あっぱれ学園の記録－２０００年後半、９／２４、「今までいちばんつらかった事」

あっぱれさんま大先生

９／２４、「今までいちばんつらかった事」　

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三者面談 先頭へ

今回は、諒とパパさんです。

パパさん、「こんにちは。お世話になっています」

さんま先生、「（笑）どうも。キャラクターの強いお父さん」

パパさん、「そんなことないです」

さんま先生、「何なの？、諒君。ほいで今日は」

諒、「えっと、パパがお風呂から出たり、時々お風呂入るんだけど」

さんま先生、「最近特に入るようになったの？」

諒、首をかしげ、「・・時々、入るんだけど。えっと、入んなくてもそうなんだけど、あの、パンツだけはいて、
　　　　　　　　　　　何だか、『パジャマ持ってこい』とかって言ってさ、布団の上に寝たり、おうちの中歩いたり」

さんま先生、「パンツだけはいて、『おい、パジャマ持って来い！』とか偉そうに言うわけ？」

諒、「うーん、偉そうには言わないな」

さんま先生、「『パジャマ持ってきてください』って言うんだったら、自分で取りに行きゃええのにね。
　　　　　　　　　そんな丁寧に言うなら」

諒、「でね、その姿を近所に見られると恥ずかしい・・うちが恥ずかしいんだよ」

さんま先生、「何でや？。ええやないかい、男やねんから。お母さんがパンツ一丁でうろうろしてたら、そりゃ、いややけども」

諒、「でも、自分にとっては、何だか恥ずかしいんだよ」

さんま先生、「恥ずかしいの？。え、諒君はパンツ一丁でうろうろしないの？」

諒、「うん」

さんま先生、「何で？。すればいいじゃない、男の子やねんから」

諒、「やーだぁ」（笑）

さんま先生、「（笑）。だいじょぶかしら？、将来。お父さん、だいじょぶですかねえ？」

パパさん、「ちょっと心配かもしんないです」

さんま先生、「それだけ？」

諒、「うん」

さんま先生、「そんなん別に大した悩みちゃうやんか。お父さんがパンツ一丁で。それなんて全然恥ずかしくない、
　　　　　　　　　みんなそうよ、パンツ一丁で。おいらなんか１人やからフルチンで歩いてるもん」

諒、「えー」

さんま先生、「ほんまほんま。そんなの別にいいじゃない、風呂上がりとか気持ちいいじゃない。もう、フルチンよ、そんなの」

諒、「ほんと」

さんま先生、「うん。それでコーヒー入れたりするぐらいやから。チンチンで」（笑）

諒、「えー」

さんま先生、「そんな目で見るな、俺を。（笑）。諒、おまえだいじょぶか？、なあ、将来。ちょっとやっぱり心配や、俺も。
　　　　　　　　　男の裸に反応したり、海を見つめたりするのおかしいじゃない」

諒、「ウフフ」

さんま先生、「いや、『ウフフ』じゃないのよ」

パパさんの悩みは、

「今、すごい悩んでる事あるもんで、それちょっと一発言っちゃいましょう・・・
　うちの家族なんですけど、すごい金遣いが粗いんですよ」

さんま先生、「これは困りますねえ。どういう風に粗いんですか？」

パパさん、「えーとね、うちのママとかお姉ちゃんと、この３人が通販好きなんですよ」

さんま先生、「たち悪いですね」

パパさん、「昨日も、こんな大きいダンボールがボンと宅急便で来まして、中をパッと開けると、
　　　　　　　　中から、お姉ちゃんの服がどんどん出てきて、最後にこう（小さな）箱があったんですよ。
　　　　　　　　開けたら、ママの厚底ブーツが出てきたんですよ」

諒、「１１センチ」

パパさん、「・・月に何べんも送られてくる」

さんま先生、「はぁ、そういう人が多いらしいけどもね。厚底ブーツなんかママ履いたってもう似合わへんやんか」

諒、「でも、諒履いちゃったよ」（笑）

さんま先生、「おまえ、だいじょうぶか？。厚底ブーツなんか、男はあまり興味持たへんもんやねん」

諒、「だって何となく履きたいんだもん」（笑）

さんま先生、「（笑）お父さん。だいじょぶですか？。これは、え、血筋ということで、若い時、こうだったんですか？」

パパさん、「僕ですか？。僕は全然違います」

諒、「えー、でも写真は一緒だよ」

パパさん、「写真は一緒。顔は一緒。まったく一緒」

さんま先生、「こういう顔だったんですか。はぁー、いや、ほんなら男前になるやない、将来」

諒、「そーお？」（笑）

さんま先生、「（笑）大丈夫か？。諒、ほんま大丈夫か？」

諒、「大丈夫」

さんま先生、「好きな女の子とかできてるね？」

諒、「でも、１回ふられたの・・・絵梨佳ちゃんに１回言ったんだけど」

さんま先生、「ああ、そうかそうか。別に男の子のこと好きとかはないよな？」

諒、「うーん、でも優しい男の子なら、何となく親友でいてほしいなって思うの」(笑)

さんま先生、「まあ、その道はその道で。(笑)。仕方ないことやから、これはもうそのまま、
　　　　　　　　　正々堂々と生きていかなあかんからな。でも通販はお父さんの稼ぎで買うわけでしょ？」

パパさん、「その通り」

さんま先生、「ねえ。これ、お姉ちゃんに言うてあげろよ、諒君から。
　　　　　　　　　『そんな贅沢したらあかんよ』って。通販の物ばっかり」

パパさん、「この人も便乗して」

さんま先生、「君は何買ったんや？」

諒、「あのね、ピチレモンのね、サン宝石でね、おもちゃのボーガン買ってもら、９０円の」

さんま先生、「・・通販の方も心配でしょうけど、いろいろ心配が絶えませんね」

パパさん、「もう、その通りでございます」

さんま先生、「あの、大きくなったときにはっきりするから、その時にね」

パパさん、「(笑)わかりました」

さんま先生、「がんばってな。好きな女の子作れよ」

諒、「もっと？」

さんま先生、「もっともっと。もっともっと恋した方がいい」

諒、「わかった」

さんま先生、「(笑)わかった？。頼むぞ。わかったな。今日はこれでおしまいやけど、ありがとうね・・」

帰り際、諒、右手を振って、「バイバイ」(笑)

さんま先生、「(笑)おまえ、大丈夫か？」

教室先頭へ

由記、「起立、礼」

「おはようございます」

由記、「着席」

彼野人、「前の髪型の方がかっこいい」

さんま先生、「兵隊さんやってたからしゃあないの、これは。これ何か、西村知美ちゃんこの頭見て、
　　　　　　　　　『砂鉄が磁石にくっついてるような感じ』や言うたわ」（笑）

・今から１７年前の今日、貧乏に耐える少女の姿が感動を呼んだＮＨＫのある人気ドラマが
　６３％という高視聴率をあげ話題になりました。このドラマのタイトルは何でしょう？
「○○」

優佳、「ＮＰＰ」

さんま先生、「ＮＰＰ？。何言ってるの？」

優佳、「ハハハァ」

仁美、「ＳＯＳ」（笑）

さんま先生、「君がや、それは。（笑）絶対、歯生えん方がかわいらしいよね。そのままでいてや」

仁美、「え、でもここ（前歯）生えてきた」

美輝、「？？（聞き取れず）の西川きよしさん」

さんま先生、「ドラマのタイトルですから」

彼野人、「愛のラブソング」

さんま先生、「『愛のラブソング』って何なの？、それ。それがあなた、貧乏に耐える少女の物語が
　　　　　　　　　『愛のラブソング』っておかしいやろ」

このみ、「マッチ売りの少女」

仁美、「マッチの少女」（笑）

さんま先生、「何？、今言うたばっかりやんか」

仁美、首を横に傾けます。

さんま先生、「そのリアクションがわからへんねん。笑ってるよ、こっち見て」

諒、「たけしくんハイ」

さんま先生、１番左のテープを外します。「お○○」となります。

仁美、「お金」（笑）

碧、「お弁当」

美輝、「およよ」（笑）

仁美、「おかま」（笑）

さんま先生、「人気でるか、そんなもん」

このみ、「おたま」

由記、「おわり」

仁美、「おすすめ」

さんま先生、「字余りやないかい」

さんま先生、右側のテープを外します。「お○ん」となります。

零治、「おかん」（笑）

このみ、「おぼん」（笑）

さんま先生、「知らないんだ、みんな」

零治、「おちん」

英美香、「おしん」。正解です。

さんま先生、「小林綾子ちゃんていう女優さんがやってました。東南アジアでもすごい人気になったドラマですよね」

ここで仁美、「さんまさん、かわいい？」と、自分の髪型のことを聞きます。

さんま先生、「全然」（笑）

仁美、少しムッとしてます。（笑）

彼野人、「ポニーテール憧れの髪型って言ってたじゃん？」

さんま先生、「ポニーテールじゃないよ、これね。おさげやよね」

仁美、「かわいいでしょう？」と、もう１度聞きます。

優佳、「さんまさんがな、この中でな、１番好きなヘアースタイルの人って誰？」

彼野人、「海君？」

さんま先生、「いや、違う違う。美輝かな？」

優佳、「女は？」

さんま先生、「俺が１番好きなのは、アップが好きやからね、大体。アップやからなあ、絵梨佳ちゃん」

由記、「こっちも見いや」(笑)。

髪を上げて、ポーズをとってました。(^_^;)

さんま先生、「それはアップちゃうやんか」

由記、「うん、ちょっとしたアップや」

碧、「あーちゃんがアップだったらほれる？」

さんま先生、「ああ、そやなあ。あーちゃんがアップやったらほれるかもわからへんね」

彼野人、「僕ちんがアップだったらほれる？」

さんま先生、「ほれへん、ほれへん」(笑)

美輝、「じゃあ僕は？」

さんま先生、「あ、ほれるかもわからへん」

「えー」「あー」

　

さんま先生、「おしん。ものすごく苦労して、１番つらい人生を歩むわけですよ。
　　　　　　　　　ほな君達は、今まで生きてきて、つらかったなあと思う事を発表してもいいです」

　

彼野人、「えーとね、オバケ屋敷でね、どうしても最後まで行かなかった」

さんま先生、「情けなかったなあ、おまえ。あれは情けなかった、見てても」

ここで、きもだめしの時のビデオが流れます。

彼野人が入口でなかなか中に入れないシーンです。

　

由記、「あんな、１８歳やのになあ、１８歳な、年ちゃうねんけどな、失恋してしもうてん」

さんま先生、「由記ちゃん、１８歳年上の人と恋した？」

由記、「うん」

さんま先生、「うそぉ、何やってる人なの？」

由記、「舞台とか、やってる人やねんけど・・あんな、別にほんまに失恋したっていうわけちゃうねんけどな、
　　　　　その人もな、うちのことな、『好き』って言ってくれてんけど、それでいいと思っててんけど、
　　　　　『妹として好き』って言ってくれたんや」

さんま先生、「当たり前やないか、そんなこと」

由記、「うちはな、ほんまの女として好きになってほしかったんや。わかるやろ？、この気持ち」

さんま先生、「(笑)わかる、ものすごわかる。せつないね。『由記はもう女やもん』ていうやつやろ？。
　　　　　　　　わかるわ。『子供扱いせんといて』ていうやつやな？。これはつらかったろ？」

　

諒、「えっと、えっとね、あの、『なっちゃん』知ってる？、みんな」

ジュースのですね。

優佳、「なっちゃん、友達でもいんで」

諒、「あれでさあ、今ね、『ハッピーバケツ』っていうのが当たるんだけどさ、
　　　　そのやつで、ほしいもんでね、１４本ぐらいずっと買ってたんだよ。そしたらどうだと思う？」(笑)

さんま先生、「『つらかった』っていうから、だめだったと思う」

諒、「そう」

さんま先生、「(笑)だいじょうぶか？」

　

零治、「何かね、うちに悪ガキが２人泊まりに来て、そいつらが初めて泊まりに来てて、そんでね、何か、
　　　　　そのお母さんと待ち合わせしてて、『ラーメン食べたい』とか言って、
　　　　　由美が、『じゃあ、ちょっと時間つぶしててもらおうか』とか言ってラーメン作ったら、
　　　　　そいつらが『ラーメンいらない』とか言って・・そいで何かね
　　　　、『初めて来た家でおこんのかわいそうだから』とか言って、俺の事怒ったの」

さんま先生、「うそぉ？。そりゃつらかったなあ」

零治、「何か『食べないじゃねえよコノヤロー。汗水たらして作ったのに』とか言って」

さんま先生、「そりゃ腹立つ。わかるわかる。それは俺、昔逆バージョンで、お姉ちゃんが作った料理、
　　　　　　　　　『ああ、これええわ』言うて違うもの食べたんや。泣いとったわ。謝りたいねん、今」

そして美輝に、「あの時わからへんねんな。ええ気になってな、男ってな。そういうことある？」

美輝うなずきます。

さんま先生、「(笑)ないやろ」(笑)

　

英美香、「私は一時、携帯をなくなったことがあるんですよ。で、どっかにあると思ったんですけど、
　　　　　　探したんですけど、なくて、『誰かに使われたら、通話料払わないといけないしなあ』
　　　　　　と思って悩んでたんですよ。そしたら、お母さんが隠してて、つらかったなあと思った」

さんま先生、「お母さん、あんまり使い過ぎてて隠してたわけか？」

英美香、「うん」

さんま先生、「え、携帯電話なんか小学生で持ってんの？、みな」

持ってる子が多いですね。

由記、｢買ってもらった、買ってもらった。ていうか、自分で買った｣

優佳も持ってるようです。

零治、「『ダイヤルＱ２』かけまくれんじゃん」

さんま先生、「かけまくったらあかんで、あんなもん」

零治、「フフフ」

さんま先生、「うっそぉ、これ放送カットしといてな。うちの娘、『ほしい』言うたら、『まだまだ早い』て言うからな」

仁美、「うちも誕生日に買ってもらう」

由記、「そんな早い時から買ったあかんのに」

さんま先生、「何でや？。おまえも変わらへんやないかい」

由記、「もう、うちは買えんのやんか、ほんまにもう」

　

絵梨佳、「と、私の苗字が『森』ということ」

さんま先生、「何がつらいのよ？」

零治、「もっこり」

絵梨佳、「とね、何かね、教科書とかでも、『森』とか苗字で出てきたり、物語とかでも」

さんま先生、「あ、嫌なの？、『森』って。ええやないか。『森』っておまえ、あれやで。
　　　　　　　　　アメリカで言うと、『タイガーウッズ』の『ウッズ』やで。タイガーウッズが日本人だと
　　　　　　　　　『もりとらお』とか、そんな名前やで」

零治、「森総理」

さんま先生、「あ、そう、嫌なの？。『盛りそば』とか言われても嫌やし」

　

海、「うーんと、食べ過ぎで入院した時」(笑)

　

・２１世紀までとうとう１００日を切りましたが、２１世紀の未来の話として大ヒットしたのは、
　「２００１年○○の旅」

零治、「未来」

仁美、「気持ち」

彼野人、「漁師」

このみ、「世界」

優佳、「宇宙」。正解です。

碧、「何だ。スワンの旅じゃないんだね」

仁美、「ハワイの旅じゃないのか」(笑)

さんま先生、「『ハワイの旅』って言わないで、『ハワイの旅行』って言うやろ」

　

・美術の問題

絵が出てきます。そのタイトルを当てます。

「モナリザの○○」

有名な絵画です。女性が謎の微笑みを浮かべてます。

美輝、「恐い。先生、ちょっと見さんとって。恐いねん」

優佳、「モナリザの絵」

碧、「モナリザの微笑み」。正解です。

零治、「簡単」

由記、「この人きしょいからどっかやってよ」

「○○ひろい」

ヨーロッパの草原でしょうか？。３人が何かを拾ってます。

彼野人、「牧場」

諒、「恋ひろい」

仁美、「光」

このみ、「砂漠は広い」

さんま先生、「何を言うてんねん、おまえは。(笑)誰がそんなこと言えいうてんねん」

美輝、「草を」

さんま先生、「あー、おしい」

零治、「雑草」

優佳、「葉っぱ」

碧、「枯れ葉」

優佳、「落ち葉」。正解は、「落穂（おちぼ）」です。

由記、「『おちぼ』って何なの？」

さんま先生、「知らん。わからへん」（笑）

「○○人」

これは、ある像の写真です。

人間が座って何かを考えています。

仁美、「やみ」

さんま先生、「（笑）何なの？、それ。何なの？」

仁美、「やみだと思ったから」

さんま先生、「『やみ』って何なの？」

仁美、「『やみ』って、デュエルモンスターズにあったんだけど、暗くって」

さんま先生、「俺を見てしゃべってね」

仁美、「うん」

さんま先生、「カメラ見てしゃべらないようにね」

仁美、「ウフフ」

さんま先生、「いや、『ドゥフフ』じゃないのよ」

碧、「ノバ」（笑）

英会話教室の会社のＣＭに出てくるやつですね。

さんま先生、「『ＮＯＶＡ』の人やね、これ」

碧、「うん」

零治、「考える」。正解です。

　

「○○の誕生」

彼野人、「あー、エッチだ。エロだ」

大きな貝殻の上に、裸の女性が立ってます。

両脇にも女性がいます。

碧、「わかったぁ。人魚」

仁美、「魚」

美輝、「物語の誕生」

このみ、「妖精」

優佳、「天使」

諒、「女神の誕生」。正解は、「ヴィーナス」です。

　

　

居残りコーナー　先頭へ

英美香と仁美と由記です。

海千山千人、「おーい、こりゃこりゃこりゃおまえたち。聞いたぞ聞いたぞ。お母さんから、おまえたちの恥ずかしい話。
　　　　　　　　　しょうがないやつらじゃなあ、まったく・・由記ちゃんは、好きな人の前で、スカートをめくり、
　　　　　　　　　パンツ丸だしで踊ったそうじゃが、恥ずかしくないのかのう？、まったく」

由記、「うるさいなあ」

海千山千人、「『うるさいなあ』ってもう。え、しかしあの、踊ったのか？」

由記、「踊ったよ」

海千山千人、「どんな踊りなんじゃ？。ちょっとわしの前でやってみ」

由記、「よーし・・行くでえ。♪ナイスパディバディバディバディ。こんな感じ」(笑)

腰と両手を前後に動かしてます。(^_^;)

海千山千人、「しかしな、かわいい女の子が嘆かわしいのう」

由記、「そーお？」

海千山千人、「昔の女性は３歩下がって、男の後ろから黙って付いてきたもんじゃ。
　　　　　　　　　変われば変わる世の中じゃのう。
　　　　　　　　　あー、英美香ちゃん。試食コーナーで、おかわりを頼んだそうじゃな」

英美香、「はい」

海千山千人、「『はい』じゃない。そういうコーナーでは、おかわりをしないもんなんじゃ、もう。
　　　　　　　　　　ちなみに、何を食べたんじゃ？」

英美香、「えーと、すんごい焼きたてで、すんごいあつい肉を食べました」

海千山千人、「肉か？。肉は好きか？」

英美香、「はい。大好きです」

海千山千人、「ホホホホ。しかしなあ、そういうのはお母さんが１番恥ずかしいだろうなあ」

英美香、「でも、お母さんもやってた」

海千山千人、「あらまっ、こりゃだめだねえ。しょうがない親子じゃ。
　　　　　　　　　はい仁美ちゃん。遊びから帰ってくると、大きな声で歌唄って帰ってくるそうだな」

仁美、「はい」

海千山千人、「どうじゃ。ほんとにもう、近所に迷惑じゃろうがほんとに。恥ずかしくないか？」

仁美、「全然」

海千山千人、「あ、全然。ちなみに、どんな歌唄ってるんだ？」

仁美、「松田聖子さんの歌」

海千山千人、「『松田聖子さん』ときたな。礼儀正しいのう。どんな歌唄った？、聖子ちゃんの。ちょっとやってみっか」

仁美、「♪アイ　スインク　ユー　スインク　大きな声で」

家族対抗歌合戦での曲ですね。

海千山千人、「あーーー、わかったわかった。(笑)。よろしい。まあ、こりゃなあ、
　　　　　　　　　わしのうんちくのタイムはもうこれで終わりじゃ。
　　　　　　　　　うんちく教えようと思ったが、わしが教えられたようじゃな。では、今日はこれまで。さらばじゃ」

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