“プリテイ・プリンセス” ★★
The PRINCESS Diaries
(ディズニー映画)

監督:ゲーリー・マーシャル
脚本:ジーナ・ウェンドコス
原作:メグ・キャボット
出演:アン・ハサウェイ、ジュリー・アンドリュース

 

メグ・キャポット原作の小説「プリンセス・ダイアリー」の映画化作品。
原作と大きく違うのは、父親が死んでいるという設定。ストーリィを単純化するためなのでしょうけれど、父親が登場しないのは、原作を知る人間としてはとても残念。そこにユーモアが漂うストーリィでしたから。

アメリカのごく普通の高校1年生、ミアにショッキングな事実が告げられます。ミアは、ヨーロッパの小国ジェノヴィアの唯一の王位継承者、つまりプリンセスであるということ。
それをミアに告げたのは、父方の祖母、つまりジェノヴィアの女王。
映画でのストーリィは、ジュリー・アンドリュース演じる祖母とミアという、新旧プリンセスの2人を軸に展開されます。
ただ1人の孫娘に、期待と愛情を寄せる祖母。その一方、ドジで目立たない普通の高校生だったミアの生活は、必然的に変わらざるを得ない。

原作は日記形式をとっていますので、ミアの内面における微妙な思いが細かく伝えられるという面白さがありましたが、映画はウォルト・ディズニー作品らしく健全にうまくまとめられたという感じで、原作の面白さには及びません。
ただ、ジュリー・アンドリュースの登場が懐かしかった。

2002.08.25

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→ 原作:「プリンセス・ダイアリー」

 


  

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