980216 tue. 魔女狩り
ついにでたねえ、インターネット監視市民グループ。
コンピュータの知識がある会社員や大学院生がインターネット上の情報を監視して、悪い情報があったらプロバイダを攻撃するんだそうだ。
めにうかぶよね。大義名分に目をきらきらさせて魔女狩りに励む監視員の姿。
きっと目立つページで、クロロホルムとか、砒素とかいったら告発されてつるし上げられるんだろうなあ。でもバイアグラとかは大丈夫なんだろうなあ。さらにバタフライナイフとかサリンとかなんてもう忘れてるんだろうなあ。縫い針もだめかな?
おまけに暇なときにロボットの検索ページで思いついた単語拾ってみて、ヒットしたページは読みもしないで魔女扱いなんだろうなあ。
そんなものよりもたくさんの人が死んでいる自動車だとかバイクだとかは野放しなんだろうなあ。間接的に健康を害するたばこはおとがめなしなんだろうなあ。きっとそのうち電車でうるさいからって携帯電話販売ページも攻撃されるんだろうなあ。古典的なスタンガンとか手錠ってどうなんだろう。
クルマやバイクは野放しでよくて、クロロホルムとか砒素はヒステリックに監視する理由、誰か知ってる人教えてください。
980215 mon. ハードカバー
このごろ図書館に行くようになって気がついたんだけれども、ハードカバーの小説って、帯がないとその本に関する情報が全くないんだね。文庫とか新書だったらあらすじとかあって、最低どんなジャンルの本かはわかるじゃない。ハードカバーはそれもない。タイトルと作者。それだけ。
今回借りたのは、「受精」って本なんだけれども、純文学のようでもあるし、ミステリにもなり得るし、今はやりのサイエンスホラーだってあり。ってことで、タイトルじゃあわからない。作者も、失礼ながら全く知らない。いや、見たことはあるんだけれど、どんなものを書くのか全く知らない。
まあ、まだ1/4くらいしか読んでないから、何ともわからないけれど、どのジャンルかもわからないで読んでいくのも、結構おもしろいよね。
推理小説だと、最初から犯人に気をつけて読んでいくし、エスエフだったら科学考証を期待しながら読む。でも、どのジャンルかわからないと、どこに期待したらいいかわからないから、素直に読む。
この、素直に読む、って、結構忘れてた感覚だなあ。
たとえば京極、たとえば平井を読むときには、もう素直には読めないものね。
で、どこに落ち着くんだろう。これ。
990214 sun. 番外
ラパイッチ偉い!!!
キーパーもっと偉い
990214 sun. DISCOVERY III(I, II)
なんだかんだいっても、結局はまってます。
ロッキンオンジャパンでのインタビュー見ると、最後の二曲が結構メインっぽかったりするんだけれど、ほんと?
僕の中でのメインは、やっぱりsimple,
I'll beだな。まあ、毎日聴く会社への道だと、最後の曲の途中くらいまでしか聞けないから、ってのもあるけど。
ところで、ミシェル・ファイファーって、有名な人だったんだね。ちょっと検索かけてみたら、いっぱいホームページがでてきた。
そりゃああの唇はいいだろう。。。
990213 sat. B.B. director's cut
わかってたんだけれど、このコーナー、どうやら見た、聴いた、読んだ、乗ったの記録に成り下がっているので、いっそのこと採点表をつけちゃいます。ホシ五個が満点、もちろん独断と偏見以外の何者でもないです。
日本初公開、だったらしいね。wowowの、ブルースブラザース ディレクターズカット版。
何回みたんだろう。この映画。テレビでやった、バブルガムブラザース吹き替え版を三倍モードでとって、狂ったようにみて。それからテープ買って。そのテープはぼろぼろになった頃ひとに貸したら、デッキに巻き込んでちぎれちゃって。そのあとLDで買って。あ、DVDでたんだっけ? ほしいなあ、DVDで。
というわけで、何回もみてる。その映画の、ディレクターズカット版。今までディレクターズカット版って、あんまりいいイメージなかったんだ。たとえばジェームス・キャメロンのほっといたら冗長になりたくてしょうがない作品。上映回数の関係でしょうがなく短くして結構いいテンポで進んでたのに、また思いっきり長くして見てるのつらくする、くらいのイメージしかなかったから。
スターウォーズ特別編は、ディレクターズカットじゃないもんね。
で、ブルースブラザース。
最初にみたのがテレビの洋画劇場のやつだったから、そこで結構カットされてたのを、ソフト買ってみるときにいつも違和感があったんだけれども、今回のは、いいよ。細かいところ、せりふ一つ二つ増えてるだけのところとか、話の流れがスムースになってたり、エルウッドがちゃんと働いてたんだ、ってわかったり、そしてなにより、一曲楽しみが増えてたり。
でも、148分っていうのは、ちょっと長いのかなあ。
そこで思ったんだけど、ディレクターズカットって、やっぱりコレクターズアイテムなんだよね。映画っていう妥協の産物の中で、あとから上映時間、っていう妥協点だけなしにして、こういうのもあったんですよ、ってみせる。ほんとの姿を見せるっていう割には、予算とか制作日数の関係で妥協したところは、復元できないで(それやると特別編になっちゃうからね)。
だからそれは往々にしてエンターティメントという観点が希薄になっていくんだけれども、それでもいい、ちょっとだけでも未公開映像が見たいんじゃあ、っていうファンだけを相手にして。
ああ、別テイクの入ったジャズのボックスセットと一緒か。
クリフォードブラウンとかのボックスセット、持ってるんだけど。彼のソロはテイクごとに全く違うから、それぞれすごいんだけど。よく聴くのは、後から買ったオリジナル版の方だよね。それと一緒。
きっとこれからもよく見るのは、オリジナル版の方なんだけど、でも持ってたいよなあ。ディレクターズカット。なにででるんだろ?
いつも思うんだけど、DVDで、一枚に両方入ってて、メニューから選べる、ってできるとおもうんだけどなあ。
990211 thu. ブレイン・ヴァレー
ってけっこうおもしろかったよ。
みなさんご存じの、パラサイトイヴの瀬名君の二作目。瀬名君とは、学会とかですれ違ったみたい、くらいの仲です(つまり全く知らない)。
この作品は、正直言って、あんまり期待してなかったから、ついこの前図書館で借りたのだけれども。
瀬名さんって、ホラー大賞でデビューして、第二作がSF大賞。結構賞付いてるよね。まあ、ホラーも、エスエフも、あんまり新人がでてなかったからなあ。新人はみんな、ミステリにとられてたのかしら。
まあ、それはおいといても、鈴木光二にしても瀬名さんにしても、ホラーからエスエフにきた人は、あそこにいきやすいのかね? たぶんリングらせんに比べて人気のないループ(僕は好きだけど)も、そこに行き着いたよね。というかそこから始まったのか。
そこ、っていうのは、ここ(V.W.)、なんだけど。
ホラーの次のエスエフ、っていえば、2/8の日記のやつもそうなのだけれども(僕にとっては、ね)、そこに行っちゃうのかなあ。
鈴木光二といえば、次のバースディ。誰か読んだひと、感想教えてくれないかなあ。あっ、図書館に入れてもらおうかしら。
990208 mon. チグリスとユーフラテス
新聞とかで新刊の宣伝をみてて、これだ、って思うことって、あるよね。
あの作家がこのタイトルで書いたら絶対いいに決まってる、って思うこと。
そういうカンって、まずはずれないんだ。俺。
この作家がこのタイミングでこのタイトルならそれは力はいってるに決まってるじゃん、って、すぐわかる。まあ、僕の好きな作家に限られるんだけれども。
たとえば、今までの例を挙げれば、栗本薫「滅びの風」、筒井康隆「虚構船団」、新井素子「おしまいの日」、山田詠美「アニマルロジック」、神林長平「完璧な涙」。まあ、夢枕獏「瑠璃の方舟」「神々の山嶺」、村上龍「愛と幻想のファシズム」、村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」なんてのは、タイトルに惹かれたんじゃなくって、買うって決めてたから、ちょっと違うんだけど。
こういう本って、読んではずれないばかりじゃなくって、折に触れて読み直す、大切な本になってることが多いんだ。
で、今回の。
楽しみだな。どんな話なんだろう。