Using and Porting GNU CC


(1)

リリース 2 よりも前のコンパイラには、 g++ という別個のコンパイラがありました。 このコンパイラは、 GNU CC をベースにしたものですが、 GNU CC と統合はされていませんでした。 `1.xx' というバージョン番号を持つ g++ 、 例えば、 バージョン 1.37 や 1.42 の g++ は、 GCC 2 と統合されたバージョンと比較すると、 はるかに信頼性の低いものです。 また、 G++ `1.xx' をバージョン 2 の GCC と組み合わせても、 まったく動作しません。

(2)

訳注: 原文には、ここで以下のような意味の文章が記述されていますが、このオプションとはまったく関係がないと思われるため、ここでは削除してあります。ちなみにこれは、-traditional オプションを説明した箇所に記述されている内容とまったく同一です。

=====
通常は GNU C の組み込み関数として使われている名前を、 プログラムの中で別の目的で使うのであれば、 `-traditional' だけではなく `-fno-builtin' も使うと良いでしょう。 ANSI C の機能に依存しているヘッダ・ファイルを組み込む場合には、 `-traditional' を使うことはできません。 いくつかのベンダは、 ANSI C ヘッダを組み込んだシステムの提供を始めています。 このようなシステム上では、 システム・ヘッダを組み込むファイルをコンパイルする際に `-traditional' を使うことはできません。
=====

(3)

訳注: Common Subexpression Elimination(共通部分式の除去)の略

(4)

訳注: Not-a-number の略

(5)

訳注: Common Subexpression Elimination(共通部分式の除去)の略

(6)

訳注: 「依存関係のターゲット」、 「依存関係のソース」とは、 メイクファイルの記述

<target>:  <source>...
        <command>
における <target>、 <source> を指しています。 「ソース」は「ソース・コード」の意味ではありません。

(7)

訳注: Position-Independent Code の略

(8)

訳注: 原文では `su' となっているが、おそらく `u' の間違いであると思われる。

(9)

訳注: 原文では protoize となっているが、 unprotoize の誤りである。

(10)

(Fortran にある類似機能は代入 goto(assigned goto)と呼ばれていますが、 この名前は C では不適切であるように思われます。 というのは、 C では単にラベル・アドレスをラベル変数に格納する以上のことができるからです。

(11)

ファイルのベース名とは、 ファイル名から、 前にあるすべてのパスの情報と後ろにある `.h'`.C'`.cc' のような接尾辞を取り除くことによって得られる名前のことです

(12)

訳注: 原文は以下のとおり。

This is the patched assembler, to patch SR#1653-010439, where the assembler aborts on floating point constants.

The bug is not really in the assembler, but in the shared library version of the function "cvtnum(3c)". The bug on "cvtnum(3c)" is SR#4701-078451. Anyway, the attached assembler uses the archive library version of "cvtnum(3c)" and thus does not exhibit the bug.

(13)

訳注: Not-a-Number の略

(14)

訳注: Not-a-number の略

(15)

訳注:この場合、 バグ報告は英語で書く必要があります。

(16)

訳注:common subexpression elimination(共通部分式の除去)の略

(17)

訳注:式の中に関数の名前が現れることを意味しています。

(18)

訳注:原文では`object files'(オブジェクト・ファイル)となっていますが、 前後の文脈から、 明らかに`executable files'(実行可能ファイル)の誤りであると思われます。

(19)

訳注:原文では`-mcall-aixdesc'となっていますが、 前後の文脈から、 明らかに`-mrelocatable'の誤りであると思われます。


This document was generated on May, 12 1999 using texi2html 1.57.