“キック・アス” ★★
KICK-ASS
(2010年アメリカ映画)

監督:マシュー・ヴォーン
原作:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr
脚本:
ジェーン・ゴーrドマン、マシュー・ヴォーン
出演:アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、クリストファー・ミンス=ブラッセ、マーク・ストロング、リンジー・フォンセカ

 

クロエ・グレース・モレッツが出演した映画の続編が近々公開されるとのことで、そもそも前作はどういった作品だったのかと思い、レンタルで観てみた次第。

観て、ぶっ飛びました。こんな映画があるものか、という驚き。

コミックの映画化なのだそうですが、内容は“ハードバイオレンス・ティーンズ・アクション・コメディ”とか。
まず主人公は、どこといって取り柄のない平凡な高校生=デイヴ・リゼウスキ。ヒーローに憧れネット通販でヒーローコスチュームを買い込み、悪行を見て見ぬふりをしていてはいけないと、ヒーローになった気分で町に繰り出します。しかし運動神経も腕力も何らないのですから、すぐボコボコにされるのですが、たまたま見かけた青年がその映像をネットに流したため、“キック・アス”はすっかり町のヒーロー扱い。調子にのったデイヴですが、次には命の危険にさらされます。
そこに突然現れたのが、小学生?と思えるような謎の殺し屋少女=“ヒット・ガール”。あっという間に悪党たちを退治し、本物と偽物はこんなにも違うのかとデイヴは肝に銘じます。
そのヒット・ガールの正体はというと、悪党一味のボスに罠にはめられて刑務所に入れられた元警官デーモンが復讐のために幼い娘を鍛え上げたという次第。
そのデーモン=“ビッグ・ダディ”のコスチュームがバットマン。ですからヒット・ガールのコスチュームはロビン風なのです。

平凡な高校生がヒーローになろうとするコメディ要素と、悪党たちを平然と殺戮していくバイオレンス調とその担い手が可愛い顔をした少女であるというアンバランス、そして青春風の恋と成長ストーリィを、ごちゃまぜにした唖然とするばかりの痛快?アクション作品。
「ヒューゴの不思議な発明」で知ったクロエ・グレース・モレッツでしたが、こんな役を演じていたとはなぁ・・・。でも、紫色の鬘にマスク、マントを付けたロビン風の衣装を来たクロエ、とても可愛いのです。
以前に高校生がスパイという「エージェント・コーディ」という娯楽作もありましたが、それに比較して本作品はアクションが大人アクションに優るとも劣らずといった凄絶さ。
何と言いましょうか、観応えたっぷりでした。

2014.02.15

amazon.co.jp

     


  

to 映画note Top     to 最近の映画 Index