“エージェント・コーディ★★
AGENT CODY BANKS
(2003年アメリカ映画)

監督:ハロルド・ズワルト
原案:ジェフリー・ジャーゲンセン
脚本:アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、スコット・アレキサンダー、ラリー・カラゼウスキー
出演:フランキー・ムニッズ、ヒラリー・ダフ、アンジー・ハーモン

 

CIAの少年諜報部員コーディ・バンクスが活躍するスパイ・アクション。
ヒラリー・ダフ出演ということで観たのですけれど、予想外の面白さ。
それは、主演のフランキー・ムニッズの奮闘によるところ大です。

人嫌いな科学者・コナーズ博士が炭水化物なら何でも食い尽くすという微小ロボットを開発。悪の組織がその発明を手に入れ、アメリカの軍備を壊滅しようとします。
コナーズ博士に近づくにはその愛娘ナタリーを利用する他ないと、CIAは15歳のコーディを呼び寄せてナタリーと同じ学校に転向させ、ナタリーと親しくなれと命令を与えます。
ところがこのコーディ、頭脳・格闘技ともに優れているのですが、女の子に対してはどう口をきいたらいいか判らないという程の大の苦手。コーディの目付け役になった女性CIA部員ロニカ(自称:調教師)に尻を叩かれますが、さてどうなるやら。

少年スパイ・アクションというと「スパイ・キッズ」を思い出しますが、同作品がかなり子供だまし的だったのに対し、本作品は少年とはいえかなりの本格的スパイ・アクション。
007なみの格闘アクションに、秘密兵器も駆使したりと、かなり楽しめます。
もうひとつの楽しみは、ナタリー役のヒラリー・ダフ。一応脇役ではあるものの、相当の存在感があります。コーディとの学園ラブ・ストーリィという楽しみを本作品に加えています。

フランキー・ムニッズとヒラリー・ダフのほか、ロニカ役のアンジー・ハーモンもかなり魅力的。そのうえ、アメリカ的ユーモアもふんだんに織り込まれていて、見応えのある娯楽サスペンスになっています。
楽しめること間違いなし、の映画です。

2005.05.03

      


  

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