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1.大江戸美味草紙 2.一日江戸人 3.隠居の日向ぼっこ |
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2001年6月 |
大江戸に住む町人たちの食生活を、川柳を引用しながら紹介する楽しい一冊。
鮨、天麩羅、蕎麦も、現代で言う“ファーストフード”。それが流行したのは、江戸っ子の、ええ恰好しい、新しもの好きの流行追い、江戸前(江戸風の意)へのこだわり、だったようです。 登場する主な食べもの…雑煮(東京のすまし汁風)、数の子、ふぐ、ハマグリ、初鰹、江戸前鮨、どじやう・どぜう、うなぎ、天麩羅、豆腐、秋茄子、おでん、サンマ、里芋、焼き芋、べったら漬、蕎麦切り、あんこう、すっぽん、羊羹、牡丹餅・お萩、酒、大根 |
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2005年4月
2005/08/11 |
将軍・大奥の暮らしぶりから始まり、長屋、風呂と江戸庶民の暮らしぶりのご案内・・・が「入門編」「初級編」。 真にこの一冊、楽しい本です。 “江戸っ子”というと、宵越しの金はもたねぇなどという見栄っ張り、短気、お調子者といった余り芳しくないイメージもあるのですが、本書から浮かび上がってくる江戸人たちの印象はまるで違う。 それなのに今は何でこんな働き蜂的東京人が跋扈しているのか? 入門編/初級編/中級編/上級編 |
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2008年03月 |
春夏秋冬に分けて、江戸の暮らしを物語る諸道具等について語ったエッセイ本。ふんだんに収録されている絵も楽しい。 江戸の暮らしを物語る諸道具といっても、私の子供の頃、昭和30年代に一般の家庭で普通に使っていたものも多くあります。 お茶を飲む時にちょっと本書の頁をめくってみたいもの。楽しく懐かしい世界が目の前にひろがってきます。 春:踏み台/浮世絵/すごろく/頭巾/鍵/手拭/はこぜん/きせる/屏風/畳/桶/矢立て/根付け |
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2006/08/21 |
杉浦日向子さん亡き後、杉浦さんが江戸に関して語ったエッセイを集めて一冊にまとめたのが本書。 私が江戸好きになったのは何がきっかけだったのか。それまでは封建時代の貧しい生活と思っていたのが、四季折々の行事有り、食文化等も豊富で治安も良く暮らしやすい都会だったのではないかと思うようになった。 ※本書で教えられた主なことは次のようなこと。 江戸の粋と遊び/江戸のくらし/江戸の食事情 |