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2.日本の危機2 4.日本のブラックホール−特殊法人を潰せ− |
●「日本の危機」● ★ |
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2000年4月 1998/11/26 |
日本人が実際に背負っていながら、政治家や官僚に誤魔化されている、
21の問題をクローズ・アップした本です。 とくに気になったこと:医療費の増大、年金資金のムダ使い、コスト無視の郵貯肥大化、税制の歪み、日本外交のお粗末、少子化問題、農協のための農業政策、脅しに弱い国民性。 誰も止められない国民医療費の巨大化 /年金資金を食い潰す官僚の無責任/国民の知らない地方自治体「大借金」の惨状/族議員に壟断された郵政民営化の 潰滅/新聞が絶対書かない「拡販」の大罪/沖縄問題で地元紙報道への大疑問/朝日新聞「人権報道」に疑義あり /税制の歪みが日本人を不幸にしている/中国の掌で踊る日本外交のお粗末/教育荒廃の元凶は親と日教組にあり /母性は何故喪失したか/少子化は国を滅ぼす/農協は農民の診方か敵か/国民の声を聞かない官僚の法律づくり /スピード裁判なぜできない/政治への無関心があなたの利益を損なう/人権を弄ぶ人権派の罪 /今、女性は輝いているか、自立しているか/優柔不断な青白い官僚たち/事実へのこだわりを忘れた大メディア /闘いを忘れた脆弱な国民性 |
●「日本の危機2−解決への助走−」● ★★ |
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2002年6月 2000/04/04 |
「週刊新潮」に連載されたものの単行本化2冊目。現在の日本の状況、課題をあますところなく的確に指摘している点で、評価できる著書です。 家庭教育が招いた「学級崩壊」 /変わった子供と変わった親が増えている/教育を荒廃させる文部官僚たち/学生たちの学力低下は何故起きたか /幼児虐待の悲劇が止まらない/少年犯罪大国を招いた少年法の理不尽/日本よ、米中の狭間に埋没するなかれ /知られざる中国の軍事力の脅威/手足を縛られた自衛隊に何ができるか/地方自治の崩壊、大分、高知のケース /「箱物」建設で税金を浪費する自治体の犯罪/自治体の高金利土地買取りの野放図/年金資金を食い潰す厚生族の背信 /環境汚染行政はこれでいいのか/ゴミ大国の汚名は返上できるか/郵政省独占事業必要論の欺瞞 /警察腐敗の原因はキャリア制度にあり/新たな薬害「ヤコブ病」を放置した厚生省の卑劣 /労働組合に覇気なし理想なし/金融危機は終わっていない/日本を狙い撃ちするヘッジファンド /国籍の意味を忘れた日本/北朝鮮闇送金ルート脅威の実体/拉致問題を棚上げした日朝国交正常化交渉の裏切り |
●「迷走日本の原点」● ★ |
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2003年4月 2001/05/16 |
題名だけで本書の内容を推測することはできませんが、読んでみると、この「迷走日本の原点」という題名が如何に適格に内容を表しているか、がよく判ります。 自立的日本人をつくるために/行革を骨抜きにする官僚たちの反撃/経済至上主義が日本を呪縛する/生き残った系列システムの毒素/憲法改正がいつも挫折する理由/税制が日本人の自立を阻んでいる/平等教育が学校を崩壊させた/国籍と参政権を曖昧にするなかれ/防衛意識が育たないこれだけの理由/国益を見失って久しい外務官僚/バラマキ農政のアリ地獄ふたたび/フリーター二百万人の漂流 |
●「日本のブラックホール−特殊法人を潰せ−」● ★☆ |
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2001/09/22 |
小泉首相の、道路公団を代表例とした特殊法人改革方針を受けて、急遽出版された観のある本書ですが、櫻井さんらしく、内容は明解に判り易くまとめられています。 日本のブラックホール・特殊法人77の犯罪/未曾有の大赤字法人・日本道路公団/赤字にまみれた夢の架け橋・本州四国連絡橋公団/再建は可能か、再び日本道路公団/巨大な遺物・住宅金融公庫/終わりなき自己増殖・都市基盤整備公団/サッカーくじtotoと文部官僚の暗躍/水資源開発公団・不自然な水とのつきあい方/国有銀行・郵貯の暴走を許すな/石油公団・杜撰経営と通算官僚の隠蔽工作/<小泉首相特別対談>焼け太りした郵政省を監視せよ/※特殊法人リスト |