あっぱれ学園の記録－２００２年前半、６／９、「親子裁判（望、優佳）」

あっぱれさんま大先生

６／９、「親子裁判（望、優佳）」

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裁判（望、優佳）　あっぱれ発見報告　

望、「お父さんはチラシを見てすぐに物を買わないでほしい」　先頭へ

さんま先生、「最初、原告、望ちゃん」

望、「はい」。黄色のＴシャツに、髪にいろいろ飾りをつけてますね。

さんま先生、「望ちゃんは誰を訴えるんですか？」

望、「お父さんでーす」

さんま先生、「お父さん」

望パパ、「はい」。パパさんも黄色のＴシャツです。

さんま先生、「お父さん」

望パパ、「はい」

さんま先生、「お父さん！」

望パパ、「はーい」と手を上げます。(笑)

＊パパさんが小さいので気がつかない、というギャグです。

さんま先生、「どうもお父さん、はじめまして。あー、こういうお父さんだったんですね。
　　　　　　　　　かわいらしいと言ったら失礼ですけどもね。お父さん、おいくつでいらっしゃるんですか？」

望パパ、「えー、４６です」

さんま先生、「あっ、私、昭和３０年生まれ」

望パパ、「はい。多分同級生ですね」

さんま先生、「・・さあ、そのお父さんに何を？」

望、「あの、チラシばっか見てて、『これはよかっ』て思ったものをすぐに買うのはやめてほしいの」

さんま先生、「・・でもお父さんのものでしょ？。役に立つもんでしょ？」

望、「自分が休みのときに、お母さんに相談もなしに、こっそりと店に行って、買いに行って、
　　　　『買ってきちゃったぁ』とか言うんですよ」

さんま先生、「はぁ。余裕があるじゃないですか、買えるだけでもね」

望、「そのお金、お母さんからほとんどもらってるの」

さんま先生、「いや、お父さんが働いたお金でしょ？」

望、「だけど、それは、ちょっとお父さんね、使いすぎでお金がなくなったりするの」

さんま先生、「何言うてんねん。君の母親、酒ばっかり飲んだくれてる人やろ。芋焼酎ばっかり飲んでんのやないかい」(笑)

望、「仕方ないでしょ。そんで」

さんま先生、「それでええやないか、自由で。訴えられる筋合いないですよ。何が？」

望、「聞いてよ。あのね、そんで、買ったものでずっと続けばよかったんだけど」

さんま先生、「あー、なるほど。ちょっと待って、どんなものをお父さん、お買いになってるんですか？」

望パパ、「あー、走るやつとか」

さんま先生、「走るやつ？、ルームランナー？。一応ね、どんなものを買ったかＶＴＲがあるらしいですよ」

望の家のリビングにパパさんが買った商品が並べて置いてあります。

望、「お父さんがチラシを見て買い集めたものです」

望が１つずつ紹介していきます。

・ゆりっこ－足を載せてマッサージするものです。

望、「このゆりっこは、『使っていると気持ち悪くなる』と言って、２、３回しか使っていません」

・パワーストレッチ－ハンドルに２つのローラーが付いていて、床に置いて座った状態から両手でハンドルを握り、
　　　　　　　　　　　　ひざの位置は動かさず、ローラーを動かして上半身を前後に動かすものです。

望、「このパワーストレッチは、初めて使ったときに危険を感じたみたいで、１回しか使ってなくてビニールも取っていません」

・農薬噴霧器－小型の消火器ほどの大きさです。

望、「この噴霧器は、庭の草を枯らそうと買いましたが、１度使って今は手で草を抜いています」

・火鉢

望、「この火鉢は、家中が炭臭くなり、みんな死にそうになって今は使っていません」

・ガスランプ

望、「このガスランプはキャンプ用に買ったのですが、キャンプに行くこともありませんでした」(笑)

・樹医養成講座セット－ビデオとガイドブックのセットです。

望、「これは木を育てるために買いましたが、ビデオ１をただ見ただけで、２はまったく見ませんでした」

・油絵セット－後ろに２枚の絵が置いてあります。(まずまずの出来栄えです)

望、「この油絵セットは、この２枚の絵を描いただけです」

・水槽－幅１メートルほどありますね。

望、「この水槽は買った時魚が４０匹ぐらいいたのに、もう３匹ぐらいしかいません。死体も水槽から未だに取っていません」

・腹筋台

望、「この腹筋台はお腹を鍛えるために買ったけど、足が届かなくて使ってません」(笑)

望、「ねっ、買いすぎでしょ？」

さんま先生、「これはちょっと、買い過ぎですけど、まあ、お父さんのお金ですからね。
　　　　　　　　　何であんな使わんもんこうてしまうんですか？」

望パパ、「いや、使ってるんですよ、最初は」

さんま先生、「最初はね。でも最初だけで、ずっとあれやればいいんでしょ、グルグルグルグル、
　　　　　　　　　こうするやつとか(パワーストレッチ)。今、我々が欲しいなあと思うもん持ってらっしゃいますよ(笑)。
　　　　　　　　　あれいっぺんこうてみようかなあと。私は思いとどまるタイプですけども、買ってしまうんだ？」

望パパ、「そう。あの、何故買うかっつったら、なんちゅうのかな、夢です。男の夢」(笑)

さんま先生、「何をどでかいことをおっしゃろうと、して失敗してらっしゃるんですか。これはお母さんに聞いてみましょう。
　　　　　　　　　お父さんのお金で、お父さんの買いたい物を買うっていうことは、これはいいことじゃないですか？」

望ママ、「いやぁ、あんね、買うのは、やっぱりお父さんも働いちょっけど、私も働いちょっわけや。ねえ」

さんま先生、「おー、(笑)そうですか」

望ママ、「ほんで、子供も６人も産んで」

さんま先生、「産みすぎやからね、ほいでまた」

望ママ、「まあ、私も飲まんといかんし」(笑)

由記、「でもさ、それってさ、まずさ、初めにさ、１個買うやん。１個買ってそれでさ、続かへんのやったらさ、
　　　　　もうこれ以上買っても続かへんなあとか何も思わへんの？」

望パパ、「思わん思わん(笑)」

望、「だけど、そういう器械ばっか買わないで、もっと役に、家族のために役に立つもの買ったらどう？」

望パパ、「父ちゃんが元気になると、家族のためになるわけ。分かる？、(笑)フフフフ」

優佳、「えーと、望ちゃんのお父さんはだまされやすいと思う(笑)。
　　　　　テレホンショッピングとかは、大体高いお金でだまして儲けてるから、だいぶ何か安もんやねん」

さんま先生、「だましてない。確かにうまいねん。カマ風のやつが出てきたりな」

優佳、「何でかっていうとな、前な、ママもな、テレフォンショッピング見てな、
　　　　　『大掃除に備えてこれいいな』って買わはったんやけどな、
　　　　　何かな、キッチンのな、汚れがいっぺんに取れるっていう商品な、やったらな、ひとっこ１つな、取れへんで」

春菜、「あの、望ちゃんにのお父さんは自分で背が低いって、わかってるんでしょ？。だからそのさ、腹筋」

さんま先生、「あのすいません。お父さんの身長で裁判してるんじゃないですよ」

春菜、「だから、自分の背がそんな低いってわかってんのに、何でそんなさ、大きな大きな腹筋買わなきゃいけないわけ？」

望ママ、「それはな、背が低かから、体をがっちり見せようちょ思って」

さんま先生、「ああなるほど。自分はやっぱりコンプレックスあるわけですよ、ちいちゃいというね。
　　　　　　　　　これはみなさん、買ってらっしゃるでしょうけど」

このみパパ、「えーとね、まあ基本的にここの家族はうちの夫婦と違って仲がいいと思うんですよね」

さんま先生、「あの、すいませんけども奥さん、後ろから冷静な目で見るのやめていただけます」

このみパパ、「それで、あのね、今６人でしょ？。その後、弟、妹、妹、妹、弟、あと５人くらい作る予定だと思うんですよ。
　　　　　　　　　だから、体をお父さんは鍛えなくちゃ」(笑)

望、「じゃあ、じゃあ、お父さんが鍛えたとしても、お母さんはもう鍛えられない」

このみパパ、「大丈夫、かにばさみでできるから」(笑)

さんま先生、「そうそう。お母さんは愛のかにばさみがあるからね」

諒パパ、「いい事言うわ」

望、「かにばさみしたって生まれて来ないかもしんないじゃん」

さんま先生、「『いい事言うわ』言うてる場合やない、そんなにええ事言うてまへんで。
　　　　　　　　　２人いつも仲良く・・新橋の酔っ払いか・・」(笑)

由記、「でもさ、望ちゃんのお父さんはまずさ、それを買いに行くときに、どれぐらいの大きさとか見てんのやろ。
　　　　　だからそれやったらさ、大体見たときに、自分の足が届かんとかわからんの？」

さんま先生、「そういうこと言うてるのちゃうねん。買いたい物ある、おまえらテレビ見て買うやろ？」

由記、「買わへん」

「買わない」

さんま先生、「お菓子いうてんねん。テレビのコマーシャルでやったあのお菓子おいしそうやわあとか買うんちゃうか？」

「買わへん」

さんま先生、「買うに決まってるやないかおまえ。ポッキーなんかモー娘の写真があるいうて買うやろ？」

「うちは買わない」

さんま先生、「俺はこうたな」(笑)

由記、「そやったら先生の勝手やん」

優佳パパ、「あのね、すごくお父さんの気持ちがわかるのは、今の子供たちみたいにね、
　　　　　　　　僕らの時代っていうのは欲しいもの買ってもらえなかったんですよ。
　　　　　　　　でね、欲しいものがあったときにすぐ買える、手に入る楽しみ」

さんま先生、「ああこれは素晴らしいですねえ。我々の時代は違うかったと。
　　　　　　　　　欲しいものがすぐに手に入らなかったという、そういうことですよね。後ろ、あの、花柳玄舟さんじゃないですよね？」(笑)

春菜ママです。

さんま先生、「これはそういうことです。わかりましたか？。時代が違うねん。おまえらみたいにすぐ、『あれこうて欲しい』、
　　　　　　　　　すぐ手に入る、ローソン行きゃ何でも、そんなことはなかった」

子供たちから「買ってくれない」という声が。

さんま先生、「うっそ言え」

仁美、「うそじゃない、この目がうそだと思う？」

さんま先生、「うん、絶対うそやと思う」

仁美、「うそじゃない！」

判決は、３－０で望の敗訴です。

三宅、「あの、どんどんお買いになっていただきたい」

さんま先生、「何ですか？」

三宅、「我々民放は、コマーシャルでやってるものを買ってもらわないと成り立たないので。
　　　　　ああいう商品もスポンサーなんで、どんどん買っていただきたいということで」

さんま先生、「何テレビ局の立場でしゃべってるんですか。あんた、何を出世しょうとしてるんですか(笑)。
　　　　　　　　　私もあの、久々に噴霧器で思い出しましたよ。あれですよ。あれに農薬入れて、俺、『虫殺す』って言ったら、
　　　　　　　　　嫁はんが、『これ人にかけたら死ぬのかな？』、シュッってかけよったんや。あれやあれ」(笑)

優佳、「友達はみんなもってるんだから携帯を買ってください｣　　先頭へ

さんま先生、「さあ、続いては原告、優佳ちゃん」

優佳、「はい」

さんま先生、「優佳ちゃんが訴えるのは誰ですか？」

優佳、「ママです。酔っ払いママです」

さんま先生、「今日はこのママに何を訴えるの？」

優佳、「携帯電話を買ってください」

さんま先生、「そんなことは家で言ってください(笑)。携帯、これや、携帯電話買ってほしいのやろ？。早い！・・」

優佳、「あのな、優佳の友達はな、いっぱい携帯電話持ってんのにな」

さんま先生、「友達は友達です」

優佳、「そやのにな、優佳にはな、おんなじ友達やで、おんなじ学年の」

さんま先生、「わかってますよ」

優佳、「の友達が」

さんま先生、「持ってんのに優佳は持ってないということやろ？」

優佳、「ゆうかにはママは、『まだ早い』って言って買ってくれはらへん」

さんま先生、「３年生やろ？。３年生でね、お母さん、携帯電話なんかいらないよ、そんなの。
　　　　　　　　　これはどうしてもうちも負けられない、テレビで見とった場合ね」

すでに親の旗を上げています。

さんま先生、「何？、もう終わりました、裁判は」(笑)

「待って待って」

さんま先生、「あのね、もうとおに終わってます。ちょっとま、あのね、お母さんの話を聞け」

優佳ママ、「家の方針です」

春菜、「あのね、うちは、ママに『携帯電話買って』ってママに言ったら、ママは『まだ早い』って言ったの。
　　　　　　したらママは、『トランシーバーを買ってあげるよ』って言ってくれたのね」(笑)

さんま先生、「トランシーバー？、玄舟か」

春菜、「でも、まだそのトランシーバーは、一切買ってもらってない」

さんま先生、「(笑)あの、トランシーバー買うのやったら携帯買ったほうがいいんちゃいますか？」

勇人、「僕も、携帯持ってないんだけど、やっぱりそういうのは、やっぱり優佳ちゃんに、
　　　　　　あ、優佳ちゃんに買ってあげたらいいと思います」

さんま先生、「何でや？、理由は。そりゃおまえが欲しいからやろ？」(笑)

諒、「えっと、もし誘拐されたら、優佳ちゃんが電話で『助けて助けて』とかって言って」

さんま先生、「誘拐するわけない、金ないのに」(笑)

諒、「だってテレビに出てます」

さんま先生、「誘拐、もし万が一されて、携帯でそんなの言うてる場合やないやろ、そんなの。
　　　　　　　　　まあ、付いてるやつがあるらしいけどもね」

零治、「携帯なんて持ってなくていいよ」

さんま先生、「あっ、零治、おまえ持ってへんの？」

零治、「うん、いらないし」

さんま先生、「はあ、あーそうそうそう、いらないし」

零治、「だってあのアンテナから出る電波が体に悪い」

さんま先生、「そうそうそう、体に悪いしな。何？、ママ」

諒、「えーと、でも、零治君はうちっちので遊んでる」(笑)

さんま先生、「零治、あのね、買って欲しかったら買って欲しいっていいなさい。
　　　　　　　　　このあっぱれで何人携帯持ってんの？。携帯持ってる人？」

園美、「そのみはおもちゃの携帯です」

さんま先生、「それは下ろしてください」(笑)

諒、由記、このみ、仁美、里菜が持っているようです。

さんま先生、「えー、里菜ちゃん持ってんの？、携帯」

里菜、「持ってる」

さんま先生、「何年生や？」

里菜、「２年生」

さんま先生、「いらんやろ？、携帯なんか」

里菜、「いるよ！」

さんま先生、「どういうときにつこうてんねん？」

里菜、「電話とか」(笑)

「当たり前」

さんま先生、「あんなもんで釣りの浮きにつこうてもおかしいわ」

里菜、「用事があったときメール」

このみ、「よく今は『写メール』とかあるじゃないですか。もし優佳ちゃんがコンビニに１人でいたとしますよ。
そこに強盗が入ったとします(笑)。そしたらそれを写メールでカチッと撮って、
　　　　　　　その人の誰かの携帯に送って助けを呼んで求$a$l$P!W

さんま先生、「写メールでどう撮って送って助けを求められるねん？。
　　　　　　　　　写メールはかっこいい人だけを撮るだけやねんで、あれ」(笑)

優佳ママ、「あの、携帯を買ったら、何をしたくて携帯が欲しいのかと？」

優佳、「あっぱれの友達とかと、あと学校の友達で、持ってる人とかとメールがしたい」

優佳ママ、「自分で書いたらいい、手紙」

さんま先生、「おもちゃの携帯こうてもろて、ちっちゃな紙に書いてそれ貼って見せたらいいねん」(笑)

優佳、「さんま先生、あんな、だってな、手紙やったらな、もしも遠くの人やったらな、それ以上やったら」

さんま先生、「送ったらええのやないか、手紙」

優佳、「それとかな、パパとかやったらな、『まだ帰らないの？』とかやったら手紙で届かない」

さんま先生、「おまえ、きたない。おまえ、そういう人情話とか、父への愛の話で裁判を勝ちとろうなんてあかん、そんなの」

優佳、「そんなことじゃないよ」

さんま先生、「何やのや？。自分が友達とメールやりたいだけやろ、それは」

優佳、「うん。だってな、電話はお金かかるしいいねん」

さんま先生、「メールもかかります」

優佳、「メールは１円て言わはったもん、ママ」

さんま先生、「１円でも日に１０件打ったら１０円や」

優佳、「そう」

さんま先生、「１０円がひと月になったらなんぼになる？」

優佳、「え、えーとな、３０」(笑)

さんま先生、「そんなね、計算もできんやつにはな、携帯与えられません」

優佳、「あんな」

さんま先生、「何や？」

優佳、「うーんな、それやったらな、電話代自分で払おうか？」

さんま先生、「(笑)はぁー」

優佳ママ、「どこにお金があるんですか？、そんな」

優佳、「自分のな、お年玉貯金１０万円ぐらい持ってるから」

さんま先生、「(笑)どうですか？、お母さん。自分で買うと」

優佳ママ、「いやぁ、もうそんなん言わんと。いいよ、あのポスト開けたら、そこに手紙がパラッと入ってて」

さんま先生、「そうそうそう」

優佳ママ、「『あー、誰からかしら？』みたいな、そういうのをわかる子になってほしい」

優佳、「あんな、ちょっと聞いて。あんな、ほんまはゆうかな、パパがな、『優佳に』って言って携帯買ってくれはったんやけどな、
　　　　　ママが横取りしてな(笑)、ママばっかり使ってはんねん」

さんま先生、「えっ、お父さん、１度優佳ちゃんに買ってるんですか？」

優佳パパ、「そう、あの、『欲しいからね、ママ、共有で使ったらどうや？』いうことで」

優佳、「ほんまは『優佳』って言わはったんや」

優佳パパ、「最初はママはね、『全然興味がないんで私携帯なんかいらないわよ、そんなん無駄やから』とか言ってたのにね、
　　　　　　　　『共有で』って渡したら、(笑)もう１人で使ってしまって優佳は使えずじまいになってしまったんです」

優佳、「だからこんなことになんねん」

さんま先生、「『優佳ちゃんに』って１度言ってしまってるんだ？、お父さんは」

優佳、「そう。だけどな、ママが横取りしてんねん。それでゆうかは」

さんま先生、「それはわかるわかる。それはもう１からや。裁判のやり直しや(笑)。『君に』ってお父さん言ってしまったんやな？」

優佳、「そう。それでな。だからこんなことになってるねん」(笑)

優佳ママ、「(笑)失礼。はい、はい、先生だまされたらいけません、この人のそういう手に」

さんま先生、「嘘ですか？、この女」

優佳、「ほんまやで。パパに聞いてみ」

さんま先生、「パパ、今確かに言いましたよ。『優佳に』って買ったものをお母さんが横取りしたわけですね？」

優佳ママ、「『２人に』って言って買った」

さんま先生、「『２人に』ってはっきり言いました？」

優佳パパ、「(笑)ハハハハ」

優佳、「ママはな、買うときにな、『お金の無駄やし、酒も飲めへんし、もういらん。私は使わへん』て言って
　　　　　ゆうかがな使おうと思ったらな、１回やったらな、『これは楽しいわ』って全部ママが使ってはんねん」

優佳ママ、「(笑)ハハハハハ」

優佳、「それでな、優佳の友達のメール番号も全然入れてくれはらへんねん」(笑)

さんま先生、「(笑)はぁ」

優佳、「自分の友達の番号ばっかり入れはんねん」(笑)

さんま先生、「(笑)これはね、これは」

優佳、「で、ゆうか、『友達もいれさせて』って言ったら、『あかん！。ママのや』とか言ってな。
　　　　　　ほんまはゆうかのやのに『ママのや』とか言って」

優佳ママ、「子供は子供らしい遊びをして、糸電話してたらええねん」(笑)

さんま先生、「おいら糸電話でしたもんね」

優佳ママ、「そう、あれむずかしいのやで、聞こえようにするの」

さんま先生、「そうそうそう。ええ張りの糸でこう、木綿ではもたん」

優佳、「だってさ、じゃあな、京都から東京までどうやって糸電話できる？」

さんま先生、「長い糸引っ張ったらええのやないかい」(笑)

優佳、「じゃあ持ってきて」

さんま先生、「あのな、家に電話があるやろ？」

優佳、「だってな」

さんま先生、「家の電話から向こうの家の電話かけたら繋がるやないか、それは」

諒、「えーと、うちも、優佳ちゃんみたいな頃に、浜松祭りで迷子になったことがあるんだよ」

さんま先生、「おぅ、ほいで？」

諒、「その時携帯電話があれば、きっと見つかったと思うんだけど」

さんま先生、「見つかってるやんか、こうして」(笑)

諒、「でも、うちは1人」

さんま先生、「浜松祭りからずっと直接フジテレビに来てんのか？。見つかってます」

玲那、「えっと、もし、ほら、公園とかで、いて、もし、大事な用事があって」

さんま先生、「ないです」

玲那、「もし救急車とかに運ばれたりとか」

さんま先生、「救急車に運ばれて携帯押す余裕があったらだいじょぶです」(笑)

玲那、「ほら、ほらだって看護婦さんとかに」

さんま先生、「『俺もうあかん』とか言いながら、『濁点押してシャープこっち』とか言うてる場合やないからね」

里菜、「携帯でもいいことはあるよ。漢字とかさ、変換するときあるでしょ」

さんま先生、「あ、覚えられへんね、あれ」

里菜、「あ、『顔』っていうのは、あ、こういう漢字があるんだ」

零治、「だって『顔』っていう字わかんなかったら、どれが『顔』かわかんねえじゃん」(笑)

さんま先生、「そや、その通りや。形で覚えてんねんな」

優佳パパ、「パパは、優佳に携帯買ってあげてもいいと思ってるけども、優佳もよくわかってるように、
　　　　　　　　うちの家はママがうんと言わないと買えないんで、2人でよく相談して決めてください。
　　　　　　　　(笑)パパを巻き込まないでください」

さんま先生、「パパはもう役目を果たしたと。2人にと携帯を渡してる。後はママとの相談にしてくださいと」

優佳、「前とかもそやけどな、絶対な、パパがいいって思ってはることはな、ママはあかんて言わはんねん、
　　　　　わざとかどうかしらんけど」

さんま先生、「わざと違う、それはお母さんの判断や」

優佳、「でもパパがお金稼いでくれてはんねんで」

さんま先生、「それをママが管理してはんのやないかい」

優佳パパ、「パパはお金使えないから」

優佳、「(笑)プッ(笑)。使ってるやん」

さんま先生、「誰が鼻で笑え言うてんのや。一生懸命やってはんのや・・」(笑)

このみ、「手紙は、切手で８０円で、封筒とかで４００円とかセットとかあって。でもメールは、１件送るだけで１円とか５円で。
　　　　　　だからメールのほうがお得」

さんま先生、「違うねん。そういうこと言うてんのちゃうねん、おっちゃんらは。そーいうことやない、金やないねん」

優佳、「ゆうかは電話は家の電話でいいねん。だけどメールだけがしたいねん」

さんま先生、「ん？(笑)。だまされへんだまされへん(笑)」

優佳、「ほんまやで」

さんま先生、「だまされません！」

優佳、「ほんまやで。だましてんのちゃうもん」

さんま先生、「何？、お母さんの目を見て言えよ」

優佳、真剣な顔です。「メール、したい、だけ」

優佳ママ、「ん、(笑)フフフフ」

優佳、じっとママさんを見つめています。(笑)

さんま先生、「あんた、口開けっ放し。(笑)そんなにこうてほしいの？」

零治、「ていうかさ、何かさ、そんなに携帯ほしいんだったらさ、自分でさ、もう今からさ、こんな風にテレビに出んのやめてさ、
　　　　　　新聞配達始めてさ(笑)、金稼いでさ」

優佳、「できひんもん、学校やし」

さんま先生、「(笑)なあ、おまえ、これで十分やないか。このギャラが安いっちゅうのかい！、アホ」(笑)

判決は３対１で優佳の敗訴です。三宅陪審員は、両方の旗を上げています。

さんま先生、「あ、ちょっと待ってください。白(旗)の意見もありますから。えー、どういうことですか？」

三宅、「黒のほうはですね、その家その家の方針に従って、友達は友達、
　　　　　その家はその家の方針に従って決めていただきたいと思います。
　　　　　で、白というのは、やはり携帯電話もスポンサーなんで買っていただきたいなと」(笑)

さんま先生、「あんた、７月、営業に行くつもりかい？(笑)。これはもう、だめです。まだ早いです」

優佳、「何歳ぐらい？」

さんま先生、「うちは今悩んでます、中学校になったからね。中学校まであと何年もあるやろ」

優佳、「えーと、４年」

さんま先生、「４年間。うちの娘でも我慢してきてんのやから」

優佳、「でも里菜ちゃんて２年やで」

さんま先生、「携帯買ってもらえへんとき、途中ごはん食べてたら、『ぐれようかな』って訳のわからんこと言うとったわ(笑)。
　　　　　　　　　『何で携帯でぐれんねん？、アホ』言うて。楽しいよね、メールでこう打ったりして」(笑)

「わかってんじゃん、子供の気持ち」

さんま先生、「ピッて。『送信』ピピピピッ。俺、動画。送信、動画、送信メール。『お休みなさい・・・』」

優佳、上を向いて、「(笑)フフッ」(笑)

さんま先生、「(笑)楽しいなあ」

優佳、横を向いてしまいました。よっぽど欲しいんでしょうね。

海千人、「いやぁ、携帯でメールをしたい優佳ちゃんの気持ちもよーくわかるぞぉ。でもメールは味気ない。
　　　　　　　ドンドン、ドンドン、電報、電報。いやぁ、昔は良かったあ、って、わっかんねえだろうなあー、さらばじゃあ」

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