000227.日曜日
なんとリアル・プレイヤーによる動画レポートも。つくいさんのレポートも秀逸だぞ。こちらは「一人の参加版元の立場から見た今回の横丁について書いて」と依頼して書いてもらったもの。期待以上のすばらしいレポートがあがってきた。これからの電子出版を考えるために、はずすことのできないテクストだぜ。
000225.金曜日
【マックパワー、川崎さんの記事】
今月の「モノのアンソロジー」は、『電子ブックのプロトタイプ実験から』と題して、ドリームデザイナー流の電子ブック装置のスケッチが掲載されております。その記事を読んだとき、わたしは夏のある日、電子本の神様から電波で届けられたとある啓示を思い出しました。
…今度、アスキーからワンダースワンで動く T-Time のビューワーが出るんだよ…。…もうプロトタイプが出来ていて、それ川崎和男がデザインしてるんだな…。
…神様、それはやっぱりギザギザが入っているのでしょうか?
…ギザギザ?…ああ、あったあった、確かにギザギザがあった(笑)。もうすぐアスキーがバンダイにプレゼンに行くらしいぞ…。
わたしはそのとき、ドリームデザイナーのデザインだと、バンダイが承知しても、デザイン代が高すぎて実現しないのではないかと危惧したのを思い出しました。いずれにせよ、夢の話でございます。しかし、マックパワーに掲載されているデザインには、たしかにギザギザがあるんですよ…。
あと、青空文庫のことも記事の中に出てくるんだけど、ここも青空文庫の歴史を知っている者にはなかなか面 白いことが書かれている。なるほど、あの財団の融資を紹介したのはドリームデザイナーだったのか…。
000222.火曜日
それだけなら、もはや「よくある話」の感がありますが、今回はなんと、富田さんの顔写 真入り! しかもサワヤカな笑顔(^_^) うれしいことに、ウェブでも拝見できます。
みずたまりにも、さっそくたくさんの来訪者が来ていますね。
【ダウンロードサイトの是非の是非】
問うているのは「メディアレスパッケージの ダウンロード方法に関する是非」じゃあ、と再度指摘がありました…。そのつもりで書いたんだけど、書いてなかったかも(^^;)
とりあえずメールアドレスと名称の入力チェックはやめてみますね。
000220.日曜日
【第4回図書館情報学研究会・第6回京大図書館職員勉強会】
…なるものにゲストで招かれて、昨日は京都まででかけてきました。図書館員のみなさんに、電子出版の過去・現在・未来を語る…というのがぼくの役割だったのですが、あまり興味を持ってもらえなかったようです。学術書こそが、危機に貧しているというのに。電子ジャーナルのような高尚なものを出しているわけではないから、本質的に無関係と受け止められたのかな。いやはや。
【ダウンロードサイトの是非】
名前とメールアドレスの入力が必須なのは、書籍を購入することの匿名性が阻害されているので抵抗感がある…という意見を頂戴しました。なるほどそれもひとつの正論ですねぇ。その理論で行くと、オンラインの通 販は全滅になるわけで(^^;) 、なかなか難しいところではあります。
メールアドレスと名称の項目の入力チェックをはずすのは簡単なことですが、どうなんだろう。少し悩んでいます。
000218.金曜日
【横丁、明日が最終日】
マックワールドエキスポも、いよいよ明日が最終日。こうして大阪にいても、横丁のことが気になって仕方がない。応援に出張しているポシブル堂店長の田辺さんに電話してみる。
「『ロスト・コンテンツ』を指名買いしていった人がいらっしゃったようですよ」
おお、なんてうれしいこと! ありがとうございます。ダウンロードサイトも準備完了してお待ちしております。どうぞご笑覧ください。
000217.木曜日
1パック100円で、中には4コマまんが約20話分が入っている。 なるほど〜、4コマまんがだったら、基本的にコマのカタチが決まっているから、1画面 1コマでばっちり対応できるってわけ。『ぼのぼの』とかね。
000214.月曜日
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000206.日曜日
2月に入ったことだし、巻頭言をはずして、かわりにメーリングリストの参加申込用フォームを公開しました。これまでは参加希望者は僕のところにメールを送って参加方法を知らせてもらい、自分で登録する必要がありましたが、これからはフォームに書き込んで送信するだけで、自動的に登録が完了します。前よりも気軽に参加できるようになるんじゃないかな。
(でも、登録作業はやっぱり事務局〜わし〜が手作業でやるのだった(^^;) )
000205.土曜日
三日の夜に徹夜しちゃって、それから眠いのなんのって。というのは、黒崎義久さんの最新作『印刷新世紀宣言・完結編』を読んでいたら、つい読み終わるまで眠れなくなっちゃって。いわゆる“本を置かずに読み終えました”ってやつ。さて、以下はポシブルブック倶楽部のメーリングリストにポストしたメッセージから。
いままで分かっているようで分かっていなかったことが、最近になってようやく分かりました。黒崎さんが唱えられているのは「印刷会社・印刷人」のことで、それは「出版社・出版人」とはまったく違っているということ。みなさん、両者はまったく違うのです!
ひつじ書房の松本さんやいろんな出版人との出逢いの中で、出版人とはいかなることを考えているかも勉強することができました。そのおかげでようやく「違う」ということが分かったのです。なにしろぼくは印刷会社の人間ですから。
印刷会社の人間が、電子出版の世界を趣味や余裕の延長でやっているとはどういうことかと黒崎さんは思われたことでしょうね。黒崎さんには何度も「君がやることをやらんか!」と発破をかけられてきましたが、いまになってようやくその言葉の意味が理解できたような気がします。
出版人の中に松本さんのような『ルネッサンスパブリッシャー宣言』をなさる方がいるように、印刷人には黒崎さんという『印刷新世紀宣言』をなさる人がいらっしゃる。電子出版の世界に、果 たして彼らに匹敵するだけのことを高らかに唱えられる人はいるのでしょうか。宣言を現実に塗り替えていく人はいるのでしょうか。
「世界を変えるために自分が変わらなくちゃ」と歌ったボ・ガンボスのどんとが亡くなったそうです。『印刷新世紀宣言・完結編』を読んだぼくは、変わらざるを得ません。あなたも変わりませんか?
『印刷新世紀宣言・完結編』はポシブル堂で好評発売中。エキスパンドブック横丁ではあっと言う間に売れてしまうだろうから、今のうちに注文した方がいいですよ。
000203.木曜日
【@nifty ボイジャー・インフォメーション&サロンが移転】
SMSS のクロージングにともない、2月からボイジャー・インフォメーション&サロンが SMVS に移転することになりました。最近巡回してないニフティ会員の人は注意してくださいね。
【T-Time ver.2.0.5 公開延期】
VOYAGER ニュース VOL.37 で、正式に延期が告知されました。1月初旬には…ということだったのが、2月に入ってしまったので、これはマズいなぁと思っていたところでした。公開日は未定。
どうせだからボイジャーさんには年度末までに片づけなければならない仕事を優先していただいて、4月のブックフェアに間に合うように完成させていただくのがよろしいかと。
000201.火曜日
【いま kuramono.com が元気いい】
若者向けのポップなブンガクのありかたを模索している Hi-Fiブンガク集団 kuramono。主宰の大山達人くん自身、京都の現役大学生だ。おかしな TTZ 作品もバシバシ公開されてるし、文学をポップにしたいっていう考え方が面 白い。毎日更新してるから、見逃せないぞ。