“コンチネンタル” ★★
The Gay Divorcee
(1934年アメリカ映画 RKO)

監督:マーク・サンドリッチ
出演:フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース

 

アステア・ファンの方から頂いたビデオで観た作品。テレビのロードショーの録画でした。吹替付。
空中レビュー時代”におけるアステア+ジンジャー・ロジャースのダンスが評判となったことから、2人を主役にして作られた映画です。
記念すべき、フレッド・アステアの主演映画第一作であり、同時に正式にアステアとロジャースがコンビを組んだ第一作でもあります。
内容そのものは、アステアが舞台で好評を取った“ゲイ・ディヴォース(陽気な離婚)”を映画に脚色したもの。ストーリィとしてはドタバタ喜劇です。

Divorcee”とは、「離婚した女性」の意味。
税関でふとミミ(ジンジャー)を見初めたダンサーのガイ(アステア)が、ミミの離婚の為にする不倫芝居に誤って巻き込まれる。しかしそのお陰で2人のロマンスが実り、離婚にも成功するという、あまり上等とは言えないストーリィ。

2人のダンス・シーンを見せる為に作られた映画作品と言えますが、その割には魅力いっぱいとは言えないようです。やはり、土台となったストーリィ自体に難があるのではないかな。
でも、アステア・ファンとしては、記念すべき第一作を観ることができて、満足です。

2001.05.04

 
改めて再鑑賞。ストーリィはあまりいいものではないし、踊りにも物足りないものがありますが、結末近くに披露される“コンチネンタル”の曲は良いし、ダンス場面はやはり見応えあり。

2007.07.16

 


 

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