| 
  
 1998年9月マガジンハウス刊
 (1300円+税)
   1998/11/23 | 辛さんが“関口宏サンデー・モーニング”のコメンテーターをしていた時に、私はファンになりました。グサッという感じの、歯に衣着せぬコメントが魅力でした。そうでなかったら、この本を読むことなどなかったことでしょう。本書は、その辛さんらしい本。
 男性優位の企業社会の中で、もみくたにされ、休日には「ブタ寝」(辛さんの言)するしかないほど奮闘している、働く女性たちへの50のヒント集。
 女性をただ単純に応援しているわけではありません。オトコ共や自分自身に甘えるな、と叱咤激励。その返す刀で、男性優位社会に胡座をかきつつ、女性には能力がないなどと世迷い事を言っているオトコ共にガツン!を連打。
 私自身、決して頭が堅い方などとは思っていなかったのですが、本書を読むと、現代社会のあるべき姿が急速に変わりつつあることに気付かされます(否定的ではなく、肯定的な意味で)。
 働くからにはもうちょっと素敵に働こう、という辛さんのエールは、女性だけでなく男性に対しても言えることだと思います。
 |