学園番外地
初出/少年画報 1969.9/8号〜1970.9/22号(石川賢参加期間。永井豪と共作)
(左)少年画報社ヒットコミックス1巻 (1970.10/15初版発行 永井豪単独名義) |
(右)少年画報社ヒットコミックス2巻 |
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(左)若木書房コミックメイト1巻 (右)若木書房コミックメイト2巻 |
「アルコール中学校」略して「アル中」に赴任してきた教師・番 長介は持ち前の腕力でアル中の番長に ...って、何やら98年某社漫画賞を受賞した某作品に似てなくもないな。ヒット版2巻表紙に見えるモーレツ 先生・美留久ルミは、不良や長介もかなわない腕力の持ち主。錦織つばさ(ガクエン退屈男)の原型か?
記念すべき第一回(少年画報1969.9/8<10>号)だっ!
「永井豪+石川賢一とダイナミックプロ」名義。これぞ石川賢マスコミデビュー!
最終回一歩前でルミ先生、長介じゃなくて、グラサンかけた冷奴の様な人と結婚してるんだけど、 子供達は長介そっくり!そこで豪ちゃん名言!
「(父親なんて)ようするにいるという事がわかってればいいのよ」
「ワーッ ママって現代的ね」
物語は、長介とルミ以外の全先生が文字どおりアル中になって2人で学校の面倒を見るも学校が全焼。 1巻ラストからのムショ暮らし篇から賢ちゃん節が見えてきて、更に「それゆけコンバット隊」を彷彿と するネタ展開を見せつつも、教師に戻ってあっちこっちとんでもない地方にトバされ続け、最後には南洋、 人喰い土人の島へ...ってこのオチ今ではやばいなあ。その辺りも後の「リョコー少年団」を彷彿とさせる。
「バイオレンスジャック」(ゴラク版)にて「学園番外地」篇として番 長介のみ復活するが、ハチャ メチャさは消え失せ、長介ものんびり生きるコトをよしとする別のキャラクターになっていた。
連載4回目(少年画報1969.10/27<13>号)カラートビラ。
裏にはダイナミックプロメンバーの紹介も。
(豪ちゃん・石川ちゃん・ヒルちゃん・野口さん・おかあちゃん・メダマちゃん・ジョン・たかやん・マネージャー社長)
表紙を飾った号も幾つかあるが、これは1970.3/9<6>号。
●当初は永井豪・石川賢一名義。その後(月号未調査・70年と共に変更?)
永井豪・石川賢名義を経て、1970.10/5(20)号より、監修・永井豪 作・相川てつじにより展開。
相川版は単行本に収録されていない。(ストーリー的にはつながっている)
●相川てつじは、ファンレターの送付先から察するに、ダイナミックプロ
作家ではなかった
可能性もある。
相川版。見にくくてすまぬ。
さすらい学徒
初出/まんが王 1970.1月号〜5月号(永井豪と共作)
中学生ながら街から街へ流れ歩き、高校生だろうが 何だろうが「番長」と呼ばれる連中を殴り倒して旅行く男、流 風太郎(ながれふうたろう)。 ある日倒した相手が街の有力者の息子だったため追われる身に!学校で荒野で大暴れ! 権力嫌いで、自分が負けるとは一向に信じてない辺り、いかにもいかにも賢ちゃんキャラの原点! 「石川賢一」名なので、実際の執筆時期はもう少し早いのかな? |
初出/別冊少年ジャンプ 1970.1月創刊号〜5月号
〜双葉社パワアコミックス〜
1979.3/5初版発行
*収録作品* それゆけコンバット(隊) 1.戦果あり! 2.敵前強行突破 3.脱走に成功 4.恐怖の山越え 5.怒れ コンバット トックン輸送隊 ガンマン用心棒 せっちん谷の大決闘 ボインパイヤー |
アーリー石川賢の短編集。 『トックン』『せっちん谷』は少年サンデー発表。 俺的には『ボインパイヤー』さいこー!ゲッターロボを本誌連載中に増刊に
書き下ろした一本。満月の夜、変身!巨乳をプリンプリン言わせながら男を骨抜きにする恐るべ
き(笑)ボインパイヤー! |