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10 朝鮮語の動詞と形容詞
 日本語の文法では動詞と形容詞は異なる活用をしますね。朝鮮語はそれに比べると動詞と形容詞の区別がかなり共通部分があるのが特徴です。用言と言う言葉でくくるほうが良いときがあります。丁寧な言い方をするときには殆ど違いがありません。でも言い切りの形やいくつかの語尾は若干違いがあります。

 [ganda](行く)は[ga-n-da]で、この-n-が動詞の現在を表す要素です。
   [areumdabta](美しい)は[areumdab-da]で、こちらには-n-の要素はありません。それは動詞ではないからです。

 実はこの-n-の要素と言うのはとても興味深いもので例えば-r-は推量、-deo-は回想の意味を持つことも判ります。さまざまな語尾を注意深く調べてみるとこれらのような要素で分析ができます。

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