“父と暮せば” ★★★
監督:黒木和雄 |
敗戦から3年後、原爆投下を受けた広島を舞台にした井上ひさしの名作「父と暮せば」の映画化。 原爆の悲劇から生き残り、図書館で働きながらひっそりと独りで暮す女性、美津江が主人公です。 小説を映画化した場合、良く出来た映画化であってもどこかアレンジされて原作とは違った趣きが出るものなのですが、本作品についてはまさに原作どおり、原作以上に原作の素晴らしさを描き出していると言えます。元々の原作が戯曲だという点でも映画化がしやすいのでしょう。 ※なお、この映画、父子の話す広島弁も実に味わいが良いのです。 2005.08.13 |
→ 原作:「父と暮せば」