さんま大先生が行く

#4:神奈川県清川村立宮ヶ瀬(みやがせ)小学校

2003/12/21

宮ヶ瀬小へ 授業 ジャンボクリスマスツリー ツリー点灯

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背景:「羽根パステル」 / Copyright(C) 木漏れ日の素材場
BGM:「未来のドア」 / Copyright(C) Super Crimzon

宮ヶ瀬小学校

宮ヶ瀬小の生徒たち
1年、ふみか
2年、えいいち、りゅうと、かずき
3年、こうた、かずき
5年、かなこ

4校目の訪問先は、神奈川県唯一の村である清川村の宮ヶ瀬小学校です。
20年前、この村にダムができて小学校は湖の底に沈んでしまったそうです。
現在、湖のほとりに新しい学校が建てられています。生徒数は7名。
この村には大きなもみの木があって、巨大なクリスマスツリーになるみたいです。

宮ヶ瀬小学校のページはこちら

学校の場所はこちら→。


宮ヶ瀬小へ 先頭へ

さんま先生、宮ヶ瀬湖のほとりに立っています。生徒からの手紙を読みます。
  「さんま先生、はじめまして。私は宮ヶ瀬小学校のやまもとかなこです。私たちの学校はちょっと珍しい学校です」
(かなこの声)、「昔の小学校は20年前に、ダム建設の時に湖の底に沈んでしまいました」
さんま先生、「『湖の底に沈んでしまいました』。ちょっと行ってみましょうか」
窪田ディレクター、「ウェットスーツです」
さんま先生、「湖の底やからなあ」と、柵をまたごうとしています。
        「湖の底やから、そ、そっとの、のぞいて見てごらん。メダカの学校か、これは」(笑)
引き続き手紙を読みます。
さんま先生、「今の学校は湖畔に新築されましたが、その頃から子どもの数が少なくなり、今では全校で7人です」
学校が見えてきました。まだ新しいですね。
(かなこの声)、「でもさんま先生に是非見てもらいたいものがあります。それは2年前まで日本一だった
           ジャンボクリスマスツリーです。一緒にクリスマスツリーに飾りつけしてください。
           私たちは学校の入り口で7人でお待ちしております」
校門には誰もいませんね。
さんま先生、「思ったより立派な学校で。やっぱ新築されてるからね」
鉄筋の2階建てです。玄関を入ると生徒たちが描いた大きな自画像の絵が
それぞれスタンドに立てかけられて・・・これが出迎えだったんですね。
「はじめまして」
さんま先生、「早い早い、出が」(笑)。手紙を送ってくれたかなこ(5年)です。
絵についてのコメントを言ってから生徒たちが出てくるという設定だったようです。
この絵はなかなかうまいです。
さんま先生、「将来もっとうまなるよ、女性は。女性は毎日似顔絵描きよる(化粧のこと)ねんから。
         ピカソがそう言うてたよ」
2枚目の絵です。頭の毛がスカスカですが・・。
さんま先生、「そしてこちら、なかざとこうた君」。3年生です。
3枚目。お父さんみたいな絵です。
さんま先生、「おかもとかずき君。おっさんですよね、これもう」
かずきは3年生です。体格いいですねえ。
さんま先生、「おう、部長(笑)。部長どこ行くねん。部長いいねえ。(絵の)鼻低いねえ、これ」
かずき、あんまりしゃべりません。
4枚目。顔が赤くなってます。びっくりしたような表情です。
さんま先生、「おちあいかずき君。これはひどい。素晴らしいねえ、この絵は」
かずきは2年生です。本人は大人しそうです。
さんま先生、「こんなに悪く描くのも珍しいねえ。これ、ライオンに襲われる馬みたいですよ」
5枚目。髪が短いですね。
さんま先生、「これもリストラにおうた毎日新宿で酒飲んでるようなおっさん。いしいえいいち君」
「はい!」と元気よく出てきました。えいいちは2年生です。
さんま先生、「どこ行くのや!、おい」。行き過ぎました。
6枚目。これも肌の色が赤っぽいですね。まゆげが濃いです。
さんま先生、「かくいし君」
かくいしりゅうと、2年生です。
さんま先生、「何でこんな色にしたの?、顔を」
りゅうと、「自分の顔をかっこよくしようと思って」
さんま先生、「かっこよくしようおもて皮1枚はいだ絵にしたんだ」(笑)
7枚目。2人目の女の子ですね。
さんま先生、「こんなに顔ゆがんでる子なんでしょうかね。多分このとき、
         おたふく風邪が何かわずらってたんじゃないかと。かわせふみかちゃん」
「はーい」。ふみかは1年生ですけど大きいですね。
さんま先生、「何センチ?」
ふみか、「110ぐらい」
さんま先生、「俺、172センチ(笑)。さあ、それではみなさん、今日はよろしくお願いいたしまーす」
「お願いしまーす」

授業 先頭へ

丸いテーブルを囲んでさんま先生と生徒たちが座っています。
かなこ、「起立。気をつけ。礼」
「よろしくお願いします」
さんま先生、「よろしくお願いいたします。えー」
かなこ、「着席」
さんま先生、「あ、はい、すいません。いつもこうして勉強してんの?」
「違う」
さんま先生、「これ何なの?」
かなこ、「朝の会とか」
さんま先生、「別に中華料理が出てくるわけでもなく」
「(笑)ハァーハハハ」
いつものようにフリップに書かれたテーマについて生徒たちが答えていきます。
さんま先生に聞いてもらいたい事
りゅうと、「えーと、さんま先生は何をしてるんですか?」
さんま先生、「はぁ?(笑)。がんばってるよ」(笑)
りゅうと、「だから仕事みたいなこと」(笑)
さんま先生、「仕事みたいなことしてないやろ、俺。自分で見ててもね、ピンときーへんもんね。
         仕事みたいなこと?。(笑)あのぅ、あんまりね、タウンページにも載ってないねんけど、
         仕事としては珍しい職種やね、お笑いタレント」
りゅうと、「何?、タレントって」
さんま先生、「頭がちょっとタレントや」(笑)
ふみか、「お母さんが携帯を買ってくれない」
さんま先生、「早いわ!、アホ。携帯?、1年生やろ?。絶対無理無理、それは俺も反対。俺とこの娘もね、
         去年やっとやぞ。それもぐだぐだ言うとったけど、携帯も高校まで買わないつもりやったんですけどね、
         クラス全員が持ってるから仕方なく買ったの。携帯持ってどうすんねん?」
ふみか、「友達に電話する」
さんま先生、「はぁ、家の電話あるやないの。それじゃ嫌なのか。誰も持ってないやろ?、携帯なんて」
「持ってます」
「安もんだろ」(笑)
さんま先生、「かずき君持ってるの?」
「何色?」「青?」
かずき、「青なんて知らねえよ、全然」
りゅうと、「何で?。持ってきたじゃん」
かずき、「あ、電話できる携帯じゃないよ・・でも本物だよ、一応」
前から疑問に感じてる事
りゅうと、「何で花が咲くんですか?」
さんま先生、「いい質問!。素晴らしい!。もう質問が答えや。『何で花が咲くんですか』、理由なんてないのよ。
         咲きたいねん。あれも生きもんやからね。君らが何で大きくなってんの、と一緒や。
         何で生きてるの、って」
「知らなーい」
りゅうと、「お母さんに会いたくて」
さんま先生、「おまえ、ええこと言うなあ。それ俺にちょうだい、カットするからな、今のとこ」(笑)
さんま先生と一緒にやってみたい事
りゅうと、「サッカー」
ということでサッカーをやります。
さんま先生、息切らしています。えいいちのシュートをかなこがトンネルして1点入ります。
その後、ボールを取ったさんま先生、そのままペナルティエリアへ。
キーパーをフェイントで交わしてゴール、同点です。
*放送では断片的にしか見れず、結果はわかりませんでした。
かなこ、「演歌を一緒に歌いたいんですけど、歌ってもらえますか?」
さんま先生、「演歌?、なに歌うの?」
かなこ、「居酒屋です」
ということで歌います。男性のパートは、持丸先生が一緒に歌ってくれます。
さんま&持丸先生、「♪もしも きらいで なかったら 何か 一杯 のんでくれ」
かなこ、「♪そうね ダブルの バーボンを 遠慮しないで いただくわ」
♯うますぎる、小学生とは思えない歌いっぷりです(笑)
(3人で)、「絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな 居酒屋で」
さんま先生、「(笑)はぁー、(拍手)。何を感情込めて歌っとんのや」(笑)

ジャンボクリスマスツリー 先頭へ

校門の前にみんな集まっています。
さんま先生、「さあ、これからどこに連れて行ってくれるんでしょうか?」
「ツリー」
2年前まで日本一の高さだったそうです。
さんま先生、「ほいで君な、季節感ないわ」
えいいち、Tシャツです。、「暑いもん。俺たち冬でも半袖だもん」
さんま先生、「燃えてるんだ、君たち。それではしゅっぱーつ!」
「しんごうー!」
さんま先生、「『しんこう』と『しんごう』かけたわけ?」
吊り橋を渡ります。
さんま先生、「早いねん。教頭先生いうお年寄りがいるねんから・・もっと揺れる吊り橋いっぱいあるよ」
ふみか、「あっ、あっ」と、湖面を指差します。水鳥がいますね。
教頭先生、「川鵜ですね」
橋を渡ると公園のような場所に着きます。その隅に大きなもみの木がありますね。
もみの木の前で。
さんま先生、「さあ、ここに着きましたけど、先生、この星は何ですか?」
みんなの後ろに黒地に白枠の星の形をしたものが置いてあります。子どもの身長より大きいです。
教頭先生、「あのクリスマスツリーの一番上にあがる星ですね」
さんま先生、「あっ、これを上に付けるわけですか。ここにね、何か書かしていただけるそうですけども」
ここで、宮ヶ瀬クリスマスツリー実行委員会の事務局長の井上さんが登場します。
井上、「このクリスマスのもみの木には、一応みなさんをずっと100年ぐらい見守っている
     妖精が住んでると言われてるんですよ」
さんま先生、「うわぁ、そうです。きっといます、妖精は」
井上、「その妖精がですね、この時期になりますと、子どもたちにサンタさんを呼んでくださると。
     それで(村が)水没した後も、昔の村をじっと見守ってくれてるのよ」
さんま先生、「そう、おじいちゃんおばあちゃん、並びに妖精たちが見守ってくれてるから、
         サンタさんを呼んでくれはるんですって」
「おぅ」
さんま先生、「ねっ。だから願い事をこの星に書いてもいいということですよ。だから1人ずつ願い事を発表してください」
かずき(2年)、「日本で1番速いパイロットになりたい」
えいいち、「えっと、ブルーインパルスっていう飛行機のパイロットになりたい」
さんま先生、「それもすごいねえ。2人ともライバルやねえ」
こうた、「空手で早く黒帯になりたい」
ふみか、「自転車がほしい」(笑)
さんま先生、「あのね、それ妖精にお願いするよりも親にお願いしなさい」
かなこ、「えーと、世界の悪がなくなって世界が平和になりますように」
さんま先生、「カァー、世界に悪がなくなる、妖精も大変ですねえ」
かずき(3年)、「この、今年のクリスマスにいいことがあるように」
さんま先生、「(笑)ハハハハハ」
井上、「それはきっとかなえてくれるだろう」
かずき、「それといいことだったら、例えば大金持ちになったり」
さんま先生、「突然?、小学校3年生で大金持ちになれるかいな、そんなもん」
りゅうと、「おうちになるレゴがほしい」
さんま先生、「僕の願い事は願い事がなくなることです」(笑)
そして星の黒い部分にいろんな色のマジックで願い事を書いていきます。
絵も一緒に描いている子もいます。
かなこはもう1つ願い事がありますね。「環境問題が解決しますように」
さんま先生、「点灯式の時にまた来よう」
えいいち、「ほんと?」
さんま先生、「えっ、俺?。来るかも」
「ダメ、絶対来ないと」
さんま先生、「そう。俺来なかったら適当にえいいちが仕切っといてな(笑)。司会できるやろ?」
えいいち、「できません」
さんま先生、「いや、できるできる。おまえやったらできると思う」
「何で来れないの?」
さんま先生、「俺、こう見えても忙しいのよ」
えいいち、「えー、忙しくないよ。普通に散歩してるだけじゃん」(笑)
さんま先生、「今日はな。普段は仕事してんねん!。アルバイトで弁当屋勤めてたりしてるから」
えいいち、「そうなの?」
さんま先生、「(笑)そうなの。いや、来れたらきます、暇やから」
えいいち、「暇なんなら絶対来てね!」
「星」はクレーンで高さ28mのもみの木のてっぺんに取り付けられました。
あとは点灯の日を待つだけです。

ツリー点灯 先頭へ

ツリー点灯の日、さんま先生も来てくれました。辺りは暗くなりかけています。
さんま先生、「暇だから(笑)、来ました。あ、大きいなった気がするね、ちょっと会わないとね、子どもって。
         (教頭)先生、あの、日本一に戻ったらしくて?」
ツリーの上に付ける「星」を大きくして日本一に戻ったそうです。
星を合わせた高さは32m60cm。
さんま先生、「日本一ってすごいことやねんで。わかってる?。あのね、住んでるとありがたくなくなるから。
         それが当たり前になってしもうて、君ら」
子どもたちのカウントで点灯します。
さんま先生、「せぇーの」
「5、4、3、2、1、どうぞ!」(拍手)
見事なクリスマスツリーの完成です。

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