マルタの街を歩いているとちょっと変わった建物に出くわすことが良くあります。
写真を良く見ると窓のあたりに何か付いています。出窓と言うよりはベランダでしょうか。しかも壁とガラス窓でしっかりと覆われていると言うしっかりしたものです。マルタはわりあい暖かい地方ですから寒いわけはないしどうしたことだろうと思うのですが良くわかりません。ひょっとして砂嵐のようなものを防ぐのかしらと考えてしまいます。
狭い路地に沿った家でもやはりこのベランダがあります。このベランダもしっかりと造られているところと、おしゃれだけれどもなんだか足元が怖い、簡単なつくりのところもあります。写真でも上のものは簡単で右側は少ししっかり作ってあるように見えます。といっても建築中の家を見ると本当に大丈夫かと思うような造り方をしているので、足を踏み出さないほうが良いのではと思うのです。如何で
しょうか。
もう一つは入り口につけられた鉄の簡単な柵です。街を歩くと玄関の扉が大通り沿いにいきなるあることがあってかなり驚くのですが、ほぼ全ての家でこの鉄の柵がつけられて、この柵をあけてから玄関の扉を開けます。ガイドさん によれば、この柵は羊除けで、昔は町中を羊が歩いていることがあり、羊が家の中に入ってこないようにつけたのが始まりだとか。今は羊が街中を歩き回るということはないのでしょうが、さまざまなその土地独特な家の構造と言うものはこうして出来上がっていくのだなという気がします。