紅茶と言えばよく中国から茶葉を運ぶ途中で醗酵して紅茶になったと言うまことしやかな話がよく登場しています。しかし実際はそうではないようです。緑茶と紅茶は製法の違い。茶といえば日本や中国では多く緑茶を指し、中国から西、ヨーロッパまで茶といえば紅茶を指します。中国ではかなり古くから茶が知られ、神農が湯を沸かしていたときに上から落ちてきた葉がたまたま煮られると芳香を放ち味もよいことに気がついて茶を知ったと伝えられています。伝説の域に達しています。
ヨーロッパ人が紅茶を知ったのは1516年ポルトガル人がマカオに到着したころといわれ、最初に現物が伝えられたのは1610年といわれ、ヨーロッパで東洋への憧れとともに急速に人気が高まりました。人気が高まると茶を運ぶために競争が起こりました。