瀬尾まいこ
作品のページ No.1


1974年大阪府生、大谷女子大学国文科卒。2001年「卵の緒」にて第7回坊ちゃん文学賞を受賞して作家デビュー。05年「幸福な食卓」にて第26回吉川英治文学新人賞、08年「戸村飯店 青春100連発」にて第24回坪田譲治文学賞、2019年「そして、バトンは渡された」にて2019年本屋大賞を受賞。11年中学校の国語教師を退職。


1.卵の緒

2.図書館の神様

3.天国はまだ遠く

4.幸福な食卓

5.優しい音楽

6.強運の持ち主

7.温室デイズ

8.見えない誰かと

9.ありがとう、さようなら

10.戸村飯店青春100連発


僕の明日を照らして、おしまいのデート、僕らのごはんは明日で待ってる、あと少しもう少し、春戻る、君が夏を走らせる、ファミリーデイズ、そしてバトンは渡された、傑作はまだ、夜明けのすべて

 → 瀬尾まいこ作品のページ No.2


その扉をたたく音、夏の体温

 → 瀬尾まいこ作品のページ No.3

 


    

1.

●「卵の緒 ★★★        坊ちゃん文学賞


卵の緒画像

2002年11月
マガジン
ハウス刊

(1400円+税)

2007年07月
新潮文庫化


2004/02/23


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「卵の緒」は、「僕は捨て子だ」という唐突な一文から始まる中編小説。
小学生の育生は母親の君子と2人暮らし。捨て子ではないかという疑念からへその緒を見せてと母親に迫りますが、卵のかけらを見せられ、卵で生んだと煙に巻かれてしまいます。そんなことより、育生を目一杯愛していることこそ母子の証し、というのが君子の弁。
小学生の息子からみた親子関係という視点がまず新鮮。そして、育生を愛していると自信たっぷりに言う君子の強い愛情が爽快です。
親子、家庭という絆は、お互いの愛情、信頼があってこそ築かれるものである。君子が再婚して新しく家族となった3人の姿からもそう感じられ、快い感動を覚えます。
登場人物の自然な姿も気持ち良く、是非お薦めしたい作品です。

「 7's blood」は、高校生の七子と、亡き父親が愛人に生ませた小学生の弟・七生との関係を描いた中編小説。
七生の母親が障害事件を起こして刑務所入りし、七子の母親が彼を引き取ったためですが、その七子の母親も突然倒れて入院してしまい、2人だけの共同生活となります。
突然生じた姉弟関係への戸惑い、そんな2人の繋がりを描くストーリィですが、子供同士というところに心理的な複雑さがあります。しかし、それを乗り越えて2人の絆が強まっていくところに感動があります。

卵の緒/7's blood

       

2.

●「図書館の神様 ★★☆


図書館の神様画像

2003年12月
マガジン
ハウス刊

(1200円+税)

2009年07月
ちくま文庫化

2004/02/29

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高校までバレーボールに打ち込んできた日々でしたが、部員の自殺という事件から道を失い、投げやり気分のまま高校の講師となった早川清(きよ)が主人公。
その彼女が顧問とされたのは、部員が垣内君という3年生たった一人という文芸部。
地方小都市での意に染まぬ仕事、部活動顧問、おまけに恋人とは不倫関係というのが主人公の置かれた状況。そんな中で清の徐々に再生していく姿を描くストーリィ。

文学音痴の清と文学好きの垣内君との間に交わされる遠慮ないやり取りは、かなり楽しい。文芸部での朝練という発想には笑ってしまいます。
垣内君はちと出来過ぎのところがありますが、稀にみる魅力的な登場人物。2人だけの部活動を通じて、主人公が次第に心を開いていく姿には、嬉しさを感じます。
何のかのといっても、主人公の若さは隠しようもなく、再生は時間的な問題だったのかもしれません。しかし、たった一人の文芸部員との語らい、本との触れ合いを通じて再生が描かれているところが新鮮です。
弟の拓実、不倫相手の浅見さん、同僚講師の松井等々、他の登場人物も爽やか。新鮮かつ爽やかな再生+青春ストーリィです。

         

3.

●「天国はまだ遠く ★★


天国はまだ遠く画像

2004年06月
新潮社刊
(1300円+税)

2006年11月
新潮文庫化

2004/06/20

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会社での仕事が憂鬱、会社に行きたくなーい、そう思うことがありませんか。
昔、上野駅での電車乗換え時、降りた電車の向かいに停まっている長距離列車を見る度、それに乗ってこのまま遠くへ行ってしまえたら、と年中思っていました(若い頃の一人旅の動機はそれと共通するもの)。

本書の主人公はそんな願望を実践した23歳のOL・千鶴。もっとも、遠くへ行くのは自殺を決行するため、というところがちょっと違いますが。
行き先も定めず列車に乗った千鶴がたどり着いたのは、日本海に近い山奥の集落、木屋谷の唯一つの民宿。
その民宿に滞在して、千鶴が心に潤いを、そして本来の自分を取り戻していく日々が描かれていきます。
今の生活への解決が得られる訳ではないけれども、ひと時心を癒し、張り詰めていた気を抜くことのできるストーリィ。
主要な登場人物は主人公と、民宿の主人である田村さんの2人きりですので、ストーリィの広がりという点でちと物足りないものがありますが、気持ち良いという点では前2作に勝るとも劣りません。
心の中に疲れを覚えている方へお薦めです。

※映画化 → 「天国はまだ遠く

  

4.

●「幸福な食卓 ★★     吉川英治文学新人賞


幸福な食卓画像

2004年11月
講談社刊

(1400円+税)

2007年06月
講談社文庫化



2004/12/17



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初々しくちんまりしていて、それでいてきらり光っている、というのがこれまでの瀬尾さん3作の印象でした。4冊目となる本書は、ぐぅっと作家の書いた小説らしくなった小説。
佐和子という女の子の、中学・高校時に経験した出来事を、連作短篇風に描いた長篇小説です。

冒頭の「幸福な食卓」で、まずこの中原一家の状況が紹介されます。父親は5年前に自殺未遂。今回は突然父親を辞めると宣言したうえに中学校の教師まで退職。一方、母親は家を出て近所に一人住まい。天才児と評判の高かった兄・直ちゃんは、大学進学せず無農薬野菜を作る農業団体で働いているが、恋人が出来てはすぐ振られるということの繰り返し。
いわば家族の一人一人が問題を抱え込んでいる訳ですが、それでも家庭崩壊に至っていないのは、朝は皆で一緒に食卓につくという習慣を守っている所為か。
そんな中、主人公の佐和子は健気に日々を過ごしています。折角親しくなった同級生の転校、兄の新恋人への驚き、大好きだったボーイフレンドとの出会いと喪失。佐和子はただ一人健気に生きていたようですが、実は多くの人から愛を受けていたのです。
少女の成長と、かけがえのない家族という繋がりの2つを描いた長篇小説。
その佐和子の少女像が新鮮で、いつしか佐和子の世界に惹き込まれています。カラっと明るくてどこか切ない、その気分が快い。

※ふと思い出したのは佐藤多佳子「黄色い目の魚の主人公・村田みのり。同作品が好きな方なら、きっと本書も気に入ることでしょう。また、本書が気に入ったのなら、是非「黄色い目の魚」もお薦めします。

幸福な食卓/バイブル/救世主/プレゼントの効用

※映画化 → 「幸福な食卓

   

5.

●「優しい音楽 ★★☆


優しい音楽画像

2005年04月
双葉社刊
(1200円+税)

2008年04月
双葉文庫化


2005/05/07


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どうしたらこんなに甘くまろやかに切ないストーリィを書けるのでしょう? 瀬尾さんの巧さにうならされた中篇3作。

「優しい音楽」は、早朝の駅で話しかけてきた可愛い女性、千波ちゃんと僕が恋人関係へと進んでいくストーリィ。しかし、どこか普通の恋愛とは展開が違う。千波ちゃんが隠そうとしていたその理由を知ったとき、僕はどう反応すれば良かったのだろう?
微妙な、ひび割れてしまうかもしれない感情を優しくオブラートに包み込んだような作品。この微妙さ、繊細さが私好み。

次の「タイムラグ」に至って、その甘くまろやかな切なさに思わず溜息してしまいました。現実的にはかなり不自然なストーリィなのですが、それを簡単に凌駕してしまう巧さ、優しさがあります。深雪佐菜ちゃん、この2人がいいなァ。
※「優しい音楽」と「タイムラグ」は、登場しない人物の存在感に負うところが大きいストーリィ。心憎い。そしてお見事。

「ガラクタ効果」は良識の裏をかいたようなストーリィ。同棲中のカップル、はな子の優しさが楽しい。世の中捨てたものじゃない、という明るさ、希望を抱ける作品です。

瀬尾ファンでしたら、この3篇、是非読むべし!

優しい音楽/タイムラグ/ガラクタ効果

   

6.

●「強運の持ち主 ★☆


強運の持ち主画像

2006年05月
文芸春秋刊

(1238円+税)

2009年05月
文春文庫化



2006/05/22



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元OLの占い師・ルイーズ吉田が関わる、ほんのりとした4つの物語。
読み始めてすぐ感じる、ほんのりと温かく、そして優しさのある雰囲気。いいなァ、この感じ。これが瀬尾さんの魅力だと思います。

主人公となるルイーズ吉田は、新卒で入社した会社に我慢できずを僅か半年で退社。その後占い師となって3年という、まだ若い女性。かつて占いに来た女性の恋人が強運の持ち主と判り強引にアタックし、現在はその彼=通彦と同棲中。
キャリアの浅いルイーズの占いは、ですからそんな高度なものではない。でも直感で勝負してきた結果、よく当たるとこのところ評判がいい。
本書の4篇は、そんなルイーズのところに相談を持ちかけてきた小学生の男の子、今風の女子高校生、おしまいの予兆が判ると押しかけ助手となった男子大学生、そして自身の恋人にまつわるストーリィ。
4篇の中では、断然に冒頭の「ニベア」が私は好きです。

良い占い師の評判を得るコツがいかにも瀬尾さんの優しさにあるのですが、「当るも八卦当らぬも八卦」という占いに皆が頼ってくるところ、依頼に対するルイーズの応え方に占いがはやる本質が透けて見えるようで、占い師を主人公にした設定は楽しい。
肌触り良く、微笑ましく、柔らかな短篇集で私としては好きなのですが、これまでの瀬尾作品に比べると受け入れられ易い分平凡になってしまっている感が否めない。
とは言っても、瀬尾ファンには嬉しい短篇集であることに間違いありません。

ニベア/ファミリーセンター/おしまい予言/強運の持ち主

 

7.

●「温室デイズ ★★


温室デイズ画像

2006年07月
角川書店刊
(1300円+税)

2009年06月
角川文庫化



2006/08/07



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これまでの温かでささやかなストーリィから、一歩踏み出した観のある作品。
現在の教育現場、中学3年の荒れたクラスの様子を描いた作品です。実際に国語講師を勤めていた瀬尾さんが書いているというところに、本作品の重みを感じます。
荒れた雰囲気のクラス。中学生活の残る日々、完全に壊れる前に何とかできないかと、主人公の中森みちるは実際に行動しようとします。でもその結果は・・・。
みちるへのクラス全員のイジメが開始され、親友の優子はそんなみちるを見ることに耐えられず、別室登校となる。

ここまでの状況は全ての学校であるものではないと思いますが、大なり小なり多くの問題が今の小学校、中学校には生じているのだと思います。率直に言って息子や娘がそうした時期を何とか無事に通り抜けて私立の高校へ進学した時には、ホッとしたものです。
本書を読みながら頭に浮かべたのは灰谷健次郎「天の瞳−成長編−。荒れた学校現場を何とか改善しようと、生徒・親・一部の教師が力を合わせようとする物語です。灰谷さんのその物語は理想に過ぎるところがありますし、また主人公たちには助け合う仲間がいてかつ基本的に強者であるという面がありました。
その点、本書の主人公であるみちるや優子は、特別に強者でもありませんし、教師たちも判っていながら手をこまねいて傍観しているだけという点で孤立無援、という観があります。
でも、私としてはその教師たちを一方的に批判する気持ちにはなれないのです。彼らだって一人の人間としての恐怖心(理性の働かない相手ほど怖いものはない)があるのは当然ですし、そうした場所に長く留まって教師を続けていること自体かなりストレスを抱え込んでいることだと思うからです。

しかし、みちるは決して孤立無援ではなかった。正面切って挑んだみちるとは違いますが、自分のできる範囲で着実に成果を積み重ねようとしていた友人がちゃんといるのです。地道に努力を積重ねることの大切さを、彼らに教えられた気がします。
そうした小さな努力を大切にする気持ち、それが失われない限りはまだ希望がある、そう思うことができます。
そんな中学生活も一般社会から見れば温室に過ぎない、というのが本書題名の由来。
本ストーリィは、みちると優子が代わる代わる第一人称で語る構成。そのおかげで主人公の独りよがりなストーリィになってない点に好感を覚えます。
主人公たちにありがとうと言いたい、そんな読後感が残る佳作です。お薦め。

 

8.

●「見えない誰かと ★★


見えない誰かと画像

2006年12月
祥伝社刊

(1300円+税)

2009年07月
祥伝社文庫化



2007/01/15



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瀬尾さんの初エッセイ集。
モバイル連載「誰かとつながる。それは幸せなことだ」(2004年10月〜05年06月)を加筆訂正して単行本化したものだそうです。

書かれていることは、講師時代に薫陶を受けた先輩先生方、学生時代のバイト先で一緒になったおばちゃんたち、正教員になってから担当した生徒たち、等々のこと。

読み始めてすぐに、瀬尾さんのゆったりと柔らかく、温かな視線を感じます。そしてその雰囲気は、瀬尾さんの作品に通じるものです。
こうした温かさがあって、あのような作品が生まれるのだなぁとつくづく思いました。
小説作品を読んで瀬尾さんの温かさに触れられることも嬉しいですけど、エッセイとなると瀬尾さんの温かさに直に触れている気がします。
最後を飾るエッセイ2篇、「図書室の神様」「アイラブ二組」は中でも瀬尾さんの充実振りを感じさせてくれる2篇で、読み逃せません。特に前者は、2作目の小説図書室の神様の元になっているとのこと。
瀬尾ファンには是非お薦めしたい、気持ち良いエッセイ本です。

※なお、ただひとつ気になったことがあります。
それは「○○先生」「○○先生」と書かれていること。新米講師あるいは新米教師だった瀬尾さんとしては、先輩教師たちから学ぶこと多かった故に「先生」という呼び方になっているのでしょうけれど、同僚同士で「・・・先生」という尊称で呼び合うのはやはりヘンなことだと思います。

   

9.

●「ありがとう、さようなら ★★


ありがとう、さようなら画像

2007年07月
メディアファクトリー刊
(1200円+税)

2010年10月
MF文庫化

2019年04月
角川文庫



2007/07/20



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瀬尾さん2冊目のエッセイ本。
「ダ・ヴィンチ」2003年9月号〜07年4月号まで連載されたエッセイ+αとのこと。
教頭先生に「おみゃあが出している学級通信と区別つかんわや」と言われたそうなのですが、本当にそんな内容のものばかり。
ですから、瀬尾さんの教師ぶりがありのまま、ほんのりと伝わってきて嬉しい。

宮津という海に近い小学校に勤務したおかげで給食に鯖が出ることが多く、鯖が大嫌いな瀬尾さん、困ったらしい。
私も好き嫌いはいろいろとある方なので、そんな時の瀬尾さんの気持ち、よく判る気がします。
さらに運動も苦手とのこと。それなのにマラソンに引っ張り込まれたり。
学校の頃、好き嫌いが多いとか運動が苦手というと、困ることいっぱいあるんですよ。まして教師ともなれば教え子の中学生の前で悪い見本になるようなことはできないでしょうし。そんな瀬尾に親しみ湧くなぁ。

教師生活はいろいろと問題も起きて大変だけれど、どんどん成長していく子供たちの姿をいつも目にしていられることは楽しい、そんな瀬尾さんの気持ちが沢山伝わってきます。そんな気持ちがあるからこそ、優しく温かみのある瀬尾作品が生まれるのでしょう。
とくに後半の3年2組にまつわる話はとても魅力的です。
和気藹々として明るく、いかにも楽しげな雰囲気のあるクラス。瀬尾さんも担任教師というより、クラスのメンバーの欠かせない一員という感じです。
卒業式の後、先輩の先生に「2組は教師をしていく上で、何回しか創れないクラスだね」と言われたそうですが、ホント、そうでしょうねぇ・・・。

普段着の瀬尾さんが感じられるエッセイ本。好き嫌いがあったり、拗ねたりするところも微笑ましく、可愛らしい。
瀬尾さんのファンなら、嬉しく読めること間違いないしのエッセイ本です。ファンには是非お薦め。

  

10.

●「戸村飯店青春100連発 ★★     坪田譲治文学賞


戸村飯店青春100連発画像

2008年03月
理論社刊

(1500円+税)

2012年01月
文春文庫化



2008/04/13



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戸村飯店とは、コテコテの大阪下町にある小さな中華料理店。
本書は、その戸村飯店の2人の息子を交互に主人公にした青春ストーリィ。

兄のヘイスケは昔から外面良く、昔から女の子によくモテる。しかし、本人に言わせるとただ要領が良いだけ。高校を卒業するとさっさと専門学校に入るため上京してしまいます。
一方、1歳下の弟、コウスケ。不器用なところいっぱいですが、典型的な健康優良児といった風。店の手伝いをしたことない兄と正反対にいつも店を手伝わされており、自らも戸村飯店を継ぐことを覚悟している。
東京に出たヘイスケ、地元大阪でまだ高校生のコウスケ、そんな2人の青春風景が章ごと交互に描かれていきます。

瀬尾さんらしい、爽やかでさっぱりとした雰囲気が、理屈ぬきに楽しい。
2人並ぶと不器用なコウスケを応援したくなりますけれど、東京で一人で生活するヘイスケを見ていると、こちらもなかなかの好青年。
ですから、どっちの方が好きだとかそんな選択は不要。不器用なタイプと要領が良いタイプと、2つの青春パターンを楽しめるというのが本書の魅力です。
そしてそれに加え、東京でヘイスケ側に登場する8歳年上のアリサ、地元でずっとコウスケが片想いしている同級生の岡野、この2人のキャラクターもなかなか新鮮です。
最後は思わぬ展開に落ち着きますが、それがいいんだな。
これから先に可能性がいっぱい広がっていること、物語が先広がりであることを示すストーリィこそ、青春ストーリィというに相応しい。
2人の大阪弁もいい味、出してます。

読み終わってすぐはちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、もう一度噛み直していると、その味わいがゆっくり広がってきます。
健やかで気持ちの良い青春ストーリィを味わい方にはお薦めの一冊です。

    

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