さわやかな気分で335号線を走り、標津に向かった。

　今夜の宿泊予定の標津町ポー川史跡自然公園キャンプ場を通り過ぎ、標津の町に入る。
以前、知床に訪れた知人から”行ってみるといいかも”と教えていただいた標津サーモンパ
ークに向かう。

　受け付けを入ってすぐのところで、夫婦では初めての”プリクラ”を撮ってしまう（＾＾；サー
モンパークオリジナル。天井までの大きな水槽に、シロザケ・サクラマス・カラフトマスなど
が一定方向で回遊していた。この迫力は必見！。向かいの小さな水槽にはクリオネが、
あまり元気がなかったものの、ヒレのようなものを前後に動かし、プヨプヨしていた。本当に
小さくてあまりにもかわいいので、じっと見入ってしまった。

　ここでは、標津川の流れを引き込み、鮭の遡上が断面で見ることができる。２階には、世
界のサケの展示や、昔のサケ漁の様子、いくらの作り方、サケの一生などを紹介していた。
塔の展望室にエレベーターで登ると、標津一帯が一望できる。皆さんさんも、知床にいらし
たときはここへ是非寄ってくださいね。

　夕方５時になって、食料を少し買いたしキャンプ場に戻る。。。あれ？キャンプ場の様子が
おかしい。えぇ〜！！８月いっぱいで閉鎖になっていた。手元のガイドブックにはあら（＾＾；
７月１日から８月３１日までと書いてある。。。２人の手落ちで他のキャンプ場に向かった。

　標津を通り過ぎ、野付湾に面した尾岱沼（おだいとう）青少年旅行村にたどり着く。ロケー
ションは抜群で海が目の前に広がる気持ちの良いところだった。海からの強風に見まわれ
なければ、結構快適。地元の学校の行事で使われそうな感じもしたけれど、この日は数え
るほどの利用者しかいなく、静かな夜だった。ソロのバイクのキャンパーが多かった。
　　　　　　　　　

　タープの下にテントを張り、食事はそばの風避け付きバーベキュー炉で済ませることにし
た。コウメイさんは朝釣ったマスをさばいている。しばらくすると、一匹痩せぎみのキタキツ
ネが寄ってきた。魚のにおいに誘われたのでしょう。じっとコウメイさんを見上げてる。エキ
ノコックスのこともあって、しっし。と追い払っても、気が付くとそばに戻ってくる。。。

　今夜もマスと野菜の蒸し焼きとお味噌汁ご飯で済ませた。うしろのグループは、地元の漁
師さんたちと海でサケ漁をしてきたらしい。テンションがあがりカラオケまで始まってしまって
大騒ぎだった。もう22時過ぎているのに。。。

　明日は忠類川でチャレンジ。天気はまあまあ大丈夫そう！期待を胸にシュラフに入る。隣
では死んだように寝りについてしまった。息してるのかなぁ？と口に手をかざしてしまう。ん？
吐く息が出てこない。あれ〜？？しかし、今夜は蒸すなぁ。。。いつのまにか、私も夢のなか〜。