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労働新聞本社

 労働新聞は朝鮮労働党中央委員会の機関紙です。本社は平壌市内、高麗ホテルからなら車で数分、歩くと10分はかかると思います。写真をご覧になるとお分かりになるかと思いますが、正面には故金日成主席の肖像画が掲げられ、社屋の上には労働新聞のロゴを赤文字にしたものが掲げられています。

 労働新聞はどのように作られていくのか良くわかりません。一度だけ中に入ったことがありますが、昼間だと言うのに人影が少なかったのは不思議な印象でした。西側のマスコミとは違う価値基準で記事が組まれ、取材がなされるようなので、我々が考えるような新聞社とは違うのでしょう。ただ、ゲラ刷りのようなものがおかれていたようです。

 労働新聞本社の前にはちょっとした広場があります。そして十字路がありますが、その十字路の角に実は道路の基準点があります。つまりこの基準点が平壌から地方都市などへの距離を測定するときの原点になると言うわけです。

 労働新聞そのものは平壌市内で簡単に手に入るのかと思うと残念ながら必ず手に入るという売り場のようなものはどこにあるのか良くわかりません。大抵は担当の案内員に頼んで持ってきてもらうことが多かったのですが、高麗ホテルの2階の売店で買ったことが1度あります。ひょっとするとここで買えるのかも知れません。記事だけを読むのであれば地下鉄のホームなどで読むことができます。

 因みに平壌では労働新聞のほかに青年朝鮮、平壌新聞などがありますが、これらがどこに本社を置いているのかは残念ながらわかりません。