あっぱれ学園の記録－２００２年後半、９／１５、「親子裁判（優佳ママ、由記）、柴又スクール」

あっぱれさんま大先生

９／１５、「親子裁判（優佳ママ、由記）、柴又スクール」

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裁判（優佳ママ、由記）　、柴又スクール

優佳ママの訴え。「面食いはやめましょう」　先頭へ

さんま先生、「さあ、誰を訴えるんですか？」

優佳ママ、「このみちゃんでお願いします」

さんま先生、「このみちゃん？(笑)。他のお母様から訴えられるこのみちゃん。
　　　　　　　　　何を訴えられるの？、君は。どういうところがいけないんでしょうか？」

優佳ママ、「私はね、このみちゃんのことが大好きだから、ここで訴えてぜひともこのみちゃんに、あの、変えてほしいところがあるんです」

さんま先生、「好きだからこそ敢えて言うっていうやつ。はい、よろしくお願いします」

優佳ママ、「面食いは、やめましょう」

さんま先生、「(笑)はぁー。え、面食いなんですか？」

優佳ママ、「大体、あっぱれの中で好きな子がいるっていう話を聞いたことなかったとこから、
　　　　　　　　ちょっと怪しいなと思ってたんですよ(笑)。深い意味はないけど」

さんま先生、「あの３人しかいてませんから」(笑)

優佳ママ、「『ケイン・コスギ』って聞いて、『えっ、もしか』って思って、次きたのが『キンキキッズ』って言うたんですね。
　　　　　　　　『ふーん、どっちくるかな？』と思ったら、『光一君』。もうこれは面食いやと」

さんま先生、「え、面食いはだめなんですか？」

優佳ママ、「男は顔で選んだらダメでしょう」

さんま先生、「いや、それおたくだけですねん(笑)。男は顔よりも違うところを見なきゃいけないと？。
　　　　　　　　　間違えをおこすということですね？、人生の」

このみ、「いや、でも絶対、男は顔！」

さんま先生、「いや、それは違うと思うよ。」

このみ、「お金よりも性格よりも顔だよ」

さんま先生、「お金やろ？」(笑)

このみ、「え、だって変な顔でさ、お金持ちでさ、何の自慢にもならないよ」

さんま先生、「あ、お金持ちは自慢にならない？、かっこいい旦那が自慢になる？」

このみ、「うん」

由記、「え、でもお金はまず大切やから、まずその人の親がお金持ちで、で、その人もお金持ちで、
　　　　　仕事行ってもそんなに何もせんでも結構お金が入ってくる日ってあるやん」(笑)

さんま先生、「あのな、君のＤＮＡもあかん」(笑)

由記、「顔は、街連れて行けたらもういいねん」

このみ、「え、でもさ、うちの親を見て分かるように、あんななりたくないから」

このみパパ、「あのね、娘も面食いということは、母親も面食いだと思うんですよ」(笑)

さんま先生、「ＤＮＡやからね、こればっかりは」

このみパパ、「その面食いに選ばれたんですよ」

優佳パパ、「そしたら、うちの嫁さんが『面食いにならないように』訴えている僕は・・」(笑)

さんま先生、「(笑)ほんとですよ。こっちより堪えますよね。男は顔やないって」(笑)

里菜、「りなは、家族を１番大事にしてくれる人と、嘘をつかない人・・りなのお父さんがもうそうなってるから」

さんま先生、「あ、そうか、離婚してるからか。離婚してるから家族を大事にする人？。
　　　　　　　　　もうそれが、いや、俺もやないか(笑)。とんだとばっちりやなあ、俺も」

仁美、「ひとみは顔より金」(笑)

さんま先生、「職業は何がええねん？。仕事は何してはる人がええねん？」

仁美、「例えば、お金持ちとか」(笑)

さんま先生、「い、いや、お金持ち。『お金持ち』という仕事はないねん。みんななるわ、『お金持ち』いう仕事あったら」

仁美、「あのね、ひとみが欲しいって言ったもの、すぐ買ってくれるの、金持ちは」

さんま先生、「そのほうがええの？」

優佳、「え、うそぉ」

さんま先生、「なあ、そんなん面白ないよなあ」

仁美、「金持ちは１００万ぐらい持ってる」

優佳、「あの、ゆうかは、そういう金とかより、あの、お笑いのことが、あの、ギャグセンスが合う人が」(笑)

さんま先生、「おまえ、どれだけの話術持ってんねん、アホ！」(笑)

零治、「あのさ、女は顔でしょ」

さんま先生、「えっ、じゃあ零治が選ぶのは顔？」

零治、「うん。いや、でもねえ、頭が悪いのはやだ」

さんま先生、「バカな女はいや？。まあ、いろんなバカがあるけどね」

零治、「あとね、料理うまいやつがいい」

さんま先生、「もう料理だけはうまいのにこしたことはないよねえ、こればっかりは」

零治、「えっと、うちが好きなタイプは、板を素手で割れる人」(笑)

さんま先生、「あの、タイプって・・男なのか女なのか？」

諒、「ん？、海君です」

さんま先生、「男ですね、思いきり。海と離れてだいぶ経つのにまだ思いは？」

諒、「でもね、ずっと前楽屋に遊びに来てね、一緒に花火大会行ったの」

さんま先生、「あ、楽しかった？」

諒、「ねえ」

さんま先生、「(笑)楽しかった？」

諒、「うん、楽しかった」

さんま先生、「(笑)はぁー。園美ちゃんから」

園美、「やっぱりそのみは、パパみたいな人がいい」

さんま先生、「あ、パパそんな素敵なの？」

園美、「何でもパパがいい」

さんま先生、「どういうところがパパええの？。ラッパばっか吹いとんのやろ？、あれ(笑)。どこがいいんですか？、パパの」

園美ママ、「えー、パパはコーヒー入れてくれるしぃー、行きたいとこは全部連れてってくれるから、
　　　　　　　　ショッピングは全部付き合ってくれるのね。それで出張するでしょ。そうすると必ず毎日毎日電話入れてくれるし、
　　　　　　　　あとスケジュールとかあるじゃない。そうすると１ヶ月のちゃんとスケジュール、この日は仕事でこうだからってぜーんぶあるから、
　　　　　　　　パパのスケジュールは全部わかるから心配要らない」

さんま先生、「はぁー、でもきっちりきっちりしすぎて面白くないことないですか？」

園美ママ、「かえって心配要らないから安心」

優佳パパ、「毎回きっちり報告してるほうがね、(笑)だましやすいんですよね。逆に、(笑)嘘をつきやすい」

優佳パパの後ろにいる園美ママ、「え、騙してなーい」(笑)

優佳パパ、「(笑)いやいや、別に騙してるとは言ってないですけど」

さんま先生、「あんた、人の夫婦ほっといたれ」(笑)

このみ、「お金持ちってさあ、狙われやすそうで危ないじゃん」

さんま先生、「何で？、ハンサムのほうが狙われやすいやないか」

このみ、「えー、違うよ。だって、ハンサムでも貧乏だと女は近寄らないし」

さんま先生、「そんなことない、ハンサムやとモテんのやないかい」

このみ、「でもハンサムのほうが絶対いいよ。何でお金にこだわるのかがよく分からない」

さんま先生、「あ、そう。でもこちら（優佳ママ）は、もうやめといたほうがええと」

優佳ママ、「お金は持ってたら、上手にしてたら減らへんけど、男前はだんだんと崩れていく場合がある」

このみ、「でも私はそんなに軽い女じゃないから大丈夫だと思います」(笑)

さんま先生、「何でわかんねん？、軽いか軽くないか」

このみ、「いや、だって自分自身だもん」

さんま先生、「将来わからへんやないかい」

このみ、「わかる、自分自身だから」

さんま先生、「えっ、うそばかり、ひょいひょいひょこひょこ付いて行くんじゃないの？」

このみ、「ううん、付いてかない」

さんま先生、「うそぉ、そのうち気がついたら『空騒ぎ』の説教部屋に毎日来てるんじゃないの？(笑)。
　　　　　　　　　このみちゃんは好きな人はいるんですか？。今、現在好きな人はいるんですか？」

このみ、「ケイン・コスギ」

さんま先生、「ケイン・コスギと堂本光一。それから？」

このみ、「タッキー」

さんま先生、「あー、失敗するわ」

このみ、「えー、何で何で何で何で？」

さんま先生、「もう、タッキーなんて、ほいでもう１人ぐらい言うてみ」

このみ、「あと、何、誰がいるんだろう？」

さんま先生、「どうせキムタクやろ？」

このみ、「いや、私、いい」

さんま先生、「向こうがええわ、アホ」(笑)

このみ、「だったら香取君のほうがいいな」

さんま先生、「えっ、香取君と今の３人の流れは違うやないかい」

このみ、「え、でも香取君かっこいいよ」

このみママ、「最近はまってるのもあるんだよね？」

さんま先生、「最近はまってるの誰？」

このみ、「アーロン・クォックさん」

このみママ、「藤原紀香さんの映画のアクション」

さんま先生、「あー、なるほど。今もう５人まで聞いたけど、とうとう俺が出てこなかったな(笑)。ま、待ったよ」(笑)

このみ、「じゃあみんなに質問したいんだけど、かっこいい人で、性格はちょっと悪いけど、かっこよくてその人に抱かれるのと、
　　　　　　超かっこ悪くて性格がすんごいい人に抱かれるのはどっちがいいですか？」

さんま先生、「(笑)もうね、抱かれる抱かれないとかやめてくれない？。キッスぐらいにしとこうね・・
　　　　　　　　　その『抱かれる』のところを『キス』にして。もういっぺん質問ね」

このみ、「かっこよくて、ちょっと性格は悪い人にキスをされるのと、
　　　　　　性格はいいんだけど超かっこ悪い人に抱かれるのはどっちがいいですか？」(笑)

さんま先生、「キッスキッス」

このみ、「(笑)アハハハ、そうか、キッスだ」

さんま先生、「最近どないなっとんねん？」

諒、「うちは、えっと、好きになった人じゃないとできません」(笑)

さんま先生、「(笑)あの、みんなそうなんですけど、一応このみちゃんの質問ですね、すいません」

このみパパ、「みんな今、面食いの話出ているけど、まあ面食いと言ったっていろいろあると思うんだよね。
　　　　　　　　　俺だって選ばれるし、諒君のパパだって選ばれるんだから、人それぞれで人生うまくいくと思うんだけどね」

諒パパ、「そうそう」

さんま先生、「いや、おたくとこ、うまくいってまへんやん」(笑)

優佳、「あの、そう言ってるママもけっこう面食い」

さんま先生、「何でや？」

優佳、「何か知らんけど、けっこう面食い」

さんま先生、「どんな人がええ言うてんの？。優佳ちゃんのお母さんは芸能人で言うと、どういうな人がタイプなの？」

優佳、「うーーん、ジュリー！」

さんま先生、「歳わかるわ！」(笑)

判決は３－０で優佳ママの勝訴です。

さんま先生、「男は顔だけじゃないの」

このみ、「えー、何で？」

さんま先生、「だから、きれいな顔じゃなくいい顔の人を選んだらええのやないか」

このみ、「いや、きれいっていうか、うん、いいほうがいいよ」

さんま先生、「そやろ。中田だって男前じゃないけど、サッカーしてるときはいい顔やろ？。イチローもそやしやねえ」

「イチローいい」

さんま先生、「いい顔に惚れたらええねん」

このみ、「『いい顔』ってどういう顔いうの？」

さんま先生、「えーとね、いやいや、（自分を指して）見本あるけどわからない？(笑)。あのね、決してハンサムじゃないけど、いい顔」(笑)

由記の訴え。「誕生日にしょうもないものをくれるな｣　先頭へ

さんま先生、「もう、由記ちゃんの訴えんのわかってんもんな」

由記、「はい」

さんま先生、「そんな、他の人訴える余裕もないよな？」

由記、「(笑)フフフフ」

さんま先生、「君とこの家の周りでもう手いっぱいやからな。訴える人は？」

由記、「ママ」

由記ママ登場。

さんま先生、「えらい、柄が伸びて(笑)・・どういうの訴えたいの？」

由記、「誕生日に、しょうもないものをくれるな」

さんま先生、「誕生日にしょうもないもん、誕生日を祝ってくれるだけで感謝せなあかんやないかい」

由記、「ちゃう、だってさ、いつもやったらさあ、もっといいもんもらってんのにさあ、
　　　　　今年だけ何かめっちゃしょうもないようなわけのわからん」

さんま先生、「えっ、何もうたんや？」

由記、「あんな、ママの手作りのびっくり箱もらってんけどな」

親たちから「かわいい」という声が。

さんま先生、「(笑)え、ママの手作りのびっくり箱？。(笑)金なかったんやなあ。で、どうなったの？、ほいで」

由記、「ほんでな、もらって、初めさ、中身がどんなやろうと思って楽しみやん。でな、開けてんや。
　　　　　そしたらな、ママの、豹柄の服着たな、上島竜平に似た写真がな、付いててんや。初めはな、笑えんねん。笑えてん。
　　　　　今でも面白いことは面白いねんけど、友達にも見せられへんし、そんな飾っとかれへんし、いらんやん」

さんま先生、「どんなんや？、それ」

由記、「今日持ってきた」

ちょうで手の大きさぐらいの丸い缶ですね。それを開けると、ばねが少し伸びて、豹柄の服を着た由記ママの写真が出てきます。

確かにダチョウ倶楽部の上島竜平さんに似てますね。(笑)

由記、「欲しくないやろ？、そんなん。いらんやろ？」

さんま先生、「(笑)はぁー、(笑)これは欲しくない」

由記、「やろ。でもな、捨てるに捨てられへんやん、顔が」

さんま先生、「(笑)でも、日本で1番怖いびっくり箱かわからんよ。素晴らしいやないか」

由記、「先生、欲しい？、もらいたい？」

さんま先生、「俺は欲しくないよ(笑)。俺は君とこの家族でも何でもないねんから欲しくないけど、
　　　　　　　　　お母さんがわざわざ作ってくれるということは素晴らしいやないかい」

由記、「素晴らしいか知らんけど、そんなんあってどうすんの？、って話やん」

さんま先生、「花嫁行くとき持っていくねん(笑)。夫婦仲悪くなったときに、『あんた、ええもん見せたろか』言うて」

由記、「逃げられるわ」

さんま先生、「ほんでバネもっと伸ばしたらええねん・・なあ、ほんでこんな写真、どこで撮ったん？」

由記ママ、「(笑)家で」

さんま先生、「(笑)はぁー。びっくり箱にするために？」

由記ママ、「そうそうそう、わざ、手こんでるんですよ」

由記パパ、「いや、もう、『やめとけやめとけ』言うたんやけどね、やっぱりちょっとこう、豹ってスリムですやんか。
　　　　　　　　太った豹、見てみたかったんですよ」(笑)

由記ママ、「でも、結構入るやつ探すの大変やったんですよ」

さんま先生、「あー、ええな、太った豹見れて(笑)。ないわ、うち」

諒、「と、うちは、うちのママに、トーシューズをもらった。バレエの女の人しかはけないんだけど」

さんま先生、「バレエやってんの？」

諒、「うん、ちょっとだけ」

さんま先生、「あ、そしたらいるやないか、トーシューズ」

諒、「でもね、トーシューズは、男の子ははいちゃいけなくて、女の子ははいて踊るんだけど」

さんま先生、「あ、そうか。『トー』は男子は、はかないんだ」

諒ママ、「そうですね」(笑)

望、「あの、あたいはおっかさんからもらったんだけど、前から『携帯がほしい、ほしい』言ってたらね、そしたらお母さんが、
　　　『だめ、あんたまだ早い』っつったから、我慢してたらお母さんが、急に『この携帯あげる』って優しい声で言ったから、
　　　『やったぁ』っつって、こうやってメール打って送ろうと思ったのね。そしたら、何か、『お母さん、送れないよ』って言ったら、
　　　『それ、解約してるから』っつって。解約してる携帯もらっても意味ないっていうの」(笑)

さんま先生、「いーみなーい、いやちゃうちゃう」(笑)

このみ、「と、お父さんからもらった、マイナスイオンの出るブレスレット」

さんま先生、「それ、うれしい？」

このみ、「いや、だってもらっても意味ないもん(笑)。だってね、
　　　　　　『これ、マイナスイオンが出て、お肌もきれいになるし、イライラとかストレスもなくなるからつけてるよ』って言われて、つけて。
　　　　　　それでマイナスイオンて葉っぱとか近づけると、揺れるんですよね。だけど、やったけど、これ全然揺れないんですよ(笑)。
　　　　　　だから、出てないからもう意味なくて」

さんま先生、「(笑)にせもん？。イライラを防ぐためにつけてることがイライラしてくるわけやな」(笑)

このみパパ、「あのね、こんなリングなんてどうでもいいんですよ」

パパさんもつけてますね。

このみパパ、「ほんとに娘にやりたいのは、父親の愛なんですよ。母親とコミュニケーションとれないから(笑)、せめて娘とだけはね」

さんま先生、「そう、これはイオンじゃないの。愛なの」

このみ、「愛なんて出ないよ」

さんま先生、「愛って出ないって」

このみパパ、「出るのよ」

さんま先生、「愛って形でわかるもんじゃないっていつも言ってるやないかい。『言葉にしてよ！』ってやつね」(笑)

優佳、「えーと、パパからもらった去年のシステム手帳」(笑)

さんま先生、「(笑)いーみなーいじゃーん、のコーナーやね、今日は。えー、(笑)このびっくり箱ね」

由記、「ほしい？」

さんま先生、「(笑)はぁー。(笑)これ、持って帰ってください」

由記、「いらんの？」

さんま先生、「いらん」

仁美、「ねえ、じゃあ何で笑って喜んでるの？」

さんま先生、「こんなもん作って、自分をびっくり箱にすることがすごいやないかい。
　　　　　　　　　『うち、出てきたらびっくりするでぇ』って思う神経がかわいそうやわ」

由記ママ、「(笑)何でかわいそう、かわいいと言ってほしいわ、その神経が」

さんま先生、「(笑)ちゃうわ。びっくりするやつでしょう？」

由記ママ、「そうよ、びっくりしてるやん」

さんま先生、「(笑)びっくりされる自分自身はどう思うんですか？」

由記ママ、「違う、ほら、どんなかわいいマスコットが飛び出してくるのかな、とか、いろいろ想像するじゃないですか、由記が」

さんま先生、「想像せんよな。大体こっから飛び出てくるのはへびとか、そんなんやもんなあ・・これはでも、大事にしときや」

判決は０－３で由記の敗訴です。

由記、「何でなん？、おかしい」

さんま先生、「いや、これはね、由記ちゃん、素晴らしいよ」

由記、「何、どこが？」

さんま先生、「一生懸、びっくり箱にしようすとする発想がすごいやないかい」

由記、「発想か何か知らんけど、うちはこれはいらんで。さんまさん、ほしい？」

さんま先生、「ちゃう、(笑)俺はいらんて」

由記、「やろ、うちもいらんねん」

さんま先生、「これはでも、いや、母の手作りやないかい」

由記、「手作り好きか知らんけど、うちはいらんねん」

さんま先生、「あー、いや、それはもう由記ちゃん、幸せやで。あの、こんなお母さん持って。
　　　　　　　　　ただ、俺がラッキーなのは、君とこの家族じゃなかったということ」(笑)

由記、「家族の身になったら、これ、いらんやろ？」

さんま先生、「いらんいらんいらん」

柴又スクール　先頭へ

＊優佳がレポーターです。

海千人、「今日も人生の達人、おがわひろしさんに、普段疑問に思っていることを教えてもらいにやって参りました」

場所は、帝釈天です。

優佳、「こんにちは」

おがわ、「こんにちは。優佳ちゃん、しばらくだね」

優佳、「うん」

おがわ、「ところで今日は何か用？」

紙に「二宮金次郎」と書いてあります。

優佳、「二宮金次郎の伝記を読んだんやけど、何をした人かよくわからなくて」

おがわ、「あのな、歩きながら本を読んだ人。だけど歩きながらってほら、昔はほら、
　　　　　　ちょんまげ時代は電信柱ってないからぶつかんなかったんだよ。
　　　　　　だからこうやって本読んでても、ぶつかんないでまっすぐ歩けたんだよ。うん」

優佳、「私は伝記が好きなんですけど、おがわさんのオススメの伝記を教えてください」

おがわ、「でんき？、電気？。ライトか？」

優佳、「ライト兄弟？」

おがわ、「ライト、ライトって、電気だろう」

優佳、「あ、伝記？」

おがわ、「ライト、明るいんだよ。あれはね、大変だよ」

優佳、「エジソンは」

おがわ、「エ、エジソンじゃなく、ちょっと待ってくれ。あのね、電気っていうのはね、
　　　　　　パカッと吸いつく電気と、パァーッてはじく電気があるんだ」

優佳、「へぇー」

おがわ、「高圧線なんかそうだもの。高圧」

優佳、「で、どんな伝記が好きなんですか？」

おがわ、「えっ？！、どんな電気？。やっぱり明るいのがいいなあ、暗いよっかなあ」(笑)

♯結局かみ合わなかったみたい

優佳、「次は、ハガキが来たので読んでみます。大阪のよしださとし君、８歳からのハガキです。
　　　　　足が速くなるにはどうしたらいいんでしょう？。僕はいつもかけっこで１番遅いです」

おがわ、「これ、ちとむずかしいのぉ。マラソンの選手なら速いけどのぉ」

優佳、「うん」

おがわ、「『ヨーイ、ドン』と言って先出ちゃうんだな(笑)。問題はスタートだから」

優佳、「おがわさんは走るのは速いの？」

おがわ、「遅い。いつも３等。学校で３等。あれ４着になると何にもくんねえからな。帳面もくんねえやなぁ。
　　　　　　　騎馬戦は強かったよ、騎馬戦。はちまき取んの早いよ。（人差し指を親指の方に曲げて）元、これだから。
　　　　　　　これだ、これ、これだから(笑)。商売これだからよ。盗るの専門だったもん。これは冗談だけどな。(笑)エヘヘヘ」

さんま先生、「何を発表してるんでしょうか。えー、もうむちゃくちゃでしたね。二宮金次郎さんて何、そんなに興味があるわけ？」

優佳、「だって、学校の門のところに銅像が建ってる」

さんま先生、「あの人、何も大したことしてないやろ」

優佳、「でも伝記にもあるしさあ」

さんま先生、「歩きながら本読んだだけやろ」

優佳、「いや、よく知らんけど」

さんま先生、「新幹線で本読むのと変わらへんからな。(笑)。あれは。あれは大したことないよ。
　　　　　　　　　何でそんな伝記、伝記なんか読んだら、もう読まんほうがええよ」

優佳、「だって好きなんやもん」

さんま先生、「あかんあかん。あんなん嘘ばっか書いとんねんから。大体な、あれはほとんど嘘や。見たんかいう話やろ、あれ」

優佳、「うそっぽいところもあるけど、ほんまやなあと思うところもある」

さんま先生、「いやいや、だからポイント１つホンマだけやねん。あと作り話や」

優佳、「うそぉ？」

さんま先生、「大きくなってからショック受けるわ」

優佳、「・・・」

さんま先生、「(笑)マジでマジで(笑)。あのな、そんな大したことしとらへんねん、各々。
　　　　　　　　　そんな、だって織田信長なんて、あれ放火魔やぞ」(笑)

優佳、「はぁ？」

さんま先生、「放火魔。そこら中の屋敷に火付けていきよったんや。あれ放火魔。人を殺して家燃やして英雄になっとんねん。
　　　　　　　　　あれおかしいやろ。そういうもんや」

優佳、「なあなあなあ、日本人苦手やから外国人言ってくれへん？」

さんま先生、「えっと、外国人。誰がええ？」

優佳、「うーんと、アガサ・クリスティー」

さんま先生、「アガサ・クリスティー？。あんなもん、バァーッと書いとるだけや、適当に」(笑)

優佳、「あの、ミステリー書かはった人や。こないだ読んでん」

さんま先生、「ミステリー、あんなうま書けるやつは暗いやつや、どうせ(笑)。
　　　　　　　　　閉じこもってこんなんしとるから、バーンと、俺みたいな元気さはないねん」(笑)

優佳、「じゃあ、マリー・ローランサン、何か知ってる？」

さんま先生、「知らん、マリー・ローランサンて。誰や？、それ」

優佳、「絵、描かはった人」

さんま先生、「鳳蘭さんは知ってるぞ」(笑)

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