| 
 | 
| 
 | 
| 
 2.我利馬の船出 3.少女の器 4.砂場の少年 5.天の瞳−幼年編− 6.天の瞳−少年編− 10.天の瞳−あすなろ編2− 11.天の瞳−最終話− | 
| ●「兎の眼」● ★★★ | |
|    1998年03月 
 1990/03/23 | 最初の頃に読んだ灰谷作品ですが、その素晴らしさに目を見張りました。この作品に出会ったからこそ、今も灰谷作品を続けて読んでいます。 | 
| ●「我利馬(ガリバー)の船出」● ★★★ | |
| 
 1990年02月   
 1990/03/15 | 文章のひとつひとつが、私の心に突き刺さるかのような感動を与えてくれた作品です。 | 
| ●「少女の器」● ★★ | |
| 
 1989年 1992年03月   
 1997/01/04 | 4年に渡り書かれた短編を、長編小説に書き直した作品だそうです。 少女の器/少女の向こうに/少女の本/少女の一日/少女の場所 | 
| ●「砂場の少年」● ★★ | |
| 
 1990年11月   
 1990/12/06 | 読んでいくうち、凄い小説だなと思いました。仮に自分が教師の職にあったなら、自分の職業が恐ろしくなったに違いありません。 | 
| ●「天の瞳−幼年編1・2−」● ★★★ | |
|    現・角川書店 1999年06月 
 1996/02/16 
 | 灰谷さんのライフワークと言うべき、子供達の成長過程を追う長編シリーズ作品です。            
  本シリーズの主人公は、倫太郎とその仲間たち。まずは倫太郎が新しく開園した倫叡保育園に入園するところから始まります。            
  作中で私にとって忘れられない言葉があります。4+5=9はシゴク、4+5=10とシゴトになるためには、遊びという+1がないといけない、ものを楽しむ心がないといけない、という倫太郎にじいちゃんが語る説明です。 | 
| ●「天の瞳−少年編1・2−」● ★★★ | |
| 
      
 1997/12/30 | 倫太郎たちが小学校高学年になり、落ち着いてきた所為か、「幼年編」で感じたような驚き、感動はあまりありません。むしろいろいろな問題に直面するようになったという印象です。 倫太郎たちは中学校へ進学。そこでは、これまでとは違った試練が倫太郎たちを待っています。 | 
| ●「天の瞳−成長編1−」● ★★★ | |
|     2002年08月     | 倫叡保育園で倫太郎の担任だったエリ先生の結婚式から、本巻は始まります。エリ先生の結婚相手も中学校教師であったことから、エリ先生の新居でのお祝いに、倫太郎たち仲間(ミツル、青ポン、タケやん)、園子先生とあんちゃん、倫太郎たちの通う錦松中学の教師3人が一堂に会します。          
  本書ではこれまで以上に、教師とはどうあるべきかがテーマとなっていて、ストーリィより議論が中心になっています。しかし、倫太郎たちの個性を背景にしているだけに、理屈っぽいという印象は少しもなく、むしろ教育という難しさ、奥行きを感じて、改めて深い感動を覚えざるを得ません。ただ、一人の親としては、遠く及ばないことばかりで恥ずかしく思うほかないのですが。 | 
| ●「天の瞳−成長編2−」● ★★★ | |
|  
   2002年11月 
 2001/03/04 | 「天の瞳」の新刊がでて、再び倫太郎たちに再会できるのは、この数年の大きな喜びになっています。 倫太郎のクラスでのホームルーム、警察に生徒が補導された問題についての話し合いが行われます。一人の女生徒が教師に投げかけた「罪にならないために、わたしたちはなにができますか」という言葉に、正直言ってショックを受けました。 | 
| ●「天の瞳−あすなろ編1−」● ★★ | |
|   
   2004年03月 2002/06/02 | 灰谷さんのライフワーク作品、7冊目。 
  本巻では、非行を一部の生徒たちの特殊な問題とせず、自分たち仲間の問題として向かい合っていこうとする、倫太郎たち1年生の姿を描くストーリィです。 | 
| ●「天の瞳−あすなろ編2−」● ★★ | |
|    
   2006年12月   | 灰谷さんのライフワーク作品、8冊目。 本作品に登場する人々、織り込まれた主張については、奇麗ごと過ぎる、理想的過ぎるという感想もあるかもしれません。でも、理想的な姿を知る、学ぶということもまた大切であり、教えられることの多い作品です。その意味で、大切に読んでいきたいシリーズです。 | 
| ●「天の瞳−最終話−」● ★★ | |
|     
   
 2009/08/04 
 | 未完となった灰谷さんのライフワーク作品「天の瞳」の遺稿、同じく未完となった「乾いた魚に濡れた魚」、それに「天の瞳−少年編−」の刊行を終えたところで行なわれた講演録を収録した一冊。 「天の瞳」の遺稿は 
  100頁弱。青ポンと青野のじいちゃん、その2人と非行少年の一人であるタモツとの会話部分。したがって残念ながら倫太郎は登場せず。 本書で面白いのは、「天の瞳」より実は「乾いた魚に濡れた魚」の方。 ※なお、多津蔵の3人の娘、名前が波子・歩子・菜子(ハコ・アコ・ナコ)という。なんていう名前の付け方だと、3人の魅力と合わせて楽しくなってしまいます。 天の瞳(未完)/乾いた魚に濡れた魚(未完)/ |