あっぱれ学園の記録－２００３年前半、５／１８、「裁判（原告・・優佳ママ、零治）」

あっぱれさんま大先生

５／１８、「裁判（原告・・優佳ママ、零治）」

陪審員・・中武佳奈子

さんま先生、「見たよ、ウルルン」
佳奈子、「(笑)ありがとうございます。シベリアに行ってきました」
さんま先生、「結構笑わしとったね？」
佳奈子、「感動じゃなくてお笑い系って言われました」
さんま先生、「寒いとこばっか行かされるんですよねえ？」
佳奈子、「だって何か、（ウルルンに）選ばれた基準が、女の子を一応使いたいということで、でも痩せてる子だと、
　　　　　　　　ほんとに生死にかかわるからって、(笑)言われて、(笑)ハハハ、で選ばれたんですよ(笑)。
　　　　　　　　多少大丈夫でしょう、とか言って」
さんま先生、「でもやっぱりうれしいもんですね。こうしてね、あっぱれの卒業生が頑張ってくれてると」

今日も新人が１人います。自己紹介です。
「小３、みわよしふみです」。三輪嘉史君です。
嘉史、「将来になりたいものは、セブンイレブンの人です」
さんま先生、「小学校３年生？、にしてはちっちゃいなあ、おまえ」
嘉史、「(笑)ヘヘヘヘ、牛乳がちょっと苦手で」

・優佳ママ→優佳へ。「たくさんの伝記を読んでるのだから、自分の生き方に反映させてほしい」

優佳ママ、「例えばエジソンを読み終わって最初に言った言葉が、『ママ、エジソンて２回結婚して、子供が２人』」
優佳、「３人」
優佳ママ、「『３人いる』って、それだけ言うんですよ。私にしてみれば、エジソンて言うからには、コツコツ努力して、
　　　　　　　　　その努力家精神を読み取ってくれるもんやと思ってたら・・自分の調子のいいとこだけ取って」
さんま先生、「お母さんが言いたいのは、エジソンの生き様や。コツコツ努力したり、
　　　　　　　　　　発明のために自分を犠牲にしてきはったやろ」
優佳、「別に発明せんでもいいやん」(笑)
優佳ママ、「せめてね、宿題ぐらいは毎日にやっていったら、何かいいことがあるはずやから」
♯宿題もやらないの？
優佳、「でもな、伝記の中の人でもな、宿題を喜んでやったのはキューリー夫人ぐらいでな、
　　　　　　あとの人は勉強とか嫌いで、エジソンなんか発明とかしてばっかりで、勉強を全然やってはらへんねん」
さんま先生、「あー、なるほど。偉い、伝記になってる人は宿題しなかった？」
優佳、「マリー・ローランサンは絵を描くのがちっちゃい頃から好きで、
　　　　　　最初お母さんに教師になりなさいって言われたけど、勉強が嫌いで、
　　　　　　勉強より大切なことがあるって言ってな、教師はいややって言わはってん」
さんま先生、「だから読ますな言うてますやろ(笑)。あんなもん、ろくなこと書いてないねんから」

さて、子供たちの意見は・・。

由記、「うちも伝記は必要ないと思うのやんか。だってな、人とな、しゃべったりしたほうが
　　　　　　いろいろ学ぶと思うのやんか。でな、小学校のときに図書室でヘレン・ケラー読んでんやんか。
　　　　　　読むとゆうか、中間の方パッと開けて３ページ読んで、で、もう全然面白くないから」
さんま先生、「そうやな。これといった盛り上がりないもんな」
由記、「だから、全然面白くないから、その３ページだけ読んで、友達とその３ページの芝居して遊んでてん」
優佳、「そんなんさ、３ページだけ読んでもわかるわけないやん。その後が面白かったり感動したりすんねん。
　　　　　　最初の病気になった部分しか読んでへんのやろ？。あれは面白くないわ。
　　　　　　病気にならはったとこは面白くないわ、最初の３ページの」
由記、「最初ちゃう、中間の３ページ読んでん」
優佳、「中間やったら意味わからへんもん」
由記、「だって別にわかりたくもないもん」(笑)

望、「あたいは優佳ちゃんのほうに賛成で、伝記はちゃんと読んどいたほうがいいと思うね。
　　　　　その伝記を読む前と後の心が違うの。心を、普通の鏡で見たら変わってないかもしれないけど、
　　　　　心を写す鏡があればきっときれいになってる」(笑)
さんま先生、「俺、心写す鏡恐い」(笑)

諒、「伝記は、話が最初からワンパターンだから、全部一緒だから読んでもあまり面白くない」
優佳、「そりゃ面白くはないわ」
佳奈子、「私は伝記は全然興味ないんで、全然付いていけてないんですけど、
　　　　　　　他人がどう生きようと、自分が生きるのが精一杯なんで」
さんま先生、「余裕なかった、君は小さい頃から」
優佳、「ゆうかもその伝記の人になろうとは思ってないけど、ママはそんな風になれって言わはんの」
さんま先生、「違うの。なれって言わはるけど、勉強しどころが違うっていうことや、君は」
優佳パパ、「僕は優佳の偉いところは、本を読んで、まねするまねしない、勉強する勉強しないは別にして、
　　　　　　　　　読むだけでも偉いと思うんですよ。もう一つはね、お金をかけずに
　　　　　　　　　全部図書館で借りてきて読むんですよ」
優佳、「ゆうかがな、家に伝記持ってんのは、おばあちゃんが買ってきてくれはったジャンヌ・ダルクだけやで」
♯おばあちゃん→早乙女愛さんかな(笑)
勇人、「えっと、あれ？・・・何言う、あっ、思い出した。僕も本を買ってもらうのは、
　　　　　　学期替えに一度くらいなんです」(笑)
さんま先生、「ちょっと佳奈ちゃん笑いすぎ、陪審員」
佳奈子、「(笑)だぁぁぁぁって・・いつも飛んでるんですもん。面白い」
勇人、「一年に一冊位しか本を買ってもらえないの」
優佳、「お母さん、ほんま？」
勇人ママ、「あ、本買ってあげたことない」
勇人、「大体、一年に一度だよ。あとはパパと２人で読むために本を買ってるだけで・・『月刊エアライン』」
飛行機の本みたいです。
さんま先生、「月刊エアラインのどこが面白いの？」
勇人、「毎年一度位は役立つときがあるんだよ、学校で。あのね、今年もやったんだけど、飛行機の絵描いたときに、さ、それでお手本にすんのに持ってったり」
優佳、「何じゃそりゃ、勉強に何も役立ってへんやん」
佳奈子、「(笑)ハハハハハハ」

さんま先生、「新人」
嘉史、「まだ伝記の話ですよね？」
さんま先生、「いや、もう終わってます」
嘉史、「えー」(笑)

判決は、さんま先生が親を、佳奈子が子供を支持し、引き分けです。

佳奈子、「結論を言うと、伝記は役に立たないと思ったから子供をあげました」
さんま先生、「何でそんな、伝記は役に立たないって言い切んねん？、おまえは」
佳奈子、「だってそれを読んだからって幸せになれるかっていったらなれないじゃないですか。
　　　　　　　　自分がその人になるわけじゃないんだから」
さんま先生、「でも、その人に似るように努力したらええやないか」
佳奈子、「でも伝記なんか読むよりも、もっと実用的なのを読んだほうがいいと思う」
さんま先生、「例えば？」
佳奈子、「ヒモになる本とか(笑)。最近ハマッてんですよ。(笑)ハハハハ」

・零治→畠山さんへ。「車の後ろにつけてる意味のないプレートはやめろ」

零治、「『赤ちゃんが乗ってます』とか。赤ちゃんが乗っているから何？」
さんま先生、「はぁ？」

零治の疑問に答えるべく、被告として登場したのは、
このステッカーを製作している㈱ナポレックスのマーケティング部長、畠山さんです。

畠山さん、ステッカーを貼ったフリップを出します。
＊セーフティーサイン、というらしいです。
黄色地に黒の人の形があり、下は黒地に白の文字が書かれています。
「赤ちゃんが・・」の他にも、「子供が乗ってます」や「マタニティママが乗っています」、英語で書かれたものもあります。

畠山、「これはですね、特に赤ちゃんが乗っていることを自慢するわけでも何でもなくて、
　　　　　　赤ちゃんが乗っているから後ろの車の人も気をつけて走ってね、ちょっともしかしたらゆっくり走るよ、
　　　　　　というサインなんですよ」
零治、「でも、その赤ちゃんとか、何で赤ちゃんだけ特別扱いするんですか？。
　　　　　　老人でも普通の大人でも関係ないじゃない」
畠山、「そうですね(笑)・・特に赤ちゃんとか子供が乗っていると、自動車っていうのはスピードを出せないんですね、
　　　　　　赤ちゃんがケガしちゃうから。まだ脳みそが柔らかいんでそっと走らなくちゃいけないんですよ」
零治、「いや、でも別に、それ貼ってる車、ゆっくり走ってないけど」(笑)
畠山、「そうですね(笑)。あの、趣旨はそういう形でステッカーを作ったんですが、使われる方はですね、
　　　　　　なかなかつけたりはずしたりするのも面倒になっちゃうんですね」
零治、「そういうの作るんだったら、『運転が下手です』とか、『何度も事故起こしてます』のほうがいいんじゃない？」
事故の回数がわかるよう数字の部分を動かせるやつとかがあればいいらしいです。

畠山さん、さんま先生の話の途中で次のフリップを用意していて注意されます。
さんま先生、「勝手に次の段取りに走りなはんな。おいらが一生懸命トークしてたのに自分の段取りばっかり・・」(笑)
畠山、「あの、よろしいですか？(笑)」
次のフリップを出します。購入した人の話が載せてあります。
１２年前に発売して、２００万枚以上売れたそうです。
このステッカーには車の交通障害保険というのが付いているそうですが、一回も使われたことがないそうです。
つまり、事故が少ないということですね。
さんま先生、「ほいで？」
畠山、「そういうことですね」
さんま先生、「何やねん？。誰が編集点作れ言うてんねん！。今の俺のトークはカットかい、そしたら」(笑)
♯素人にも厳しいツッコミです(笑)

仁美、「と、ひとみは昔の車で、ぷーさんの絵が描いてあるセーフティサインを付けてたんだけど、
　　　　　　お父さんが、『もうプーさん似合わない』っつって、セーフティーサイン止めちゃった」
さんま先生、「ちょっとちょっとちょっと！」
畠山、「すいません」。ぷーさんのステッカー用意してますね。(笑)
さんま先生、「自分の段取りばっかり。子供の話を聞いて」(笑)

さて、子供たちの意見は・・。

諒、「『赤ちゃん乗ってます』とかそういうやつ貼ってあると、見ててこっちが新婚さんかよってムカつくから、
　　　　そういうのは止めてほしい」
さんま先生、「あ、自分は好きな人と結婚しても子供産めないから？」(笑)
諒、うなずいてます。
さんま先生、「そんなんちゃうねん。アホ三昧やないか、わがチーム」

雄之、「ちっちゃい頃ね、後ろの車に手を振ったりいろいろね、じゃんけんしたりとかしちょったけんね、
　　　　　　そういうときにね、セーフティーサインはいらんかった」
さんま先生、「君の存在がセーフティーサインやったんだ。『前にバカが乗っています』」(笑)

このみ、「畠山さんのほうに賛成なんだけど、やっぱりそういう、貼ってあったほうが安全ですよね」
さんま先生、「何で安全やねん？」
このみ、「え、だって、『ちゃんと乗ってますから気をつけてください』みたいな忠告ができるじゃないですか」
さんま先生、「零治の言うのはもっと心が大きいねん。いつも注意してなきゃいけないだろうということや。
　　　　　　　　　　赤ちゃんが乗ってるから注意しなきゃいけないという問題じゃないと。
　　　　　　　　　　車を運転する基本だと。そうやな？、零治」
零治、「うん」

由記、「あの、必要やと思うのやんか、そのシート。うちもな、赤ちゃん時に付けとったんやんか。
　　　　　　でな、うちがな、大きくなってからもな、それ付けたらな、後ろからもあおられへんのやんか」
さんま先生、「あーそうなの。それはお母さんの体見てちゃう？。どえらいおっさん乗ってるでえ」(笑)
由記、「今聞いてわかってんけど、一番いいところはな、保険が付いとったらな、
　　　　　　それを貼ってるだけで車が傷いても払ってくれるやんか？」
畠山、「あの、この保険はですね、大けがした時だけしかおりないんで」
由記、「あ、なんや」
さんま先生、「ほら、せこい保険や(笑)。ねっ」

嘉史、「はい、はい」
さんま先生、「何？、新人。ちゃんとテーマにのっとった話やろね？」
嘉史、「ハハハハ」と体を後ろに引きます。
嘉史、「マジで、僕は、はたけや、(笑)ククッ・・セーフティサインに賛成なんですけど、
　　　　　　あの、セーフティサインがあったほうが、後ろの人にね、ほんと、あの、さっき、子供が、
　　　　　　お腹が膨れてこういう（反り気味の）体勢になって、セーフティサイン(笑)ハハ、があったんですけど、
　　　　　　それで、何か、後ろの人が、当ってきたりすると、赤ちゃんて、前、先生から聞いたんですけど、
　　　　　　最初はこんぐらい（数センチ）なんですよ。ちょっとずつ大きくなって」
さんま先生、「誰がそんな母胎から説明せえ言うたんや」(笑)

判決は、２人とも畠山さんを支持し、零治の敗訴です。

ここで畠山さん、「よろしいですか？」。また何かを取り出すみたいです。
さんま先生、「自分のことばっかり」
畠山、「いや、これはですね、今回特別にさんま裁判長にですね、作ってまいりました」
さんま先生用の２つのステッカーを作ったようです。
１つは、サンマを焼いている絵があり、下に「ますます脂がのっています」と書かれています。
もう１つは、上はさんま先生のシルエットですね、つば飛ばしています。(笑)
下に「浮かれています　注　意」と書かれています。(笑)

さんま先生、「畠山さん、これいただき。確かに浮かれています」(笑)

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