あっぱれさんま大先生

9/30、「一度体験してみたいことスペシャル」

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優佳 仁美 このみ  零治

スペシャルということで壁(廊下)側の真ん中にさんま先生が立ち、その横にフリップボードがあります。

左側に男子、右側に女子が座っています。

さんま先生、「あっぱれさんま大先生、スペシャーール」

さん組、「イェーイ」

さんま先生、「すいません。ちょっと声がかれてますけども、昨日、スペシャル番組で、
         所さんと9時間しゃべっておりまして(笑)。2時間番組を9時間しゃべらんでもいいんですけども。
         えー、楽しかったですねえ(笑)。いろいろなことを、今日もこの日、現場でいろいろやりますけども、
         まずは、このリクエストが叶いました」

 

優佳の体験−「アルプスの少女になって、羊の世話をしたい」 先頭へ

さんま先生、「どうでした?」

翠星、「俺、やったことないよ」

優佳、「うーん。ハイジも結構大変やわ」

さんま先生、「なるほど。アニメで見るよりハイジも結構大変やで」

VTRが流れます。

「ハイジ」のテーマ曲が流れる中、優佳は、草原を遠くから跳ねるように走ってきます。

「羊飼い体験日記」というテロップが出ます。

*この後場面ごとに、優佳の感想が日記風にテロップで出てきます。

さんま先生、「あー。顔がアニメっぽい顔やもんな、優佳ちゃんてな」

 

マザー牧場に行ってきたようですね。

教えてくれるのは外国の男性ですね。

優佳、「グッドモーニング」

男性、「グッドモーニング。ハワイユー」

優佳、「アイムファイン センキュー」

男性、「ナイストゥー ミーチュー」と言い、お辞儀をすると、

優佳も、「ストミチュー」と言ってお辞儀をしました。

優佳、「マイネーム イズ ユウカ オカダ」

男性、「ユカダ ユカタダ?(笑)。マイネーム イズ スコット 君 (笑)フフフ」

優佳の日記、「ひつじかいのスコットさんは、えいごがペラペラでむっちゃカッコエエ」

優佳、「1日お願いします」

スコット、「はい」

 

*場面ごとにタイトルが出ます。

「楽しい1日の始まり」

優佳、「今から向こうにいる羊を、違うところへ移動させます」

羊の体高は優佳の腰ほどです。

まずはスコットさんと一緒に羊を移動させます。

そして優佳、「ストップ、ストップ」と声をかけて、羊を止まらせようとしますが、羊、我関せず。

優佳の方が走り回っています。(^_^;)

そのうち、羊も走り出します。

優佳、「どこ行くねん?」

次はえさやりです。

一輪のカート車に干草を積んで、羊舎へ運びます。かなり重そうです。

スコット、「オッケー いきましょう。レッツゴー」

優佳、「レッツゴー」

羊舎の中に入り、干草をU字溝の長いパイプに入れます。

優佳の日記、「ひつじはかわいくてにおいがええ。でもにげんでもええのに」

直接えさをやろうとすると、逃げてしまう羊もいますね。

 

「毛刈りの不思議」

優佳、横向きに寝ている羊の背中の部分を電動バリカンで剃っていきます。

汗だくです。

スコット、「ベリーグッド」

優佳の日記、「ふわふわやった。おにくもきりそうでこわかった」

スコット、「終わりました」

羊、すっかりやせました。(笑)

優佳、「羊さん、寒くないの?」

スコット、「(上手ではない日本語で)羊は不思議な動物で、毛を刈ると8時間で、皮下脂肪が2倍以上になります。
       だから寒くありません。冬でもOK」

 

「ひつじの逆襲」

優佳、バケツを持って、「優佳が搾ったミルク、おいしそう」

*搾った様子は詳しくは放送されませんでした。

ミルクを哺乳器に入れて2本持つと、羊たちがやってきました。

優佳、「ほら、ほら、イテテテテ。うわぁ〜」

羊の勢いに優佳、後ずさりしてしまいます。

優佳の日記、「くいしんぼうやなあ。うちはお母さんちゃうでー」

優佳、「もうないって。う〜、じゅんば〜ん」

ついに倒れこんでしまいました。(笑)

 

優佳、「あんな、これ、羊の毛刈った時のやつで作ったソファー、あげる」

透明な袋に入ったクッションですね。

ピンクのハートマークの中に「さんま先生」と書かれています。

さんま先生、「あの時の?」

優佳、「毛で作ってん。10回ぐらい洗濯して、で、これに作って入れてん」

さんま先生、「えっ、それ優佳ちゃんが?」

優佳、「う、うん」

さんま先生、「え、違うやろ?」(笑)

優佳、「うん。ちょっとは作ったよ」

さんま先生、「どれ?。どこ作ったん?」

優佳、「この辺。このビニールの辺」

ハートマークですね。

さんま先生、「これ作ったん?、これ。こんなうまく作れるの?」

優佳、「うん」

さんま先生、「違うやろ?」

優佳、「(笑)ウフフ」(笑)

さんま先生、「なあ。何でそんなうそつくん?」

優佳、「(笑)ごめん」(笑)

さんま先生、「いや、『ごめん』やなしに」

零治、「あ、いいにおいがする。シャンプーのにおい」

優佳、「使ってな」

さんま先生、「いや、あんまり使わへんと思うねん、これ」

優佳、「何でえ?」

さんま先生、「『何でえ』って、使い道あらへんもん」

優佳、「捨てんといてや」

さんま先生、「いや、捨てるかもわからない」

彼野人、「なーんで?」

碧、「あーちゃん、結構好みかも」

さんま先生、「うそぉ?。じゃあ、あげる、これ」

翠星、「ねえねえ。それ捨てるぐらいなら俺にちょうだいよ」

さんま先生、「あげないあげない。『さんま先生』って書いてある」

 

仁美の体験、「マンガを読みながら、うとうとしてきたら寝たい」 先頭へ

みんなから、「えー」という驚きの声が。

さんま先生、「ということで、こんなの採用されるわけがないと思いましたら、
         『いっぺん行こか』ということになりまして、ほんで仁美ちゃんの家にスタッフ行ったの?」

仁美、「はい。お片付けをする前はとってもきたなかった」

さんま先生、「あ、もうテレビ局が来るというのできれいにしたの?」

仁美、「そう・・何かね、入っちゃいけないね、部屋に入られてさ、
       ほんでそこがすっごい汚いもんで(笑)。すごい最悪だったの」

さんま先生、「もう、そこにごみ全部集めてたんだ?。そこに入りよった?、ニューテレス」

仁美、「うん。入っちゃって、もう荷物ボン!」

 

VTR、仁美ちゃんの部屋ですね。

窓かな?、窓の下にはいろいろな小物が置いてあります。

ベッドは花柄のシーツにまくらですね。

♯異常にきれいです(笑)

窪田、「仁美ちゃん、マンガを読みながらうとうとしたいということで、マンガを持ってきました。希望の『犬夜叉』、10巻」

仁美、「ありがとうございまーす」

窪田、「いつも何時ごろ寝るの?」

仁美、「えー、9時か8時」

さんま先生、「早いなあ」

窪田、「今、8時だけども、いつも1人で寝てんですか?」

仁美、「いいえ」

窪田、「誰と寝てんの?」

仁美、「ママと仁美が」

窪田、「じゃあ、今日は初めて1人で寝るんだ?」

仁美、「はい」

窪田、「じゃあ、お願いします」

仁美、「はぁーい」

窪田、「邪魔にならないようにあっち行ってますから」

*室内には小型カメラが置かれています。

(ここからは時系列的に)

午後8時。うつ伏せになって第1巻を熱心に読んでます。

8時7分。引き続き熱心に読んでます。

さんま先生、「口開けて本読んでるよ、おい」

8時15分。仰向けになって読んでます。

8時18分。

窪田さん、「仁美ちゃん、寝たかなあ?

仁美、「うるさい!

窪田、「ごめんなさい

8時25分。再び仰向けになってます。第2巻です。

8時26分。第3巻。早めくりです。

零治、「飛ばしてる。超飛ばしまくってる」

8時28分。第4巻です。ずっと早めくりですが、ちゃんて読んでるんでしょうか?。

ちょっと目が閉じかけました。あくびも。(笑)

そして、ついにガクッとまくらに顔を付けてしまいます。が、すぐに顔を上げます。

8時30分。第5巻に。

さんま先生、「こんなん撮ってどうすんのやいったい?、ほいで」

8時36分。ついに動きが止まります。本を持ったままうつぶせ状態に。

零治、「えー、こんな早く寝ちゃうんだ」

8時37分。スタッフが部屋の中に入ります。

窪田、「寝たよ、寝た。本を持ったまま寝てるよ。変わった寝方だなあ。8時37分、ついに眠りにつきました

と、ここで仁美が持っていたマンガ本を話しました。スタッフ、一瞬ドキッ。

 

(教室、結構ウケてます)

仁美、「私ね、ほんとはね、よだれとかね、すぐにね、垂らしちゃって朝起きるとね、
      よだれの跡がすんごいついてるの」

さんま先生、「うん。ほいでスタッフ助かったって。普通ね、放送局が来て、
         11時12時までこれかかるだろうなあが、37分の仕事(笑)」

 

 

このみの体験、「催眠術にかかってみたい」 先頭へ

このみの他、由記、仁美も参加します。

さんま先生、「催眠術に、さあ、かかるかどうか?。これはちょっと期待ですねえ。
         もう(催眠術の)先生は前もって3人と一応話をして、そしてここに挑むわけですから。
         催眠術療法をやっていらっしゃいますね。先生をお呼びしましょう。こちら、
          いけづきまこと先生、こちらへどうぞ」

東京心理療法センター所長の生月誠先生ですね。

さんま先生、「ああどうも、ご無沙汰しております」

誰か、「かっこいい」

翠星、「かっこわりぃ」

さんま先生、「何が『かっこ悪い』の?。どうもいすません。子供が失礼なこと言いまして。
          まあ確かに、かっこいいことはないですけどね」(笑)

碧、「えー、何歳?」

さんま先生、「仁美ちゃん、いいですか?。もう何に変えられても知らないよ」

仁美、「こわーい。きんちょうする」

さんま先生、「それでは、よろしくお願いします」

生月さん、「じゃあ、これから始めますけれども、いやな暗示は、いつでもやめられますから、ね、安心してください。
        それではですね、手をね、前の方に、こんな風にやってもらえますか」

両手を胸の前に持ってきます。手と手の間に何かがあるようなイメージです。

生月さん、「今ちょっとふくらんだね、風船を持っていると、想像してみます。どんな風船でもかまいませーん。
        ちょっとふくらんだ風船を持っていると想像しまーす。
        さあ、そいじゃあですね、目を閉じましょうか。目を閉じまーす」

音楽が流れてきました。

生月さん、「今、すこーしふくらんだ風船を持っています。その風船に空気が入ってきました。
        風船がだんだーんにふくらんでいきますよ。ほーら、ふくらんできました。
        手が外へ外へ押される、ずぅーーーっと押される。風船がおおーきくなっていきます。
        だんだんだんだんふくらむ、ふくらむ、ふくらむ、ふくらむ、ふくらむ」

3人、手と手の間が開いてきます。特に仁美はかなり開いています。

生月さん、「ずぅーーーっとふくらんでいく、だんだんかるーくなって、上の方に上の方にあがっていきますよ。
        ほーら軽くなってきた。風船がふわぁっと浮いていきます。うえ、うえ、うえ、うえ、手が引かれる。
        すぅーーっと引かれる。ふわぁーーっと軽い。ふわふわふわふわ、ふわふわふわふわ、
        ほーーら、ふわふわふわふわしている。風船がかるーくなって」

ここで翠星の割り込み、「何にもならないじゃん」。海が口を押さえました。

仁美はかなり入り込んでいるようですね。両手を頭の上にあげています。

生月さん、「うえうえ、うえうえ、ずぅーーーっと、上がっていき、風船から空気が抜けますよ。ほーら抜けてきました。
        風船がちぃーーさくなっていきます。手が内へ内へ内へ引かれる、すぅーーーっと引かれる。
        ほぉーーーら、風船がちぃーーさくしぼんでしまいまし、すっかりしぼんでしまった」

3人とも両手がくっついてしまいました。

生月さん、「さあ、数を3つかぞえます。いったん力が抜ける。そうすると、目の前にあなたがとても好きな動物が出てきます。
        こんな動物に一度なってみたいなあ、そんな動物が目の前に出てきますよ。ひとーつ、ふたーつ、みっつ。
        ほぉーーら、目の前にその動物がいますね。そう、私が肩をポーンとたたきます。
        そうするとその動物にだんだんなっていきます。とってもいい気持ちですよ。
        はい、ほらハムスターになる。そう、とってもいい気持ち。今ハムスターになってうきうきして、とっても気持ちがいーい」

仁美、手を胸の前に持ってきて手のひらを下にして、指を動かしてますね。

生月さん、このみの肩をたたきます。

生月さん、「はい、今、目の前にペンギンがいます。ペンギンを見てるとおんなじように体が動いてしまう。
         どんどんどんどんペンギンになっていきますよ。気持$A$O$&$-$&$-$7$F$$$k!#$H$C$F$b$$$$5$;}$A!#
          ほぉーーら、今ペンギンになってる。とってもいい気持ちだ」

このみは手とか動かないですね。かかってないのかな?。

次は由記。

生月さん、「はい。今、そう、目の前にハゲタカが飛んでいます。それを見てるといつの間にか手が軽くなってしまう。
        ほぉーーら手が軽くなる。ふわぁーーっと軽く。そう、いつの間にかあなたは空を飛んでいる、宙に浮いている。
         ハゲタカになってのびのびしている。そう、いつの間にか鳥になっていきますよ。ほら、手が軽い。
         ふわぁーーーっとしていて、いいー気持ちだぁー。今、自分の好きな動物になってる、とっても気持ちがうきうきしています。
         のびのびしているぅーー。うきうきしている」

仁美、盛んに手を動かしています。

生月さん、「もうちょっとその動物になっていたいんだけれども、元に戻ります。ひとーつ、ふたーつ、みっつ。
        あなたの目の前に、そう、とってもおいしそうなものがあります」

3人の前にそれぞれ嫌いな食べ物、梅干(由記)、パセリ(このみ)、トマト(仁美)が置いてありますね。

生月さん、「そう、誰かがそれを食べています。とてもおいしそうに食べています。ほら、目の前にパセリがあります。
        でも、普段見てるものと違う、とてもおいしい特別な味のするパセリです。誰かが食べてる。
        おいしそうに、とてもおいしそうに食べてる。目の前に梅干しがあります。
        でもね、今まで見たことのある梅干しと味が全然違う。特別においしい梅干しです。
        はい、さあ、目の前にね、トマトが置いてある。でも、とってもおいしいトマトなんです。
        今まで、食べたのと味が全然違います。なかなかおいしそうに食べてますよ。とてもおいしそうに食べてる。
        さあ、これからね、また数をゆっくり3つかぞえます。そしたらいったん目が開けます。
        ひとぉーーつ。だんだん食べたくなってきました。ふたぁーーつ。さあ、もうひとつかぞえると自然に目が開きます。
        3つ。はい、目が開きました。目の前にね、トマトがあります。ちょっと食べてみましょう。
        ちょっと食べると、とてもおいしくなりますよ。立って、ちょっと食べてみましょう」

3人、テーブルのそばに椅子を運び、嫌いなものを口にします。

パセリを口にしたこのみですが、箸が進みません。

生月さん、「噛んでいると、味がほどよく」

由記、「すっぱいすっぱい、すっぱ」(笑)。顔をゆがめ、両手で口を覆ってます。

由記、「あ、すっぱい」(笑)

生月さん、「とてもおいしくなりますよ」

さんま先生、「(笑)なってませんけど」

由記、「あー、すっぱい」。苦しそうです。(笑)

3人とも口押さえてます。(笑)

生月さん、「じゃ、じゃあ、目閉じましょう。それ消えます。スーーッと消えます。スーーッと消えていきます。
        さっきのね、動物が目の前に出てきます。そう、ほぉーらいい気持ち。はい、ハムスターが出てきますよ。
        はい、ペンギンが出てきまーす。ゆったりとして、いい気持ちだ。はい、ハゲタカです。
        ハゲタカが飛んでとってもいい気持ち」

仁美、また胸の前で手を動かしてます。

生月さん、「ふーーわ、ふわふわふわふわしていい気持ちだ」

周りの子が笑い出し、3人も吹き出してしまいました。(笑)

 

さんま先生、「どんな気持ちでした?」

このみ、「苦かった」

由記、「すっぱい」

さんま先生、「いや、違うがな。パセリ食うた感想じゃなしに、催眠術ずっとかかって」

このみ、「あー。かかるものとかからないものがあるなあと思いました」

さんま先生、「あーなるほど。仁美ちゃん、あなた全部の動物取り入れてたけど(笑)。
         あのペンギンはこのみちゃんのものやから。あんた全部、ハムスターから全部」

仁美、「えーー」

さんま先生、「えっ、それ覚えてないの?」

仁美、「うん」

さんま先生、「うそぉ?」

仁美、「ハムスターしかやってないよ」

 

 

海の体験−「モトクロス」 先頭へ

さんま先生、「さあ、催眠術は終わりまして、私も放送中、あんな長いこと黙ってたんは初めてです」(笑)

仁美、「ワッハッハッハ、ハァ」

さんま先生、「私の歴史に傷がつきました」

仁美、「ああ、そうですか。良かったですね」

♯ちょっとすねてる?(笑)

さんま先生、「さあ続いていきまーす。(フリップをめくり)『モトクロスをしたい』。海が行って来てくれたんですか。
         ほいであの、あれやろ?。諒も行ってきたんやろ?」

諒、「記念写真撮りに行っただけだよ」

 

海千人、「さて、あっぱれの子供たちがいろんなことにチャレンジ」

モトクロスをしている映像が流れています。場所は埼玉県川越市の「オフロードヴィレッジモトロクロス場」です。

海千人、「今度はあの海が、何とモトロクスに挑戦。本当にだいじょぶなのかぁ?。ちょっと心配です」

諒、ビーチパラソルとカメラを持って海の隣にいます。

諒、「りょうです。今日はりょうの大好きな海君がモトクロスでかっこいい体験をしたいというので、
    海君のかっこいいところを写真に撮って記念にしようと応援に来ました」

海、「うるせえよ。じゃますんじゃねえよ」

諒、「海く〜ん。(カシャ)。まず、1枚撮りました」

 

海、「みうらかいです。先生、よろしくお願いします」

「よろしくー」と答えたのは、81年の全日本モトクロスチャンピオンの福本先生です。

海は、他の少年達?、10数人と一緒に指導を受けています。

諒、「海く〜ん。先生の言ってることわかる?」

海、「うるせえよ。邪魔すんなよ」

諒、「海く〜ん。海く〜ん。(カシャ)」

海、ほんとに嫌そうですが、ちゃんとカメラには顔を向けています。(笑)

先生が見本の走りをしています。それをじっと見つめる海。

諒、「海君。あんなやつできそう?」

海、「うるせえよ。黙ってろ」

諒、「海く〜ん。チーズ。(カシャ)」

 

海千人、「さあ、たった1時間の講習を受けた海。いよいよ初出走。うーん、ちょっと海の表情もこわばっておりますぅ」

モトクロス用のヘルメットをかぶります。帽子のひさしにあたる部分があって、

あごから口にかけてもガードで覆われています。ほこりから守るためにゴーグルもつけます。

海千人、「さあ、海。いよいよスタートできるか?」

他の数人とともにスタートです。

海千人、「うーん、どうか?。あらら、おっとっとっと。簡単に走っちゃった」

最初ぎこちなかったですが、徐々にスピードに乗っていきます。

海千人、「いいねいいね!。快調、快調!。さすが海、いいぞぉ。見事なドライビングテクニック」

先生、「立って立って。立って行け、立って」

腰を浮かせて、ということのようですが、体重のせいか、足をまっすぐ伸ばせません。

先生、「もっと伸ばして。伸ばして立って。そしたら体重は楽だよ」

そしてジャンプにトライです。坂を下った後、上り坂をあがり、平地になるところでジャンプです。

海千人、「いよいよ海の番だ。ガンバレ。とっと。コケちゃったよ、おい。海、やめるんなら今のうちだぞ」

そしてスタート。

諒、「海君、跳んで。跳んで跳んで跳んで」

海千人、「海、猛然とやる気であります」

諒、「海君、跳んだ」

海千人、「何?、跳んだ?。海が跳んだ?。跳んだ?、跳んだと?。跳んだとしようか、10センチ」

 

先生、「はい。じゃあ、いよいよ模擬練習。挑戦者は三浦海君。今日初めて乗って、練習も少なかったけど、
      練習の結果を試してみようね。で、挑戦を受けるのは、経験3年のかみやあすかちゃんでーす」

小学3年生の神谷飛鳥ちゃんです。背は、海の胸ぐらいしかありません。

海千人、「海、女の子には負けられないぞ」

チェッカーフラッグが振られ、スタートです。

海千人、「よし、スタートでリード。これはいい勝負だ。いける、いける、いける、海ガンバレ!」

最初のアップダウンでは海がわずかにリードしていましたが、飛鳥ちゃんはどんどん加速して、海を引き離していきます。

海千人、「おっと、海が来た。海が来た来た、海が来た。あれ、海じゃない。海じゃない。海はどこだ?。
       海はどこだぁー?。海、返事をしておくれ。海、どこにいるのだ?。海、どうした?。海、
       おっ、海が来た。海が見えた。海が来た。海が来た。海が来た。まだ勝負をあきらめるな、海。
       がんばれ。あら、飛鳥ちゃんが、おっと、ゴールしてしまった。海、どうした?」

諒、「海君ガンバレー」

海千人、「海、ぶっちぎられての第2位。よーく頑張った!」

海は半周遅れでゴールです。

海、「目が痛い」。ゴーグルをしててもほこりが入ってしまうようです。

先生、2人の腕を上げて、「はい、飛鳥ちゃん優勝。海君は2位。はーい、頑張ったね」

海、ちょっとガックシです。

 

諒、「海君、お疲れ様でした。かっこいい写真、いっぱい撮れたからね」

海、そっぽを向いてます。

諒、「最後に2人の記念写真。はい、チーズ。(カシャ)。これも、バッチリ」

海、そっぽ向いたままでした。(^_^;)

翠星、「海君が負けた、負けた」

海、「乗れないと思ってたんだけどね、意外と乗れた」

さんま先生、「最初の日にあれだけ乗れたら、もう立派やよなあ。諒、どういう写真が出来上がったの?」

諒、1枚大きく引き伸ばしたのを持ってます。最後に撮ったやつですね。

零治、「(諒の)顔、こええ」

さんま先生、「なかなかきれいにね、出来上がってるやないか」

輝弥、「暗い」

そう、輝弥の言ったとおり、夜にフラッシュ焚いて撮った写真みたいに見えます。

 

零治の体験−「映画を作ってみたい」 先頭へ

タイトルは、「喜多見ラブストーリー」です。

 

リハーサルのシーンからです。

さんま先生、「おはようございます。助監の明石です。ひとつよろしくお願いします」

海千人、「さあ、喜多見ラブストーリーの撮影開始じゃ。これは、世田谷区の喜多見に住む、夫婦の物語なんじゃ。
       まずは登場人物の紹介じゃ。主役の『けんじ』に美輝。その妻、『たかこ』に優佳。
       たか子に似てる女、『ふみ子』にも1人2役で優佳。けんじの浮気相手、キャバクラ嬢(『まなみ』)に、碧。
       ウェイターで諒。神父が海君。キャバクラの客に彼野人と輝弥じゃ」

彼野人は額が少々広めの(笑)サラリーマンで、輝弥は女装しています。

零治監督、「けんじとたか子っていう夫婦がいて、それで、何か、けんじがキャバクラの女と浮気して、
         そんで、そのキャバクラの女と浮気してんのがたか子にバレて、
         そんでたか子とキャバクラの女がケンカして、そんで、けんじ1人になっちゃって、
         たか子に似たふみ子っていう女の人と出会って、そんで付き合って結婚する」

さんま先生、「はぁ。あの、監督、これ、何が言いたいドラマなんですか?」

零治監督、「よくわかりませんね」

さんま先生、「男の好みは常に一緒や、ということを言いたいわけですね?」

零治監督、「まあ、そういうことですね」

さんま先生、「そういう趣旨の番組です。監督の指示に従って、みなさん、演じるように。よろしくお願いします」

「はーい」

 

S-1、リビング(けんじの家)

右側にキッチン、左側にソファーがあります。

キッチンの奥がトイレで、ソファの左側にもドアがあります。

優佳、完全なおかっぱ頭です。(笑)

零治監督の指示の後、

さんま先生、「はい、いきましょう。いっていいですか?、監督」

優佳、「練習?」

零治監督、「よーい、スタート」

キッチンで洗い物をしているたか子。そこにけんじがトイレから出てきます。

電話機の下の戸棚にへそくりを見つけたけんじ、札束を見せながら、「あ、いい加減にへそくりやめろよ」

たか子、「いいじゃない。まだおしっこ垂れてるくせに」

けんじ、「うるせえ!」とたか子の顔を殴ります。たか子、ソファーに倒れこみます。

けんじ、小さく飛び跳ねながら、「キャバクラに行かんと」(笑)

さんま先生、「いいんですか?」

優佳のおかっぱ頭のカツラがずれてますね。

零治監督、「(笑)ハハハハ」

零治監督の優佳への指導。「『うるせえ』って言われたら、倒れる準備しないで」

さんま先生、「そ、そうですね」

スタッフから、「オー」という声が。

零治監督、「もう1回練習・・よーい、スタート」

トイレから出てきたけんじ。最初から札束持ってます。(笑)

けんじ、「へそ、いい加減にへそくりやめろや!」

さんま先生、「今ちょっとかみましたね、監督」

零治監督、「(笑)へへへへへ」

さんま先生、「NGです」

 

S−2、キャバクラ店内

キャバクラの客、彼野人と輝弥に対して

零治監督、「彼野人はこういう風に(腕を組んで)べっとりしてるけど、『好き好き』ってやってっけど、
         輝弥は嫌がって、『やめてよ』って。わかった?」

彼野人、「でもうちは、必死にこうやって(しがみついて)るの?」

零治監督、「そうそうそう」

さんま先生、「・・はい、リハーサル。よーい、スタート」

彼野人が輝弥にしつこく迫り(笑)、その前の席に、まなみとけんじが座っています。

けんじはまなみの肩に手を回しています。

まなみ、「ね〜え、早くたか子と離婚して、私と付き合ってぇ〜」

けんじ、体を前に乗り出し、「わかってるわかってる。別れてやる」

零治監督、「(笑)ハハハハハ。訳わかんねえ」

けんじ、「今日、家におかみさんいないから家に来るぅ?」

まなみ、うれしそうに「行く行く」と言った後、真顔になり、けんじのほっぺにチュー。(笑)

零治監督、「(笑)ハハハハハ」

さんま先生、「迫真」

美輝、「そんなシーン、ありましたか?」

さんま先生、「迫真。この女優さんいいですねえ、監督」

零治監督、「いいですねえ」

さんま先生、「アドリブにしては素晴らしいですよ、今のは」

零治監督、「本番で。もうこのまんまで・・よーい、スタート」

さんま先生、「あ、すいません。僕が入ってました(笑)。あの、僕はどこに逃げればいいですか?」

 

S−3、リビング(けんじの家)

ソファーに碧と美輝が寄り添って座っています。

零治監督、「この2人、もういちゃつきまくって。べっとり、こういう風に。
        『でへへへへ』ってけんじが言って、(まなみが)『あ〜ん』て」

さんま先生、「笑って。『へへへへへ』って笑って、はい・・けんじさん、やってくれますか。『でへへへへ』って」

零治監督、「『でへへへへ』って」

碧、美輝の右頬にキスしました。(*^_^*)

零治監督、「あ、でも、これ(口紅の跡)最初っからついてるほうがいいかもしんない」

碧、「そうだよね」

さんま先生、「そうですねえ。つけときましょう、何個もね」

碧、美輝の左頬、おでこ、鼻と次々にキスをします。(*^_^*)

さんま先生、「いいですねえ。自ら女優さんがやってくれはるの珍しいですよ、これ。
          私もこんなシーンありましたけど、メイクさんの唇でしたからね、そんときは」

零治監督、「んで、この2人はとにかくね、いちゃいちゃしまくってんの・・始まってからチューしてもいいよ」

さんま先生、「始まって、チューして、そこで『でへへへ』と笑いましょうか?。チューして『でへへへへ』。
          いいですか?。笑ってください。はい、いきます。よーい、スタート」

まなみ、けんじの口にキスをします。

けんじ、「(笑)でへへへへぇ」

まなみ、「あ〜ん」。今度は鼻にキスをします。

さんま先生、「(笑)いや、そんなにしなくてもいいです(笑)。抜群。ハリウッド、もう行けますよ」

美輝、「ハリウッドかい?」

零治監督、「はい、じゃあ1回練習してみよう」

さんま先生、「はい、練習、リハーサルでーす。よーい、スタート」

まなみとけんじ、口づけを交わし、見つめ合ってます。

けんじ、「(笑)でへへへへぇ」

まなみ、右肩を揺らしながら、「あ〜ん」。(^_^;)

そして2人、再び熱いキスを。

さんま先生、「(笑)いや・・ちょっと監督、やりすぎじゃないですか?」

零治監督、「オッケー。もっとやっていいよ。もっと」

そこにたか子がトイレから出てきました。

たか子、「何やってんのよ?、あんた達。誰よ?、あんた」

まなみ、「あんたこそ邪魔よ。顔でかいのよ」

たか子、「何よ、このきらきらちび

まなみ、「うるさいわね」

さんま先生、「そこは本番のアドリブで」

たか子が入ってくるシーンから。

たか子、2人を見つけ、思わず息を呑んで、「何やってんのよ?、あんた達。誰よ?、あんた」

まなみ、「あんたこそ邪魔よ。顔でかいのよ」

たか子、「うるさいわ、このきらきらちび

まなみ、「うるさいわね。女のくせに輝けないから私にけんじを取られるのよ。わかってんの?」

たか子、「この、おねだり娘」

さんま先生、「(笑)すいません・・あまりにも素晴らしくて、ちょっとすいません。」

零治監督、「素晴らしすぎる」

さんま先生、「思わずウケて、すいません。もう1ぺんいきます。あの、すいませんが、もうちょっと残してますから、美輝。
          トイレ出るとき、もうちょっと驚いた顔をちゃんとしといてください。はい、いきましょう」

たか子、2人を見つけ、思わず息を呑んで、「何やってんのよ?、あんた達。誰よ?、あんた」

まなみ、「あんたこそ邪魔よ。顔でかいのよ」

たか子、「うるさいわ、このきらきらちび

まなみ、「きらきらちびで何が悪いの?。女は光ってないといけないのよ。光ってないから、
       だから、私に男をいつも取られるの。わかってんの?」

たか子、「うるさいわ、この、おねだり娘」

まなみ、「おねだりは女の本心でしょう(笑)。何考えてんの?」

*さんま先生と藤井さん大ウケ

たか子、「何よ、かっこつけて」

まなみ、「かっこつけてなんかないわ。あなたがダサイだけよ」

*三宅さんも大ウケ

けんじ、両者の間に入り、「ちょっとやめろよ。」

たか子、まなみ、「あんたが悪いのよ!」と言い、部屋を出て行ってしまいます。

けんじ、「まなみ、どこ行くんだ?」。思わずクッションに顔をうずめてしまいます。

零治監督、「オッケー」

さんま先生、「OK。素晴らしい。あー、ちょっと碧さん、素晴らしいですねえ。アドリブとは、(笑)思えないような」

 

S−4、公園

公園のセットですね。背景は大きな木々です。

ゴミ箱、ベンチ、街灯などがあります。

さんま先生、「『あなた、たか子さんですか?』って言わはりますよね」

美輝、「あなたはたか子さんですか?」

零治監督、「そんで、(優佳に)『違います』」

優佳、「違います」

さんま先生、「『今、ひまですか?』」

美輝、「今、ひまですか?」

優佳、「はい、ひまで〜す」(笑)

さんま先生、「(笑)へへへ。僕は、いや、このセリフのやり取り好きなんですよ・・」

 

リハーサルです。

けんじと女性がすれ違います。けんじ、振り向いて、「たか子」

女性はちょっと振り返りますが、そのまま歩いていこうとすると、

けんじ、「たか子さんじゃありませんか?」

髪はロングのストレート、水玉のシャツに白のスカートです。

さんま先生、「ちょっと場見りのとこ覚えといてくださいね」

*テープが貼ってあります。

美輝、「覚えてますよ」

さんま先生、「いやいや、彼女に言ってるんですよ。ほんで、これ、『志村X』で使ってるセットじゃないんですか?(笑)。
          どうしても竜平が出てきそうなイメージがあるんですけど、だいじょぶですか?」(笑)

 

S−5、喫茶店

丸いテーブルに、チェック柄のカバーがかかっています。背もたれは木製のチェアですね。

そこに優佳と美輝が座っています。

美輝、「名前は何て言うんですか?」

優佳、「ふみ子です」

美輝、「僕と付き合ってください!」

優佳、「い、いいんですか?、私で」

さんま先生、「ほいで結婚式が、最後、ラストシーンですか?」

零治、「1年後」

さんま先生、「はぁ〜」

美輝、「そんな言うてる場合やないのよ」

零治監督、「最初、『いらっしゃいませ』って来る前に、『何にしますか?』って」

美輝、「何にしますか?」

優佳、「アイスティー」

零治監督、「んで、『アイスティー』って言って、『じゃあ、コーヒーとアイスティー』」

さんま先生、「『じゃあ、コーヒー2つ』はどうでしょうかね?(笑)」

零治監督、「そうしようか」

さんま先生、「そうですね、ちょっと」

零治監督、「コーヒーでもいい?」

さんま先生、「いやいや、違うんですよ。『アイスティー』と言ってから、『コーヒー2つ』。
         で、ちょっと軽いズッコケやっといた方が」

零治監督、「(笑)ハハハハハ。オッケー。『コーラ2つ』とか」

さんま先生、「そうですね。『コーラ2つ』。ちょっと軽く、『ウッ。面白い人』という感じのリアクション。
          そこでちょっと惚れさせましょう」

零治監督、「じゃあ、これは?。『わんこそば1つ』」

さんま先生、「それ、あんまりいらないんじゃないですか?、あんまり。それ、行き過ぎじゃないんですか?、それ」

 

S−6、教会

優佳、ウェディングドレスを着ています。

さんま先生、「はい、ほんで指輪どうします?。アップで撮るんですか?」

零治監督、「うん」

さんま先生、「指輪はめるところ、アップで。顔を抜くんですか?、2人」

零治監督、「うん。これで、(指輪を)挿して終わり」

美輝、「あれ?、これ、めちゃめちゃでかぁ」

さんま先生、「カメラはこっちでいいんですか?」

零治監督、「うん。オッケー」

さんま先生、「意外とキャバクラ嬢が奥さんだったというどんでん返しはどうですか?」

零治監督、「あ、いいねえ」

さんま先生、「いやいや、やめましょう。また着替えの時間大変ですから」(笑)

 

本番

海千人、「さあ、先ほど快調に撮影が終わった零治の監督初作品。いよいよ完成しました。
        どんな作品に仕上がったか、さっそく見てみましょう。喜多見ラブストーリー」

 

「喜多見ラブストーリー」・・・・監督、脚本、三宅零治

*タイトルバックは空で、雲から太陽が顔を出しかけています。

キャスト

けんじ・・美輝。
たか子、ふみ子・・優佳(二役)
キャバクラ嬢・・碧
キャバクラ店の客の男・・彼野人
キャバクラ店の客の女・・輝弥
喫茶店のウェイター・・諒
教会の神父・・海
 

けんじの家のリビング。

キッチンで洗い物をしているたか子。そこにけんじがトイレから出てきます。

けんじ、へそくりの札束を振りかざしながら、「いい加減にへそくりやめろや!」

たか子、「いいじゃない。まだおしっこ垂れてるくせに」

けんじ、「うるさーい!」とたか子の顔をひっぱたきます。たか子、ソファーに倒れこみます。

けんじ、小さく飛び跳ねながら、「キャバクラ行こっと」

 

キャバクラ店内で。

しきりに女を口説くサラリーマンがいます。

サラリーマン、「ねえ、俺と結婚しようぜぇ〜。おぅ〜」

酔っ払ってるのか、パラパラを踊りだします。(笑)

その前の席にけんじとキャバクラ嬢が。

けんじはまなみの肩に手を回しています。

まなみ、「ね〜え、早くたか子と離婚して、私と付き合ってぇ〜」

けんじ、体を前に乗り出し、「わかってるわかってる。今日、家におかみさんいないから家に来るぅ?」

まなみ、うれしそうに「行く行く」と言った後、真顔になり、けんじのほっぺにキス。

 

けんじのリビングでアツアツの2人。

まなみ、けんじに口づけ。

けんじ、「(笑)でへへへへぇ」

まなみ、「あ〜ん」

そして、2人、抱き合います。

そこに、トイレの水を流す音がして2人の表情がこわばります。

たか子が出てきました。

2人を見つけ、思わず息を呑んで、「何やってんのよ?、あんた達。誰よ?、あんた」

まなみ、立ち上がって、「あんたこそ邪魔よ。顔でかいのよ」

たか子、「うるさいわ、このきらきらちび」

まなみ、「きらきら輝いてるのが女でしょう。だからけんじは私に取られるのよ」

たか子、「うるさいわ、この、おねだり娘」

まなみ、「おねだりは女の本心でしょ。それができないなんてまだまだ甘いわね」

たか子、「何よ、かっこつけて」

まなみ、「あ〜ら。あなたがダサイだけじゃない?」

たか子、「うるさいわねえ」

まなみ、「それで何が悪いの?」

たか子、「ちびのくせして」

見かねたけんじ、「ちょっ」

まなみ、「いいじゃない」

けんじ、「ちょっとやめろよ!」と仲裁に入りますが。

まなみ、たか子、「あんたが悪いのよ!」と叫ぶと、そのまま出て行ってしまいました。

けんじ、「たか子、まなみ、どこ行くんだぁ!」と言い、クッションに顔をうずめてしまいます。

 

とある日の公園で。

けんじが歩いていると、女性とすれ違います。どこかで見たような・・。

けんじ、思わず、「たか子」と女性に叫んでしまいます。

女性はちょっと振り向きますが、そのまま行こうとします。

けんじ、「たか子さんじゃありませんか?」

女性、「違いまーす」

ロングのストレートに水玉のシャツ、白いスカート、見た目はたか子とずいぶん違うのですが、

けんじにはピンと来たようです。

けんじ、「今、ひまですか?」

女性、「ひまで〜す」

けんじ、「お茶でも飲みませんか?」

女性、「いいですよぉ」

あっという間に交渉成立。(笑)

 

喫茶店で。

ウェイターの諒が水を持ってきます。

ウェイター、「いらっしゃいませ。ご注文は何ですか?」

けんじ、「何がいいですか?」

女性、「アイスティー」

美輝、「コーラ2つ」

女性、口を押さえて笑いをこらえてるようです。どうやらけんじのことか気に入った様子。

けんじ、「名前は何と言うんですか?」

女性、「ふみこです」

けんじ、「僕と付き合ってください」

ふみ子、「い、いいんですか?、わ、私で」

けんじ、「じゅうぶんです」

 

それから1年、教会で2人は結婚式を挙げます。

神父の海が聖書を読みます。(ちょっと外国訛り風)

神父、「あなたは、この人を、大切にしますか?」

けんじ、「はい」

ふみ子の指には、しっかりと結婚指輪が。

(神父、英語でしゃべってるつもりなんでしょうか。ぶつぶつつぶやいてます(笑))

 

零治監督、「はい、オッケー」

さんま先生、「オッケー。(拍手)お疲れ様でした。はい、撤収後、6時出発です(笑)。はい、いきましょう。
         お疲れさん。監督、今からイマジカに行かれるんですか?」

零治監督、「はぁ?」

さんま先生、「(笑)イマジカに編集に」

零治監督、「はぁ?。何?、イマジカって」

さんま先生、「あ、編集せなあきませんから、これ」

零治監督、「あ〜」

さんま先生、「今から?。明日でいいですか?」

零治監督、「今から」

さんま先生、「はい、イマジカに連絡して、6時からやるって」(笑)

 

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