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05 朝鮮語の音節

 音節を見てみると、日本語は開音節、朝鮮語は閉音節、つまり日本語は「子音+母音」と言う構造で、朝鮮語は「子音+母音+子音」と言う構造をとります。もちろん日本語にも子音ゼロの場合があるので、朝鮮語でも子音ゼロの「子音+母音」「母音+子音」「母音」もあります。

 音節最後の子音は「終声」と呼ばれています。この子音には「k」「t」「p」「m」「n」「ng」「l」の7種類あります。特に最初の3子音はその子音を発音する口の形のまま呼気を出さずに止めます。単独で発音されるとなれないうちは聞き分けるのは困難です。

 ただ、最後の子音を持つ音節の後母音で始まる音節が続くと原則として最後の子音が次の音節の最初の子音であるかのように発音されます。これを「リエゾン」と呼んでいます。つまり

「子音+母音+子音」+「母音+子音」

    −−>「子音+母音」+「子音+母音+子音」

となるわけです。

 韓国人が日本人より英語の発音がたやすいと言うことが良くあります。少なくともこの一点においては日本人のほうが不利でしょう。

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