Travel log (1) ..The mid-area of Niigata prefecture) Part-1 12-14  Aug 2012 〜新潟(中越地方)〜

Photosのコーナーとは別に旅日記をここに書いていきたいと思います。
使い分けは、「Photos」のコーナーには、自分の中で特に気に入った写真を抜粋して掲載していって、
こちらの方では、気ままに旅の雑感なども織り交ぜて、書きたいと思っています。

どうぞお楽しみください。

さて、最初はこの夏休みを利用して旅行した新潟中越方面への旅についてです。
この旅の「きっかけ」はほんのささいなことです。

家でGoogle Earthを見ていて、何気にいろろいな地方をクリックしていたら、
新潟の美しい田園風景の写真に出会いました。

衝動的にここに「行きたい!」と思ったのが7月の3連休前。
調べてみると、その風景は信越本線周辺の写真であることが分かりました。

それから、これもまた偶然といえなくもないのですが、ネットを見ていたら、
私の好きな大林宣彦監督の新作「この空の花」のロケ地が新潟の長岡で
そして、その風景が、とても美しかったことが印象的でした。

ちなみに「この空の花」の予告編はこちらです。↓




それで、「新潟の宿が空いていたら行ってみよう」と思い立ち、「じゃらん」で検索したら、
ちょうど燕三条市のアパホテルが2泊可能でしたので、即予約しました。
私の旅にはこういった「イキオイ」と「フィーリング」大切です。

さて、宿をおさえた後は、切符の手配です。もし新幹線がなかったらローカル線でいこうと思っていたら、
運よく行きも帰りも往復切符がとれました。

これで旅の準備は、まあまあできた、というところ。

「後は何しよう。」

次にそれを考えました。(普通とは手順が逆かもしれません。)
まずガイドブックを買ってみて行きたいところをピックアップ。
でも、できるだけ車は使いたくないなぁ、と思っていたのですが、天気予報をチェックすると、
どうやら2日目は雨っぽい。

雨の中を歩きで移動するのは大変なので、レンタカーを予約しました。
これはかなり正解でした。おかげで今回、いろいろなところにいけました。

あとは、旅のモチベーションをあげるために、先ほどの大林監督の映画を見に行きます。(笑)

あまり下調べもせずに予告編の映像の美しさで行くことを決めたのですが、
実際に見てみてびっくりしました。

戦争をはじめ、地震や水害といった重いテーマが扱われています。

しかも映画のテンポ設定が速い速い・・。
しかし、この設定でないと、おそらく2時間40分はきついと思いました。

大林監督の映画なので、「ふたり」や「はるかノスタルジー」のようなほんわかとしたものを
想像していったのですが、この映画は、そういったファンタジーの要素はあるものの、
(黒澤明監督の「夢」にも通じるものがあるような気がしました)
テーマが重く、そして心の叫びがダイレクトに伝わってくる映画でショックを受けました。

でもいたるところに大林監督らしさが出ていたような気がします。

しかし、主演の女の子、一輪車が上手だなぁ〜、と思って調べてみたら世界チャンピオンの経歴の方なんですね。
あの卓越した一輪車の乗り方が細部における不思議さととても繊細な印象を引き出していた気がします。

さて、この映画のロケで使われていたのは長岡、そして山古志などを中心としたところです。
それも今回の旅の宿泊地「燕三条」から近いところです。

これで目的地もだいたい決まってきました。
そして、あとガイドブックにのっていた「良寛さん」かな。。と思ったら、もうほぼ旅の内容も決まったようなものです。

さて、ここからは写真とともにお楽しみください。

一日目(8月12日)
午前中、ピアノとの合わせの後、その足で新潟に向かいます。
(今回、あわせた曲は後ほどYoutubeにアップする予定です。お楽しみに。)



まず燕三条のホテルに着いた後、荷物をあずけて早速、
Google Earthで見た田園風景を見に、信越本線に乗ります。
長岡方面に向かうと、美しい田園風景が広がります。

「うわぁ〜綺麗!」と感動したところで「東光寺」という駅に着きました。
そこで途中下車しました。

次の電車は長岡方面だと約1時間後・・。
それまで散策をしながら写真を撮ることにしました。

広がる稲穂と遠くに見える山々


空が広い・・・。



歩きながら自分の影を写す。
暑い・・。


こんな風景、素敵ですよね。
何気な小川もとても綺麗。



昔は、こんなふうに舗装されていない道路がたくさんありました。



一日目は、この後長岡に向かい、市街地を散策して終了です♪



二日目(8月13日)
朝食を食べた後、8:00に駅のトヨタレンターにいって「ポルテ」を借りて出発します。
アパヴィラホテルの朝食はすごく美味しかったです。
バイキングではないけれど、料理長の心や美の意識がこもっていました。


久しぶりの車の運転。
といっても、以前は何年も毎日30−40Kmのっていたので、すぐに思い出しました。


こんな感じですぐに田舎道に入ります。
目指すは、棚田のある「北五百川地域」です。
ちなみに新潟には棚田の名所がいくつかあるようです。


今回の旅のお供「トヨタ ポルテ」。運転しやすかったです。
シートもアレンジできるので車中泊できそう。



旅の途中で降り立ったところ。こんな素敵な風景がいたるところに。


北五百川の地域に入ります。
鳥居に神聖なものを感じますね。



秋の気配1


秋の気配2


棚田をあがっていきます。



北五百川の棚田の風景です。

さて、続いては、来た道をもどって日本海を見に行きます!そして良寛さんの里(出雲崎)へ・・。