あっぱれさんま大先生

/6、ブランドの恋に終止符

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さんま先生、挨拶の後、「ヨォッ!」とナオミに声をかけています。

絵梨、実咲、佳奈子がお揃いのチャイニーズ服ですね。

さんま先生、「あー、いーですねえ、そこの3人。Tシャツが」

そして、「えー、ここに1人いないです。明子ちゃん、いいですか。
     明子ちゃんが今度、ジェイムス君と結婚することになりまして、
     ジェイムス君が、『結婚するなら、あのクラスを辞めろ』ってことで、明子ちゃん、今日からいません。
     分かりましたか。明子ちゃんはね、ちょっとおじいちゃんの体の調子が悪くって、
     休まなくちゃ仕方がないということで、ちょっとの間休むということで、聞いております」

 

今日は夏休みの思い出を作文にしてきました。

まずは亜由美。

気恵、「亜由美ちゃん、ウンッ、ウンッ」

こればっかり言ってるようです。

亜由美、「私は8月11日から13日まで、福島へ家族で旅行に行きました。
      お母さんが、『おいしい喜多方ラーメン食べたいよ』と言ったからです。
      11日は、夕食に喜多方ラーメンを食べて、夜そのまま若松城へ行きました。
      誰もいなくて夜のお城はとても恐かったです。
      お父さんはみんなが恐がってるのに平気でどんどん入って行って、
      幽霊にでも引っ張られてるんじゃないかと思ったくらいです。
      仕方なくみんなで付いて行ったら、結局お城の回りを1週していました。

      2日目、この日は五色沼に行きました。
      沼がたくさんあって、その沼ごとに色が赤だったり、青だったり、緑だったり、透明だったり、
      とてもきれいだったけど、その沼全部を見るのにたくさん歩いて、へとへとになりました。
      小学生最後の夏休み、おいしく、楽しく、のんびり、だらだら、
      またちょっと背が伸びたような楽しい夏休みでした。
      お母さんが、『子供料金は、今年で終わりね』との一言で、来年もまた行けるかどうか心配になりました。」

さんま先生、「いいですね。『子供料金はもう終わりね』。ね。♪麦わら帽子は・・いいですね。
        ♪田んぼのかえるは、もういな・・誰か止めろよ、俺を」

気恵、「止まれ!」

さんま先生、「(笑)。あ、これから頼むね。きーちゃんが止めてね。
        いいですね。『子供料金は今年の夏で終わりね』。ねえ、なかなか言えないですよ。
        ねえ、今年の海を見ながら子供料金が終わったわけだ。♪海は きれいだ・・」

気恵、「止まれ!」

 

次は佳奈子です。

さんま先生、「チャイニーズ服、チャイナタウンがよく似合う」

ブランド、「似合うよね、ほんとに」

さんま先生、「ばかやろ」

佳奈子、「夏の思い出、サマークルーズの出会い。あっぱれ学園、中武佳奈子。
      今年の夏もまた、多くの出会いがありました。
      8月21日金曜日、快晴南の風が悲劇的な出会いが私を待っていました。
      私が船に乗りこむと、ベリーナイスなグットボーイを見つけました」

さんま先生、「長島茂雄か、君は」

佳奈子、「すぐにその身長180センチほどの人に、ひとめぼれしました。
      ゲームをしてるうちに、その人は私に優しくしてくれました。
      名前はたけし。話を聞くと、京都大学卒で年は23歳。将来はエリート間違いなしと私は判断しました。
      これは逃し・・」

ここで、「ガタン」と大きな音が。

ADの武石さんがつまずいたようです。

さんま先生、「びっくりしましたねえ。ナオミちゃんが暴れたんかと思いましたよ・・
        今、武石がけつまずいただけですから。また後で三宅さんに怒られるんです。
        『どういう気なんだよ、お前は』とか言うてね。目に涙を浮かべながら、『すいません』とか言うてね。
        ほんで、自分のライター、三宅さんに取られて怒ってるんですよ。」

気恵、「止まれ!」

さんま先生、「きーちゃん、むやみに止めないで」

佳奈子、「これは逃す手はないと思い、すかさず、ずっと隣にいました」

ブランドより気に入ったようです。

佳奈子、「ウインクや流し目と迫りましたが、どうも反応が・・」

さんま先生、「何考えとんねん。気持ち悪い子供やで、大人からすれば」

佳奈子、「最後があるから。ここからが悲劇的。

      ウインクや流し目と迫りましたが、どうも反応がイマイチ。それで思いきって私は聞いたのです。
      『彼女性、いるんですか?』。するとたけしはあっけなく、『うん、いるんだよ』と言いました。
      その人の名前はとしこ。何とうちのお母さんと同じ名前だったのです。
      そこで、たけしの将来はうちのお父さんと一緒の運命になるだろう、と直感しました。
      今年の夏は失恋したんだけど、来年の夏は頑張るわよ」

実咲、「あのね、私もそのとき、みんなで行ったんだけど、私もほれちゃったの、その人に」

佳奈子、実咲、絵梨の3人で行ったようです。

佳奈子、「だからもう、ブランド君は関係なくなっちゃったの」

ブランド、あっけにとられています。

さんま先生、「23歳で、君達相手にしないよ、そんなの」

佳奈子、「それがね」

実咲、「けっこうね」

絵梨、「そうそうそう」

佳奈子、「のってくれんだよね」

さんま先生、「何をのってくれるって?」

佳奈子、「だから、何か、うんと、なんつーかな、話とかがすごい合うんだよね・・・
      『すごいかわいいね』って言ってくれたもん」

さんま先生、「子供やからや、君達は」

佳奈子、「違うよ。ちゃんとね、大人っぽくなったような感じのね、恋人に言うような感じで言ってくれたもん」

写真を撮ってきたようで、さんま先生に見せます。実咲も前に出てきました。

佳奈子、「すごいかっこいいの、ブランド君よりも。すごい健康そうでしょ。ね、健康そうでしょ、この人」

さんま先生、「これは海で?」

佳奈子、「違う、船の中」

さんま先生、「えっ、とどがあがってきてるわけ?」

佳奈子、「違う、お母さん」

さんま先生、「これやったら、まだブランドの方がいいよ」と、ブランドの味方をすれば、

ブランド、「そうだよね」と、自らも・・・

でも、2人の気持ちはブランドから離れてしまったようです。

佳奈子、「だってブランド君なんかさあ、私達のこと心配してくれないよ・・・
      キャンプ行った時にね、ぬれちゃったから、着替えるのでね、
      普通さ、『レディファーストが先』って言ってたでしょ。」

実咲、「なのにねえ、そのときね、先に入って自分が先に着替えるんだよ」

ブランド、「だってまだ男の子いたから、先に着替えないと、と思って」

再びお兄さんの話。

佳奈子、「あのね、ちょっと不安だったの・・・行ったらさ、『かわいい』って」

実咲、「優しくて・・・」

佳奈子、「人思いで・・」

さんま先生、「ひとおもいで君を殴りたいよ、俺は」

佳奈子、「人思いで、優しくって」

実咲、「すごい親切だし」

佳奈子、「頭もいいし、金持ちそうだし、背も高いし」

実咲、「金持ちそうだよね。だってね、お財布の中見たらすごくあったよ」

佳奈子、「課長の息子って感じ」

さんま先生、「(笑)それやったら社長の息子の方がええやろ。えらい中途半端やな」

実咲、「課長でも種類があるの」

ブランド、「うちのお父さんだって、課長代理だよ」

2人、席に戻ります。

さんま先生、「夏のたびに、佳奈子ちゃんはそんなことばっかり言ってますねえ」

絵梨、「うちのお母さんと佳奈ちゃんのお母さん、対決すんの」

佳奈子、「そうだよ。今度対決すんの、胸で」

絵梨、「あのね、佳奈ちゃんのお母さん、うちのお父さんに恋しちゃってね、
     うちのお母さんと佳奈ちゃんのお母さんで、胸の対決するの」

佳奈子、「そう、どっちが触りごごちいいかって」

絵梨、「審査員、うちのお父さんだよ」

さんま先生、「君らだけやなしに、親も何考えとんねん」

佳奈子、「あんましかわんないよ、うち」

絵梨、「そう、F、Fなのね。佳奈ちゃんちは垂れめなんだけど、うちんちね、縦に伸びてるの」

佳奈子、「うち垂れめなんだけど、ブラジャーでやると、けっこう、気持ちいいよ」

さんま先生、「(笑)何考えて・・さわりたいことないわ」

絵梨、「お父さん、下から触るからね、前にいっちゃうの」

さんま先生、「(笑)あっ、そうなのか。下から触る・・おいら素人やね。すぐ下からわしずかみしてしまう」

 

次はブランドです。

ブランド、「僕の夏休みは、塾で始まり塾で終わった」

裕太、「俺なんか、全部遊びで全部遊びとおしたよ」

ブランド、「だけど、少しは楽しいこともあった。その中でも沖縄に行ったことが1番楽しかった。
      沖縄なんか何回も行ったことがあるけど、今年はちょっと変わった過ごし方をした。
      ただ1つ残念なことは、沖縄でかわいい女性、の子に出会えるだろう、と楽しみにしていたけど、
      佳奈ちゃんや実咲ちゃん以上のかわいい女性、の子はいなかったことだ。
      二十歳ぐらいの男女性、のカップルは多かったけど」

しかし、2人の気持ちは、

佳奈子、「もういるから」

実咲、「ねえさんまさん、聞いて聞いて。あのさ、ブランド君がさ、沖縄に行ってさ、
    かわいい子がいるだろうって期待していたってことは、
    私達もう捨ててたってことじゃないの?。もしいたらさ、そっちに乗りかえるんじゃないの?」

ブランド、「いや違う違う。佳奈ちゃんや実咲ちゃん達以上の子はいないだろうって信じてるから、
      そういうことができるんだもん」

佳奈子、「絶対うそだよね。そんなの分かるよ」

さんま先生、「ブランドは、君たちのことがやっぱり1番好きだと思ったのに、君たちはもうだめなのか?」

佳奈子、「うん。もうなんかね」

実咲、「ちょっとね」

佳奈子、「あの人のことを見るとさ、もうへろへろって感じ」

ブランド、「僕の方がいいんじゃない。将来がまだあるもん」

実咲、「こっち希望があるもん」

ブランド、「でも僕がもし大人に・・」

さんま先生、「往生際が悪い男やな、君も。もうあきらめろよ。あんなもん、ほんでええことないやないか2人とも」

ブランド、「うん」

さんま先生、「うん、て。もう終わったなこれは」

佳奈子、「うん、終わったね、この人とはね」

 

今後、この3人の関係、複雑な展開をみせていきます。

 

最後は気恵です。

気恵、足元を見て、「あっ、虫が死んでるよ」

さんま先生、「死にもするやろ・・・さあ、きーちゃん。夏休み、また1つ大人になって帰ってきたんでしょうか?」

気恵、「ううん、なってない」

さんま先生、「そう言うのや、大体が」

気恵、「飛行機に乗ってハワイに着いた。ハワイの人はみーんな派手な洋服を、着ていた。
    だからきーちゃんも普通の洋服を着た。バスに乗った。
    ガイドさんは、運が良ければきれいな人に当たるんだけど、運が悪ければ変な人に当たる。
    でもきーちゃん達は、年を取った変なおばあさんに当たった。
    きーちゃんのお部屋は29階。内山君と裕太君は30階だった」

3組で一緒にハワイに出かけたようですね。

気恵、「内山君はすごーくTシャツを買った。裕太君は何でもかんでも買った。
    夜、寝言で内山君がきーちゃんの名前を呼んでいた、と裕太君がお父さんに教えてた。
    プールでも泳いだ。内山君と裕太君は、ジャボンと飛び込んだから、2人ともおぼれてしまった。
    最後の日が来ました。お別れは寂しかったです。
    裕太君も内山君もお別れするとき、いっぱいいっぱい手を振りました。
    きーちゃんは楽しかったから、帰りたくありませんでした。でもやっぱり帰ってきました」

さんま先生、内山に「きーちゃんの名前呼んだの?」

内山、「呼んでないよ」

裕太、「夜ね、一緒の部屋に寝てたらね、『きーちゃん来ないかなあ』とか言ってたの。
    で、ちょっと音がなると、『あっ、きーちゃんだ』とか言って、駆けつけてってね。
    そんでね、俺がね、『おまえ、学校でいぐちもとこが好きなんじゃないの?』って言ったの。
    そしたらね、いきなりね、『俺は今、きーちゃん一筋だよ』とか言っててね」

さんま先生、「内山、顔マジやぞおまえ。もっと余裕持て、テレビ番組やから」

内山、固まってしまいました。

裕太、「俺がね、『そのこと言っていいの?』って言ったらね、『別にいいよ』って言ったんだよ」

内山、「『きーちゃん来ないかな?』って言ったのは、その夜ね、みんなで飲むって言ってたから」

気恵、「そう、三ツ矢サイダー」

気恵も写真を持ってきています。

内山が気恵のほっぺたを両手で抑えてる写真がありますね。

内山、「これ頭突き合いしたの」

気恵、「ごっつんこ。こうやってね・・(ゴン)」。さんま先生に頭突きを。

さんま先生倒れこんでしまいました。(笑)

 


ニュースデスク−言わせてみましょうレポート 先頭へ

(ゲスト−なし)

今回から新企画ですね。

街の人に「○○」という言葉を言わせようというレポです。

さんま先生、「今週からレポートが変わったんですよね」

内山、「うん」

さんま先生、「こちらの方から、『この言葉を言わせなくてはいけない』というレポートになったんです・・・
        むずかしいでしょ?、これは」

内山、「むずかしかった」

さんま先生、「今日は、『ウソでしょう』」

内山、「みんな、なかなか言ってくれないんだもん」

さんま先生、「それは、君のしゃべりかけるのがへたくそだからや、それ。どうでした?。面白かった?」

内山、「・・・」(悩んでいます)

さんま先生、「そんなことより、おやじさんとコマーシャル出てるやろ?」

内山、ニコッとします。

さんま先生、「おやじさんに言うとけ。『ことわるように』って」

 

内山、「はい、レポーターの内山です。今日から始まる『言わせてみましょう』レポート。

今日の言葉はこれです。(と、『ウソでしょう』というフリップを出します)」

・1人目、20代の男性

内山、「こないだ、10億円の指輪を買ったんですよ」

男性、「内山君が?。何でそんな金あんの?」

内山、「えっ?」

男性、「すごいお金持ち」

内山、「いや、買ったんですよ」

男性、「はいはい。良かったですね」

内山、「こないだね、1個ね、100円のね、キャビアを食べたんですよ」

男性、「100円のキャビア。キャビアってもっと高いんちゃうの?」

内山、「こないだね、ハワイでね、松坂牛食わせてもらったんですよ」

男性、「おまえ、肉ばっかり」

内山、「(小声で)ちくしょう」

男性、「何、笑わそうとしてるの?」

内山、「(小声で)違う」

内山、「こないだ道端でねえ、お金拾ったんですよ」

男性、「はい」

内山、「火を口に入れちゃったの」

男性、「ほんま?」

・2人目、50代の女性

内山、「あっぱれさんま大先生の内山と申します」

女性、「あー、あっ、ちょっと。困ったわ私。何か?」

内山、「こないだおしっこをしたらですね、空まで飛んで行っちゃったんですよ」

女性、「はぁ?。何ですか?」

内山、「こないだですね、僕がおしっこしたんですよ。そしたら空まで飛んで行っちゃったんですよ」

女性、「はい(?)」

・3人目、20代のOL

内山、「今、さんまさんが来てるんですよ」

OL、「へっ、そうなんですか?」

内山、「呼びましょうか?」

OL、「ええ」

内山、「こん中に入ってるんですよ」、と、胸のポケットをまさぐります。

女性、、「写真なんですね」

・4人目、20代の女性、2人組

内山、「あの、こないだザリガニが気絶したんですよ」

女性、「感激のあまり、口がきけない」、と、隣の女性を指して。

内山、「ちょっといいですか。ザリガニが気絶したんですよ」

女性、「・・・。ウフフ」

・5人目、30代の太った女性

内山、「僕、実は40キロやせたんですよ」

女性、「ウソォ?。ほんとに?。ウソでしょう?」

内山、「(ヤッター)」

 


エンディング 先頭へ

*毎年、関東では、クリスマスの深夜、さんまさんとフジの八木アナがサンタクロースに扮して、
  みなさんからの電話を受け、「不幸」な人にはプレゼントを贈るという番組があります。
  それをパロッてます。

 

さんま先生、「いやぁ、ひと夏で変わる女心。かわいそうにねえ、ブランド君。
                 ああいう男は、明石家サンタのプレゼントショーに電話してくればいいんですよねえ」

携帯電話が鳴ります。

さんま先生、「もしもし」

ワシャガエル、「あ、もしもし。有名希望のワシャガエルと申します。18歳です」

さんま先生、「はい。あのどんな夏休みでしたか?」

ワシャガエル、「あのね、海で女の子ナンパしようと思ってボート借りたんです」

さんま先生、「あー。それで?」

ワシャガエル、「で、あのう、女の子捜してるうちに沖に流されて、ボートが難波しました」

さんま先生、「さようなら」

ワシャガエル、「げっ、あーちょっとさんまさん、ちょっと車下さい。不幸なカエルです。車下さい」

さんま先生、「いや、だ・め」

ワシャガエル、「下さい」

さんま先生、携帯を切り、「ほんとにまあ」

ここでワシャガエル、フジの八木アナに変身(サンタクロース姿)

ワシャガエル、「さんまさーん、合格にしましょう。八木です。合格に」

さんま先生、「何しとんねん、おまえは。分からへんやないか、テレビ見てるもん、東京地方の人しか」

ワシャガエル、「だってやれって。アナウンサーの八木です」

さんま先生、「分かってる言うてんのに。なあ、男とはどうなってんのや?、ほんだら」

ワシャガエル、「クリスマスに会いましょう」。そう言い、去って行きました。

さんま先生、「会いたくないわ、バカヤロー。一部の東京地方の人しか分からへんのや、
        不幸話用意して、プレゼントもらえるなんて。おまえなんかだめじゃ。競技委員長」

競技委員長、「はい」、と窪田ディレクター登場。

さんま先生、「不幸話を1つ」

競技委員長、「くしゃみをしましたら、一緒に歯が抜けてしまいました」

さんま先生、「ごうかーく!。25番、ハズレー。こんな番組なんですよ。さようなら」

 

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