2009年 OB鳥見行
(2009年8月5日更新)

同好会のOB仲間での鳥見行の記録(2009年版)です。

「三宅島 探鳥行」

日時: 2009年7月24日()夜〜26日(日)


参加者:上野N、石川T、高野、大場、川島(武)、川島(俊) 写真左より
日程:[7月24日]22:30竹芝桟橋発
[7月25日]5:00阿古港着−民宿−伊豆岬(朝食)−薬師堂−姉川ダム−富賀神社−アカコッコ館・大路池−民宿(昼食&昼寝)−三宅空港−サタドー岬−伊豆岬−アカコッコ館−民宿
[7月26日]民宿−伊豆岬−三宅高校−民宿(朝食)−大路池−新澪池跡−火の山峠−民宿(昼食)−14:30阿古港発−竹芝着20:30
7月25日(土)
東海汽船は午前5時に三宅島に着いたが、今日は三池港ではなく島の反対側の阿古港だった。まだ観光客の戻りはあまり多くない模様で、三宅島で下船したのは100人程度か。
川島さんの定宿‘椿荘’の車の出迎えを受け、椿荘が工事関係者で満員だったため紹介された民宿へ向かう。民宿‘日の丸’と聞いていたが、着いた先は民宿‘広丸’。電話では同じに聞こえるという笑い話。宿は綺麗で今日は我々6人だけの宿泊とのことで嬉しい。 宿に荷物を置き、椿荘から借りた車で大場君の運転、川島さんのガイドで出発。
最初にウチヤマセンニュウの最大のポイント伊豆岬に向かう。途中ではアカコッコが何度も車に驚いて逃げるのが見られる。

伊豆岬の灯台近くの、観光客用のあずま屋で景色を眺め、ウチヤマセンニュウが現れるのを待ちながら朝食。付近にはハマカンゾウとハマシャジンが咲き誇り、青空を背景に海上には多数のオオミズナギドリが飛んでいた。しかし風が強いためか、肝心のウチヤマセンニュウが現れないので、場所を少し移動して次のススキや潅木の原っぱに行く。写真:ハマカンゾウ(T)
ここでセンニュウの声がし、一瞬だが姿も見た。海を眺めていたら、近所に住んでいると思われるオジサンが軽トラックでやって来て、ここの海岸線に集まるサバの子供を狙ってイルカが住み着いていると言う。しばらく待ったが現れないので、場所を移動。
次に訪れたのは近くの薬師堂。周遊道路から僅かに入っただけで樹木が茂り、タネコマドリのさえずりが聞こえ、オーストンヤマガラが姿を見せる。モスケミソサザイも鳴いたとのこと。
更に、見晴らしの利く姉川ダム、富賀神社先の崖に行きセンニュウを探したが現れず、海上もオオミズナギドリとウミネコのみ。
午前中の最後にアカコッコ館を訪問。入り口付近の暗い林でタネコマドリ、イイジマムシクイが姿を見せた。 館内で説明を聞いた後、水場が見える場所からアカコッコ、ヤマガラ、コマドリなどを観察。写真:イイジマムシクイ(O)
アカコッコ館を出、すぐ後ろに広がる大路池(たいろいけ)に行く。ここではカラスバトが現れたが、我々を警戒してかすぐに飛び去ってしまった。


原生林に囲まれた大路池はなかなか風情があって良い眺めだった。魚も居るようだし、葦の生えた岸辺もありサギ類が出ても良さそうなのだが不思議なことに水鳥が全く居なかった。 午前の探鳥はここで終了し、宿に戻って昼食プラス昼寝とした。
午後は2時にスタート。最初に三宅空港に寄り、滑走路周辺を眺めたがツバメが建物に営巣していたのを見ただけ。次にサタドー灯台に。ここには多数のアマツバメが飛び回っていた。再度伊豆岬に行ってみたが相変わらず風が強い。 雄山の頂上は一日中厚い雲に覆われていた。
この日の夕方にもう一度大路池に戻る。今度はタネコマドリが森の中で餌を取ったり囀るのを観察。カラスバトも動きが活発になり何度も飛ぶ姿が見られた。また周遊道路にはアカコッコのオスが出て来て、車が通る度に茂みに隠れては、通り過ぎると餌探しに現れるのが良く見えた。

アカコッコ(T)、タネコマドリ(O)、カラスバト(O)
7月26日(日)
第2日目は5時に早朝探鳥に出発。4時半ごろからシチトウメジロが囀り始めたのは気がついたが、高野君の話では4:15ごろにアオバズクが鳴き、続いて4:20から数分間アカコッコの大合唱があったとのこと。
今日も最初は伊豆岬でウチヤマセンニュウを狙うも影形なし。その先のススキの原っぱでようやく声を聞き、しばらくすると絶好のポイントに姿を現した。昨日はチラッと見ただけで不満だったが、今日は全員写真も撮れて、今回の第1目標の鳥をクリア。写真:ウチヤマセンニュウ(O)

三宅高校裏へ行くがキジの声を聞いただけで、宿に戻り朝食。 朝食後は大路池を再訪。タネコマドリの幼鳥を観察。カラスバトも何度か見る。
その後、昭和58年の噴火で池の底が抜けた新澪池跡に寄り、続いて火の山峠に車を進める。 ここでは雄山噴火の壮絶な火山活動の跡が眺望出来、周辺の樹木は全て火山ガスで立ち枯れていた。 宿に戻り昼食後、阿古港に向かった。


午後2時30分出港。やがてオオミズナギドリが現れ始めたが、遠くで50頭ほどのイルカの群れが見られた。オーストンウミツバメが2羽だけ現れたが、鳥はそれで終わり。 その頃から急に海上に霧が立ち込め、上空は快晴なので海では珍しいブロッケン現象が現れた。 6時半ごろ、浦賀沖あたりになるとオオミズナギドリも居なくなったので、今回の探鳥行を終了。(上野記)
写真は大場(O)、高野(T)。


「行徳・新年探鳥会」

日時: 2009年1月17日(土)



10:00に行徳駅前集合。野鳥観察舎到着後、保護区内を探鳥。
終了後、南行徳で新年会を行なった。
参加者:上野N、井上H、石川T、近辻夫妻、大場、川島、 奥村、高野、 川原林、上野A夫妻、四ノ宮Y、大塚、今村、真柳
(記念写真には蓮尾純子さんら、観察館スタッフも写っています)

1月17日の行徳での鳥仲間新年会は、最長老の小高先輩が風邪のためご欠席 だったのが残念でしたが、合計16名という、これまでの最高の人数のご参加 をいただきました。
近辻夫人、上野晶博夫人、そしてS46年卒の四ノ宮楡里さんの3名の女性の ご参加をいただいたのも、今回が初めてでした。  出た鳥は全部で48種で、比較的単調な環境にしてはかなりの種が見られた ように思います。もちろん、探鳥会後の新年会も楽しいひと時でした。 毎年幹事をお願いしている真柳さんに感謝です。 上野(尚博)
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、 マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、 スズマモ、キンウロハジロ、ホシハジロ、ミコアイサ、トビ、ノスリ、 チュウヒ、ミサゴ、オオバン、バン、イソシギ、セグロカモメ、ユリカモメ、 ズグロカモメ、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、 モズ、ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、 カシラダカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、 シメ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシブトガラス(48種)
写真は早贄は奥村、他は高野。
翌1/18は近辻・谷口・楡里・真柳・園部各氏らで三番瀬へ。その模様は 「OB近況」の頁に。


過去のOB仲間の探鳥の記録

2008年探鳥行(与那国ほか)
2007年探鳥行(白樺峠ほか)
2006年探鳥行(渡良瀬ほか)
2005年探鳥行(佐渡ほか)
2004年探鳥行(白樺峠ほか)
2003年探鳥行(彩湖、伊豆沼ほか)
2002年探鳥行(丹沢、蓼科etc)
伊良湖岬探鳥行 '02.10.(小高、上野ほか)