“いとみち ★★
(2021年日本映画)

監督:横浜聡子
原作:越谷オサム
脚本:横浜聡子
出演:駒井蓮、豊川悦司、西川洋子、黒川芽以、横田真悠、中島歩

  

越谷オサムさんの人気小説の映画化。
映画化されると知って観たかったのですが、近くのシネコンでは上演されず、そのままになっていました。
久しぶりに寄ったレンタルビデオショップで本DVDを見つけ、早速鑑賞した次第です。

ストーリィは、強烈な津軽弁がコンプレックスとなり人付き合いが苦手、子どもの頃から親しんでいた津軽三味線にも遠ざかっているという女子高生、相馬いとを主人公にした青春成長ストーリィ。
そんないとが勇気を凝らしてバイト募集に応募したのは、何とメイドカフェ。
しかし、メイド服を来たからと言って標準語が喋れるようになる訳でも、内気な性格が改善する訳でもなく、苦労続き。

いとと、祖母のハツヱをはじめとした家族、メイド仲間とのキャラクターが楽しめる、ユーモラスで心温まる物語という点では、原作を描き切れていないのは仕方ないこと。
その一方、津軽の景色(とくに終盤、山頂からの景色は圧巻)や、津軽弁を直に聞く楽しみが得られます。
※いとと祖母ハツヱのしゃべる津軽弁、流石に聞いていても全く意味が分からないのですが、そこは字幕の翻訳が利用できるとあって便利です。

原作とはまた違った要素で楽しめた作品です。

2022.03.20

        
※原作 → 「いとみち

         


  

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