あっぱれ学園の記録－２０００年後半、９／３、「キスが許される年」

あっぱれさんま大先生

９／３、「キスが許される年」

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三者面談 先頭へ

さんま先生、「来てます。今日も悩みを抱えた親子が、来てます。ええ、もうすぐ入ってくると思うんですけども。
　　　　　　　　　何か、『さんまのまんま』のオープニングみたいで嫌なんですけど・・・」

仁美親子が入ってきます。

ママさん、「枯れてますか？」と、さんま先生の声のことを聞くと、

さんま先生、「ええ、人生も声も枯れてきましたですね、最近」

ママさん、笑いながら、「一緒一緒」

さんま先生、仁美に、「お母さん、アホなの？」

仁美、少し首をかしげますが、「うーん、アホ」

さんま先生、「（笑）やっぱり。そやないかと思ったの、見た瞬間に」

ママさん、「（笑）違う違う」と首を振ってます。

さんま先生、「あの、仁美ちゃん。何か悩み事でもあるの？」

仁美、「ある・・ママが」

さんま先生、「真っ黒にやけてるねえ」

仁美、「フフーン」と嬉しそうです。タンクトップを着ていますが、かなりやけていますね。

さんま先生、「どこ行って来たの？」

仁美、「うーん、海。海じゃなくって、プール」

さんま先生、「何でそんな見栄張るの？。『海』って」

仁美、「プールが楽しいから」

仁美の悩みは、「ママが、休んでるときにずっと寝てて・・ごはんを作ってくれないの」

さんま先生、「仁美ちゃんも休みの日に？」

仁美、「違う。ママだけが、仁美とママが休みん時に」

さんま先生、「日曜日でしょ？」

仁美、「うん。ママがずっと寝てて、ごはんを作ってくれないからやなの」

さんま先生、「あ、昼頃まで寝てるわけ？」

仁美、「昼じゃなくて、朝、ごはん作ってくれないの」

さんま先生、「・・仁美ちゃん、１人で起きてるの？」

仁美、「パパと仁美で起きてるの」

さんま先生、「パパと仁美ちゃんだけ起きて、ママは起きないの？。ひどいねえ、それ」

仁美、「だってママね、休みんときいつも３番で起きるの」

さんま先生、「決まってるの？、それ」

仁美、「ううん、決まってない」(笑)

（ドテッ）

さんま先生、「君の口調からすると、決まってる思うやないかい。
　　　　　　　　ほいで寝かしてあげろよ、疲れてんのやから」

仁美、「だってごはんがないからさあ、作ってくれないからさあ」

さんま先生、「自分で作りゃええやないかい？」

仁美、「だって作れないんだもん」

さんま先生、「何で？。練習すれば作れるやないか」

仁美、「だって、練習する日がない」

さんま先生、「（笑）日がないね。そうやね。日曜日ごとね。いや、頑張ったらできるんちゃう？
　　　　　　　　　ほんでお母さんに言うて、前日に作っといてもらうとか」

仁美、「で、ママがずっと寝てるときに、パパと一緒にかどやへお買い物に行ってごはん買うの」

さんま先生、「・・何買うの？」

仁美、「ラーメンとか」

さんま先生、「お母さん、何で起きないんですか？、それ。そこまで、パパも起きてらっしゃるし」

ママさん、「エヘヘヘ」

さんま先生、「いや、デヘヘじゃなしに。ねえ、何で起きないんですか？って聞いてるんですよ、私は」

ママさん、「いや私、平日４時ですよ。だから土日ぐらいは、寝ようよ」（笑）

さんま先生、「え、何でお母さん、朝の４時なんて、そんなに早いんですか？」

ママさん、「６時には家出ちゃうので」

ママさんも働いているようです。

さんま先生、「・・そんな朝早くどこに行くんですか？。あ、お母さん、６時に出るんでしょう？」

ママさん、「そうそう」

さんま先生、「あ、化粧？。あんたやりすぎ・・それは仁美ちゃん、お母さんかわいそうやわ、なんぼなんでも」

仁美、「だってごはん作ってくれないからやだ」

平日は、朝４時に起きてごはんのしたくをして、それから仕事にでかけるそうです。

さんま先生、「・・ほいで帰ってきたら、またごはんのしたくをして、ほんでこのわけのわからん話し聞いて。
　　　　　　　　　洩れる声で、『あのさあ、あのさあ、あのさあ』言うて。そりゃな、お母さんも疲れるわ。
　　　　　　　　　そこに加えてパパがおるのやろ？。かどやへ買い物に行く名人が。パパに作ってもらえ、それは」

仁美、「え、パパラーメンしか作れない」

さんま先生、「それは君ら２人が悪いわ。ママ朝４時からやで」

お母さんに娘への不満を聞きます。

ママさん、「仁美は、よく先生もご存知だと思うんですけど、『あのねえ』『うんとねえ』が長くていらいらするんですよ。
　　　　　　　・・・特に怒ってる時は、『あのねえ』『うんとねえ』って言われると、カァーッて」

さんま先生、「お母さんが怒ってるときに、『どうしてそういう事するの？』って言うたら、
　　　　　　　　　『あのねえ、うんとねえ』とか言うて？。『うわぁ、岡村さんや、わぁ』とか言いながら？」

ママさん、「矢部じゃない」

さんま先生、「それは言わないですよね。君ね、確かにそう。説明遅いときある」

仁美、「フーン」

さんま先生、「いや、『フフーン』じゃなしに。ねえ。『あのねえ』『うんとねえ』を言わないようにね、これから」

仁美、「・・言っちゃうかもしれない」

さんま先生、「何で？。言わないように心掛けたらいいのやないかい」

仁美、「そういうのできない・・むずかしいから」

さんま先生、「何でや？。我慢すればええのやないか」

仁美、「我慢て仁美むずかしい」

さんま先生、「我慢できないの？」

仁美、「え、でき、違うの出来んの」

さんま先生、「え、何出来んの？」

仁美、「歯医者さんの、小さい時に歯医者さん行ってて、虫歯があったのね。それで銀歯付けて行く時に、
　　　　　『エーン』て泣いたの。その時が我慢全然できなかったの」

さんま先生、「（笑）あ、そう。残念やね。痛いからか？。頑張れよ」

仁美、うなずきます。

さんま先生、「君、たまにジャングルで育ったんちゃうかなと思う時あんねん」

仁美、「違うよ」

さんま先生、「（笑）違うよな。これからも頑張ってな。頼むで・・どういうことを心掛けますか？。
　　　　　　　　　今日お話して、何がわかりましたか？」

仁美、「うーん」。考えてます。

さんま先生、「今日何がわかりましたか？」

仁美、「いろんなこと」（笑）

さんま先生、「（笑）ちゃう。いろんなことはええねん。そんなんいらんねん。２つほど大事な事を言いましたね、先生は。
　　　　　　　　　何を言いましたか？、今日は」

仁美、「今日は、ママが休みの日に、ずっと寝てて、パパと一緒にかどやへお買い物に行ったってこと」

さんま先生、「それ、君が言うたことやないか」（笑）

教室先頭へ

由記が休みなので、副委員長の（さんま先生が言った）美輝が号令をかけます。

＃副委員長っていたっけ？

美輝、「起立、礼」

全員、「おはようございます」

美輝、「着席」

さんま先生、「・・元気でしたか？」

「はーい」

さんま先生、「夏休みどっか行ってきたんですか？」

何人か、「はい」

さんま先生、「皆真っ黒けやね。優佳ちゃん、どっか行ってきたの？」

優佳、「えーと、徳山の光海岸へ・・海水浴して、波乗りした。あの、ボートみたいに乗ったんじゃないけどな、
　　　　　浮き輪でな、波が来たらな、待っといてな、波が来たらブチューッてあのな、波が来たら波に乗って、
　　　　　えーと、すごいいい波が来たら溺れてしまう」(笑)

碧は美輝のことについて、「あのね、最近美輝冷たいんだよ」

さんま先生、「どういう風に冷たいの？」

碧、「あのね、この前ロケバスで行ったときも、あーちゃんの大切なうーたんていう人形を、えーとね、いじめたの」

美輝、「貸してくれなかった」

碧、「貸してくれないんじゃないの。男の子は耳引っ張ったり、とれちゃう可能性も高いから貸さなかっただけなんだもん。
　　　　だって男の子さ、お人形に乱暴するんだもん。知ってるんだもん、あーちゃん」

美輝、「何で？」

さんま先生、「何で？。なあ、何がや？。」

美輝、「触ってん、こうやって」

さんま先生、「こうやっただけやのになあ。女ってすぐそういうこと言いよんねんなあ。こんな女と別れてしまえ、もう」

美輝が、「もう１人好きな子おるから」と言っていると、

碧、大きな声で、「私のほうから別れたいぐらいです」(笑)

さんま先生、「(笑)あーそうですか」

美輝、「僕ももう１人おるから」

さんま先生、「ああ、もう１人おるから、もうええねんな？、碧ちゃんのことなんて」

美輝、小さくうなずいてます。

さんま先生、「今日できっぱり、もう別れろ」

碧、手を挙げて、「はーい」

さんま先生、「ああ、もういいねんな？、そしたら。美輝のことは」

碧、「うん」

美輝、「これから友達」

＃未練があるみたい(^_^;)

さんま先生、「友達としていたい？。それあかんねん」

碧、「うーたん」について、「灰色でね、かわいくってね」と説明しているとき、

美輝、「好き」と発言。

碧、美輝を睨んで、「何？」

すると美輝、首を振りながら、「何にも言ってへん、何にも言ってません」(笑)

・愛情をもってしかることを「愛の○○」と言います。

優佳、「愛の離婚」

彼野人、「むち」。正解です。

さんま先生、「おまえ、何でわかったんや？」

彼野人、「えっ？・・何かさあ、エヘヘヘ」

どこかで聞いた事があるらしいです。

碧、「うちのねえ、２年生ときに、ごうだ先生もねえ、」

さんま先生、「ごうださん。『ふん、何さ』って言う人？」

碧、「違う違う。もっと優しくって美人な人でね。えーと、暑中お見舞い書こうと思ってる人」

　

ここでネタ振りが。

さんま先生、「君らは大人のやってること許せないときあるでしょ？」

ほとんどの子が手を挙げました。

　

仁美、「あの、男の子が、何か、誰かを蹴ったりしたり、そういうのがね、ちょっとやだ」

何にもしてないのに蹴るのが嫌みたいです。

　

英美香、「私は、シルバーシートで寝たふりをする大人。この前、２人の男子、学生がいたんですよ。
　　　　　　お年寄りがすごい腰痛そうなんで、こうやってんのに、シルバーシートでいきなりこうやって
　　　　　　（肩ひじついて）寝始めたんですよ。で、私は何か変だなあと思って席を譲ったんですけど」

さんま先生、「偉いねえ、英美香ちゃん」

英美香、「偉いから」

お年寄りからお礼を言われたそうです。

さんま先生、「偉いね英美香ちゃん。お母さんにその優しさあげろよ」

英美香、「いや、それは心底何か嫌なんですよ」

さんま先生、「（笑）何でや？」

英美香、「もう、あの顔見るたびに心底もう、むかむかしてくんですよ」

さんま先生、「いや、それやったら街のおじいちゃんや思うといたらええのやないかい。おばあちゃんやと」

英美香、「いや、毎日顔合わせてるから」

碧、「さんま先生、おじいちゃんとかおばあちゃんと思ったら失礼だと思います」

さんま先生、「何でや？」

碧、「だって、もうちょっと年取っちゃうじゃないですか」

さんま先生、「あ、おじいちゃんおばあちゃんと思うと失礼？。ほな、席を譲らない方がええのか？」

碧、「いや、そうじゃなくてね。席を譲る方がうが優しいけど、おじいちゃんおばあちゃんと思ってたら・・ふけちゃう」

　

優佳、「あんな、新幹線のホームでチューしてはる人・・あんな、やっぱりチューはな、
　　　　　人がいーへんとこでした方がいいから・・その方が感じ出るから」（笑）

さんま先生、「ホームも感じ出るやないかい」

優佳、「何で？。人が見てんのに恥ずかしいやん」

さんま先生、「いやもう、２人の世界やねん。周りが見えへんねん。優佳ちゃん、そう言うけどチューしたことあんのか？」

優佳、「ない」

さんま先生、「ないのにわからへんやないかい？」

優佳、「え、家でしかしたことない。うちのお父さんと」

さんま先生、「何や。そんときムードある？」

優佳、「ムードって何？」

さんま先生、「雰囲気ある？」

優佳、「うん、あんまり」

さんま先生、「将来は部屋の中でしたいの？。好きな人と」

優佳、「うん」

さんま先生、「・・・彼野人君とやったら２人きりやったらキスするの？」

優佳、「ううん。大きくなってからしかしーへん」

さんま先生、「え、いくつからしてもいいの？、キスは」

優佳、「え、さあ。結婚してからやと思う」

さんま先生、「結婚してから？。それまで許さないの？」

優佳、「許さないってこともないけど」

さんま先生、「そやろ。雰囲気で？」

優佳、「うん」

さんま先生、「ハハハハ。ええなあ彼野人。ムードあふれる奥さんやなあ、あの人」

彼野人、「１２歳ぐらいなの？」

さんま先生、「もっと上や」

彼野人、「２１？」

さんま先生、「いやまあ、じゅう、何でそんな中途半端に飛ぶねん」

碧、「２０歳過ぎてからじゃなきゃいけないんだって」

さんま先生、「１８ぐらいでええのんちゃうか？」

碧、「え、いけないんだよ。だってタバコ吸っていいのは２０歳からだもん」

さんま先生、「あ、それからタバコやキスしてもええ、違うがな。タバコとキスは関係ないやないかい」

碧、「え、何で？。だってさあ、キスするときにタバコ臭い人嫌いだもん」

さんま先生、「ハハハハ・・おまえいくつや？」

碧、ちょっと考えて、「はっさぁーい」

さんま先生、「よーし、わかった」

　

絵梨佳、「と、男のくせなのに香水つけて人の迷惑を考えない人」

さんま先生、「男の香水はつけたらあかんの？」

絵梨佳、「うん」

　

彼野人、「何かねえ、何かさあセブンイレブンで買って、それでねえ、こんな座り、外でこんな座り方して、
　　　　　　（横になって片ひじついて）ムシャッてホットドック食べてんだよ・・男が、もうね、不良みたいなグループが、
　　　　　　バイクで集まって、こうやってムシャッて」

さんま先生、「食べてんの？。これ見とったらどうする？。今度セブンイレブンで、
　　　　　　　　　『おめえが言ったろ、テレビで俺たちのことをよ』言うて」

彼野人、「えー恐い」（笑）

　

碧、「あのね、電車の中でね、お酒飲んで、あーちゃんがお仕事行った後帰ってる時に、
　　　　こうやって（体を席にもたれかけて、両手を横に広げて席の上に置いて）寝てて、
　　　　だから、くっさいから、『おめえ、もうちょっとほらぁ』って、
　　　『もうちょっと酒飲む量、（かわいく）減らして』って感じ」

　

・今日は、かつて巨人軍の王選手が７５６号のホームラン世界記録を達成した日です。
　この王選手の打撃フォームは○○打法と言われてました。

仁美、「えーと、海？」

さんま先生、「海打法？。何で？」

仁美、「何か海に、こういうやつが海に見えたから・・こうやって青のシール貼ったやつ」

答えを「隠して」いるテープが青色なので、海だと思ったようです。

さんま先生、「・・夢がある答えやね」

碧、「えーとね、うんと、ちょう打法」

さんま先生、「何言ってんの？」

優佳、「えーと、ホームラン」

さんま先生、「ホームラン打法。そのままですね」

このみ、「盗塁」

彼野人、「億万打法」

「王」という文字がお金にみたいな字に見えたからのようです。

さんま先生、「･･王選手は知ってる人？」

美輝、零治、海は知っているようです。

海、指されますが、「うんとね。何だ。知らない」

さんま先生、「こうすんねん、フォームは」と、王選手の打撃フォームをまねします。

海、「あ、わか、一本」

このみ、「このみ流打法」

優佳、「えっと、えっと、えーと、ホーム」

さんま先生、「えっ？」

優佳、「フーム」

さんま先生、「えっ？･･フォーム」

優佳、「フォームは、ボール。わっしょい打法や」（笑）

零治、「片足」

さんま先生、「片足もいいけどね、鳥に例えた言葉」

碧、「フラミンゴ」。正解です。（フリップには「一本足」と書かれてありました）

碧、「やったぁ。ねえ、すごい？、すごい？、すごい？」

さんま先生、「すごい。さあ最後です」

碧、「ほめてよぉ」（笑）

　

・「さんま・玉緒・美代子の行きあたりばったり珍道中ｉｎパリ」でさんまさんが何度も使っていた
　「ｖｏｕ　ｅｔｅｓ　ｂｅｌｉｅ」(ヴゼットベル)というフランス語は、「あなたは○○です」という意味です。

優佳、「あなたはきれい好きです」

彼野人、「美人」。正解は「美しい」です。

ここで、「さんま・玉緒・美代子・・」の番組が流されます。

３人で頭を洗ってますね。さんまさんが、「とても美人だ、というのは何て言うんでしたっけ？」と聞き、
「ｖｏｕ　ｅｔｅｓ　ｂｅｌｉｅ」(ヴゼットベル)と言うのだと分かると、連発していました。（笑）

さんま先生、「フランス語で知ってる言葉ある人？」

優佳、「ボンジュール」

碧、「おんなじ、おんなじ」

このみ、「カキマジェール」（笑）

さんま先生、「・・いや、『マドマジェール』先いかなあかんやんか」

仁美、「英語で、『オッケー』とか『ハロー』とか」

さんま先生、「簡単やな、それ」

諒、「えっと、今、仁美ちゃんも英語って言ったけど、諒も英語で・・犬の事が『ドック』で、
　　　　ご飯のことを『ライス』で」

優佳、「優佳も英語やけど、えーと、『プリーズ』と、これは何かわかる？」

さんま先生、「『これは何ですか？』っていうのは？」

優佳、「え、違うって」

さんま先生、「（笑）違う？。今」

優佳、「これは、えーと、スイカが『ウォーターメロン』」

さんま先生、「『これは何ですか？』はどこ行ったんや？」

優佳、「え、シンガポール」（笑）

さんま先生、「（笑）いや、違う。勝手に言ったらあかんがな」

居残りコーナー　先頭へ

海、仁美、零治、英美香です。

海千山千人、「いやぁ、まあまあまあ。今年は暑い夏だったのう。みんなの夏休みはどうしてたのかな？。
　　　　　　　　　まずは英美香ちゃん、どうした？」

英美香、「私は、縄文時代から江戸時代のことを勉強しました」

海千山千人、「何？、縄文から江戸。これまたすごいじゃない。そんな研究したの？」

英美香、「はい」

海千山千人、「ほんで何がわかったの？」

英美香、「縄文人は、顔が全体的に厚ぼったい人。で、弥生時代の人は、全体的にちょっと元気がなさそうなこけた人」

海千山千人、「はぁ、中々深い観察力じゃのう。そうかねえ、そりゃあすごい。零治、どうした？」

零治、「俺はね、おたふく風になった。夏休みが始まった直後から。海みたいになった」

海千山千人、「海は一年中おたふく風だのう。（笑）。そうかね。さて仁美ちゃん、どうした？」

仁美、「あのね、何か、夏休みん時に、カレーを作ったり、花火を見たり」

海千山千人、「ふーん、そう」

仁美、「カレーを作ったり」

海千山千人、「カレーと花火とはぁーん、すごいね。ほんでどうだった？」

仁美、「楽しかった」

海千山千人、「・・さて海。海はいい色にやけて、おたふく風みたな顔して、えー、何かやったか？」

海、「ない」

海千山千人、「何もない？」

海、「うん」

海千山千人、「そんなことはあるまい。何かやったろう？」

海、「うーん、ない」

海千山千人、「泳ぎとか、山登りとか、何か友達と行ったとか、宿題とか、ないか？」

海、「ない」

海千山千人、「うーん、ないか。しょうがないやっちゃな、もう。まあええじゃろう。はい、さいなら」

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