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1.片付けない作家と西の天狗 |
●「片付けない作家と西の天狗」● ★ |
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2004/11/02 |
エッセイなのか短篇小説なのか、よく判らないままに読み出しました。途中からこれは小説と理解したものの、よく判らないまま呆然と立ちすくんでいた、というのが正直なところ。
東京のマンションを引き払い、捨て猫数匹とともに千葉県S倉の一軒家に移り住んだ女性作家が主人公。つまり、笙野さん自身とこの辺りは重なっている訳です。しかし、内容はすぐ現実と遊離していきます。 胸の上の前世/S倉極楽図書館/素数長歌と空/五十円食堂と黒い翼/箱のような道/猫々妄者と怪/越乃寒梅泥棒/雑司が谷の「通り悪魔」/片付けない作家と西の天狗/後書き・モイラの事 |
●「だいにっほん、ろんちくおげれつ記」● ★ |
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2007/11/23
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「だいにっほん、おんたこめいわく史」に続く第2弾。
しかし、なんとまぁ・・・・・。 ろんちく=「論畜」とのこと。日本が滅亡して「にっほん」へ変容し、贋の左派論客が大勢を占める社会。反権力を自称する者たちを差して「おたんこ」というのか。 率直に言って、理解が追いつけぬまま、ただただ圧倒されていたというに尽きます。 ※本書は三部作の2番目。 だいにっほん、ろんちくおげれつ記/ひとりで国家と戦う君だけに愛を |