“真夏の方程式” ★☆
(2013年日本映画)

監督:西谷弘
原作:東野圭吾
脚本:福田靖
出演:福山雅治、杏、山崎光、風吹ジュン、前田吟、吉高由里子、北村一輝

  

変わり者の天才物理学者=湯川学を探偵役とした“ガリレオ”シリーズの、「容疑者Xの献身」に続く映画化。
正直に言って観に行こうかどうしようかと迷ったのですが、夏向きのミステリーかなという思う処もあって観に行きました。

海底資源開発計画に揺れる小さな港町を舞台。
地元説明会におけるアドバイザーとして招かれた湯川が泊まった民宿で、泊り客の一人が翌朝堤防から転落したらしい死体となって発見されます。
その民宿“緑岩荘”にその時居たのは、経営者の川畑夫妻と開発計画反対の先頭に立つ娘=成美の3人と、湯川、そして川畑夫妻の元に夏休みを過ごしに来た小学生の甥=恭平。
事件に関わらないつもりの湯川でしたが、死んだ塚原が元刑事と判り警視庁が動き出したことから、やがて真相究明に乗り出すことに・・・。

成美役の杏が好演、その両親役を演じた前田吟、風吹ジュンがベテランらしい味のある演技を見せています。
なお、柴咲コウが演じた女性刑事=内海薫の登場がないことは残念な限り。代わりに登場している女性刑事=岸谷美砂を演じる吉高由里子はそれなりに健闘しているとは思いますが、内海薫というキャラクターの存在感には遠く及ばず。

「容疑者Xの献身」には遠く及びませんが、美しい海岸を舞台にしたこともあって、それなりに楽しめるミステリ作品になっていました。

2013.06.29

    
※原作 → 「
真夏の方程式

      


  

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