はマイペースを崩さず。やはり一般ハイカーや参拝者もチラホラ見られ、その人達から見れば何事か?と思うであろう〜?

しかし、この神社付近のお店の人達は我々の走らない縦走隊には極めて友好的で、所々から「頑張ってくださ〜い」と声を掛けられたり、またバナナや弁当も売っており、丁度途中の補給ポイントとしては具合が良い。

ここより鵯越駅まで登りの住宅街が続き、アスファルトが結構足に疲労感を蓄積する。
やっとの思いで鵯越駅に着けば、皆食料補給や腹ごしらえしている者が大勢座り込んでいる。(この写真は練習の時です。)→

まぁ〜ここまで来れば、全体の1/3。我ら「囲炉裏縦走隊」も11名が何とか揃っている。
でも、ここからが各自のペースが変ってくるので、多分早い組と遅い組に分かれるだろう〜・・・・。

さあ〜いよいよ第一の難所、急坂の菊水山が目の前だ!
高度差350mの登りに突入。練習の時はバテバテになっていたが、今日は登り全てが渋滞のまま続くので、バテはしないが自分のペース配分が出来ない。それが却って疲れるし時間が掛かり過ぎる。
これは後に尾をひくぞ〜!

菊水山頂10時25分。何と妙法寺から2時間30分掛かっている。伊能隊長の焦りがみられる?このままだと昨年より到着が大幅に遅れそうだ。しかし8回の縦走経験を持つ余裕なのか、決して急がすような素振りは微塵も見せず。全く信頼のおける隊長だ!

菊水山が終わり、200m下るとすぐまた230mの登りの鍋蓋。いやはや足の疲労感が溜まる一方だ!
ここを下れば
第二のチェックポイントの大龍寺。ここで昨年食い損ねた豚汁を食べる。
いやいや〜旨かった〜!満足、満足!!(^-^)
時計は11時43分を指していた。


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