この文書は1995年版入所案内をHTML化したものです。
80名以上の博士学位取得者を抱え、毎年数名の新博士が誕 生していることでも分かりますように、学問レベルが高く、平均年齢が高いことが特 色です。さらにパソコンファンやメカファンが多いことなども特色です。
客員研究員という制度があり、後に記します ように、多くのプロ作家や著名な学者が加わって下さっています。
その他にもSF界の明日を担う新進気鋭の方々が多く所属しています。石飛卓美・小 野不由美・金子隆一・清水一夫・菅浩江・新居澄人・野尻抱介・橋元淳一郎・日暮雅 通・福江純・森弥邦夫・山本弘などの諸氏も会員です。
もう一つの特色は、日本SF創成期からの熱心なファンが多く参集して下さっている ことです。SF書誌で有名な瀬名尭彦・木村一弘・森田裕の強力トリオ、元東京高裁 判事の倉田卓次博士、科学雑誌コレクターのK.P.OHKA氏などはその例です。 主催の石原もSF書誌学に情熱をそそいでいます。
さらに、著名出版社や雑誌社の編集者も多く参加して下さっています。 すでに通巻60号に達している会報には創作や翻訳の他 多くの優れたSF的論文が掲載されており、プロ作家の寄稿もあります。
理工系のSFファンが中心のクラブですが、それにこだわっている訳ではありません 。理工系以外でも、科学技術についての知識や考え方に親しみを持つSFファンであ れば、入所を歓迎しています。
パソコン通信のアサヒネットに専用の 会議室があり、会員どうしの親睦・連絡のほか、ネット例会 が開催されています。
ときどき関東または関西での例会も開催されます。
研究費(というと大げさですが、ようするにファンクラ ブの会費です)は年会費制です。
会誌の他に、フロッピィや書籍の形での出版物(ハードSFディスクスやハードSF ブックス)の編集頒布も行っています。
サイエンス(科学)とフィクション(物語)の出会いこそがSFの原点であったと私 たちは考えます。そして、この原点のもっとも近くに位置するのがハードSF、もし くはハードコアSFと呼ばれるサブ・ジャンルではないでしょうか。
私たちは、このハードSFに関しての研究・調査・そしてさらにはハードSFの書き 手の育成といった活動を通して、ハードSFひいてはSF全体の交流に尽くしていき たいと考えております。
1982・06・22
「ハードSF研究所」所長 竹本一男
早川SFコンテストにおきまして、連続10年、当ハード研のメンバーが最終審査に 残りましたが、これは【研究室】のなかの創作研究室の成果でした。
郵便振替 名義 S・F資料研究会
口座番号 00220ー0ー16059
1995年09月 総務部
郵便番号259-13 神奈川県 秦野市 堀西368ー2
S・F資料研究会内 「ハードSF研究所」総務部