灰谷健次郎 灰谷作品を読むと心が洗われるような気がします
| 書 名 | 出版 | 読書 | ひとこと | 
| 兎の眼1974 | 新潮文庫 | 1990 | 若い女性教師と小学生たち。著者の原点とも言うべき感動的な作品 | 
| 太陽の子1978 | 新潮文庫 | 1995 | 沖縄出身の少女ふうちゃんを中心にしたストーリィ | 
| 島物語T1983〜1984 | 新潮文庫 | 1995 | 都会育ちの少年が経験する島での生活 | 
| 我利馬の船出1986 | 新潮文庫 | 1990 | 文章のひとつひとつに、心につきささるかのような感動を受けます | 
| 優しさとしての教育1988 | 新潮社 | 1988 | 教育に関するエッセイ | 
| 海の物語1988 | 新潮文庫 | 1993 | 素直に読める作品、気持ち良く読めました。自然に触れ合って生きている人間の姿を感じました | 
| 少女の器1989 | 新潮文庫 | 1997 | 離婚した父母の間でゆれる高校生の絣、同級生。ひとつの家族の姿 | 
| 砂場の少年1990 | 新潮文庫 | 1990 | 登場する中学生たちの感受性、教師に対する批判は凄い。著者の心からの叫びを聞いた気がします | 
| 天の瞳−幼年編1・2−1996.01 | 新潮社角川書店 | 1996 | 子供のもつ潜在力の大きさ、多様さを改めて考えさせられる作品。      
   | 
| 天の瞳−少年編1−1998.02 | 角川書店 | 1998 | 倫太郎達が小学校高学年と大人に近づいた為か、ストーリィの切れ味が鈍った ような気がします。でも、大切に読みたい作品です | 
| 天の瞳−少年編2−1999.04 | 角川書店 | 1999 | 倫太郎たちは中学校へ進学。少年非行という難問題が加わります | 
| 天の瞳−成長編1−1999.12 | 角川書店 | 2000 | 教師とはどうあるべきか、灰谷さんの思いが詰まった一冊 | 
| 天の瞳−成長編2−2001.02 | 角川書店 角川文庫 | 2001 | 中学生の非行について、同級生、教師、親たちはどう向かい合うべきか 大きな感動のある巻 | 
| 天の瞳−あすなろ編1−2002.05 | 角川書店 角川文庫 | 2002 | 非行を自分達の問題として教師に働きかける、倫太郎たち1年生 | 
| 天の瞳−あすなろ編2−2004.01 | 角川書店 角川文庫 | 2003 | 具体的な一歩を踏み出した倫太郎たちの姿を描く巻 | 
| 天の瞳−最終話−2009.07 | 角川文庫 | 2009 | 「天の瞳」の続編遺稿+未完1作と、講演録を加えた一冊 | 
 
| (注) | 神戸の中学生殺人事件をめぐる“フォーカス”の問題で、灰谷さんが新潮社から版権を引き揚げると       
  の話がありましたが、10年2月から角川書店に移りました。「天の瞳」も、「幼年編」と「少年編」が合わせて同月に同社から刊行されました。 |   |