9月13日(日)と14日(月) 新潟へ

 帰りのフェリーは10時半。出発までまだまだ時間があったので、小樽倉庫まで車を走ら
せた。一週間前、ここに着いたときと同様ほとんど歩 いている人もいなかった。

 車を停めて、小説の舞台にもなったという”海猫屋”の前で記念撮影。 明治39年の倉庫
を利用した喫茶店でいい雰囲気だったが、11時開店と いうことで入り口だけ見てきた。

海猫屋写真

 ぶらぶらしているうちに、物産店の運河プラザが開店したので立ち寄 る。屋根が赤い瓦
と鯱で、ここの建物だけ沖縄のようでしたがどうして なのでしょう?2人で首をかしげなが
ら、とうきびチョコをお土産に買 って出た。
運河プラザ写真

 夕べ買いそびれた小樽ビールを目指してお店に向かう。10時開店と見 込んでいたけれ
ど、11開店と分かってがっかり。そのとき、従業員が出 勤してきた。そこですかさず
”今日10時30分発のフェリーで、新潟に帰らなければいけないので なんとかビールを譲
っていただけませんか”
と懇願したけれど
”ごめんなさい。売る当日に瓶詰めしているので。。。”
残念なことに、今回は買うことが出来なかった。通信販売もしてい ないということだったの
で、次回までのお楽しみになってしまった。

 10時30分、定刻通りに北海道を出発した。行きと同じフェリーと いうこともあって、もの珍
しいことはなかったけれど、船旅はなぜか旅 情たっぷり浸らせてもらう。それからはゲーム
をしたり、映画をみ たり、雑誌をみたり、うとうとしたりして時間をすごしていた。

 どの辺を通っていたときだったか忘れてしまったが、
”きれいな夕日がご覧いただけます”
と船内アナウンスが入った。脇の甲板に出てみると、今にも海に落ちて いきそうな真っ赤
な太陽が正面に見えた。あわててビデオカメラをまわした。
”夕日が海に落ちる瞬間に、ジュッ。というんだよ。”
なんて笑い話をしながら、夕日に見とれていた。そう言えば、標津では 朝日が昇るところ
を見て感動し、日本海で夕日が落ちるところを見て、 またまた感動していた。

夕日写真

 翌朝5時30分、眠い目をこすりながら新潟に下船。これで旅が終わ った気分だったけれ
ど、これから帰らなければならなかった。関越に入 って途中のサービスエリアで朝食をと
った。翌日までお休みなので、ゆ っくり交代で運転しながら埼玉に向かった。
 
 今年は北海道にしたから、 来年は南で沖縄かな〜?なんて行きのフェリーなどで話して
いたけれど、 やり残してきたこと、買いそびれたものがあまりにも多くて、帰りの車 中では
来年も北海道に行くと決まってしまった。。。だから北海道に毎 年訪れる人が多いのでしょ
うね。大きいというか、でっかくて厳しい大地に生活している方たちは、本州の人よりどこか
頼もしくてやさしい印象を持 った。あんなに観光客を親切に受け入れてくれるところはない
し。野性動物の心配とは別世界のところで育ってきた私にとって”熊 注意”はやっぱり強烈
だった。
                         RV車絵
                                                     --- おわり ---
 

                      
 

indexhomeback