健康中心の人生設計


健康の秘訣 第一は,「歩くこと,ふとらないこと」
多忙な現代人や高齢者では,手軽にできるものでないといけません.
楽しめない健康法は,健康のためにはなりません.

■歩く生活を取り戻せ・・・・.
 CS放送のディスカバリーチャンネルのなかにワイルドディスカバリーという番組があるのをご存知の人も多いであろう.アフリカの動物たちの姿を放送しているが,自然な野生の厳しさが写しだされている.縄張りに侵入すればすぐ襲われるし,仲間からはぐれたり,歩けなくなって餌を確保できなくなれば死の危険に晒される.陸上哺乳動物にとって歩くことは生きることの必須用件なのである.人間は歩くことによって健康を維持しているともいえる.
しかし,文明を築いた人間はわずか100年前から発達した交通機関により歩かない生活に変貌してしまった.もともと人類は飢餓との戦いで倹約遺伝子を働かせてきた.ところが,歩くことを忘れたために体内臓器は余剰カロリーを蓄積し,筋肉はカロリーを消費できなくなった.これが,高脂血症,脂肪肝,高血圧,痛風,糖尿病などの一連の生活習慣病を引き起こす原因となっている.これらの病気は全て関連して起きており,歩くことで予防できる可能性が極めて高い.
 毎日60分以上歩く人は,30分以下しか歩かない人に比べ年間医療費は15万円も安いといわれている.歩くことは貯金をするのと同じです」歩くことは非効率で暑さ寒さに晒され,足腰に痛みを生ずる.それでも,身体は歩く生活を本能的に求めている」

■歩くこと・ウオーキングの効用

  1. 老化防止
    足裏は無数のツボや神経が集中しています.歩くことによって脳が刺激されます.
  2. 骨そしょう症の予防
    骨への適当な刺激は骨を丈夫にします.協調運動を行うことで骨折しにくくなります.
  3. 高血圧の予防
    高血圧の人は,1−2ヶ月で血圧低下傾向が認められます..
  4. 動脈硬化の予防
    いわゆる善玉コレステロールが増加し,動脈硬化が予防されます.
  5. 肥満防止
    歩く運動は,運動量が大きく疲労感が少ないため,長続きし肥満が予防されます.家族と一緒に歩くことができるのは,大変な喜びです.

1日の理想歩数
女性 男性
8300歩 9200歩
高齢者目標
女性 男性
5900歩 6700歩

■ストレッチの効用


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