“ショウほど素敵な商売はない” ★★
制作:ソル・C・シーゲル |
1946年のブロードウェイ・ミュージカル「アニーよ銃をとれ」で、エセル・マーマンが歌ってヒットした「ショウほど素敵な商売はない」という唄をそのまま題名にしたミュージカル。 ストーリィは、ボードビリアンのドナヒュー一家の変転を描いたもの。 ミュージカルといっても、歌・踊りはショー場面が殆どなので、ちょっと物足りないところがあります。ダンスはもっぱら、「雨に唄えば」のドナルド・オコナー、「南太平洋」のミッツィ・ゲイナー依存というところでしょう。 ※なお、ドナヒュー一家がその最後に彩りを添える劇場が、ヒッポドローム。この劇場、一昨日観た「踊る大紐育」で、フランク・シナトラがここを見物したいと言って、女性のタクシー運転手から「もう何十年も前に無くなった」と呆れられる場所なのです。こんな偶然があると、楽しくなります。 本作品は、1949年度アカデミー・ミュージカル音楽賞を受賞。
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