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呼和浩特フフホト(中国)(2)フフホトの街

 フフホトというのは内蒙古自治区の中心都市というのはすでに書きました。では街を歩くとどんなところなのでしょうか。中国で少数民族が集中して住む地域、すなわち内蒙古自治区、西蔵自治区、新疆維吾爾自治区、そしてその他の少数民族の自治州などでは少数民族語が看板などの使用されていますが、初めてフフホトを訪れたときはとにかく感動でした。街のいたるところに縦書き(ウイグル式)蒙古文字が氾濫しているのです!

 まったく楽しくて文字をじっくりと読んでみたり写真に撮ったりとそれはそれは私の心をくすぐるには十分でした。中国であることは確かなので建物の看板は併記しています。縦書きの看板はどちらも縦書きが簡単なのでいいのですが、横書きの看板では蒙古文字が一塊づつ横に並んでいるのでそれはそれは苦労しているなあということに尽きます。 これは小さな店でも同じで、中国語の名前と蒙古語の名前が併記されているのです。

 モンゴル族が住む街とは言いながら、この自治区全体で蒙古族は4割程度ですから、フフホトのような都市では中国人の割合は大きく、街の雰囲気もその蒙古文字が書かれているという店があるところを除けば他の中国の都市と変わりはありません。その部分はちょっと複雑ですが、現状はここは中国であるということが折りを見て思い出されます。

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