ビートルズ/ヘイ・ジュ−ド/レボルーション 
(オデオン/東芝 OR-2121)

昔、AM局は 洋楽のヒット・パレードの宝庫だった。特に電話リクエスト番組は 毎日聞いていた。
ビートルズの曲が ラジオから飛び出してくるとどの曲にも新鮮な感動を覚えた。「ヘイ・ジュード」は そうしたラジオ番組の常連曲で、最初聞いたとき日本の「柔道」のことを歌っているのかと思ったりした。
「イエスタディ」と共にシンプルで美しいメロディーを持ったナンバーで、日本人でも歌い易いビートルズの代表曲だ。
2曲ともレノン=マッカートニーによる作品だ。





 ジョン・レノン/イマジン 
(アップル/東芝 AR-2929)


ビートルズを解散して発売されたジョン・レノンのシングルだ。ロック史上に名盤として残る「ジョンの魂」に収録されている曲だ。
この曲と特に詞が一気にジョン・レノンを神格化したとも言える。
サビの部分の You may say I'm a dreamer.But I'm not only one. I hope someday you'll join us. And the world will be as one.というフレーズは心を打つものがあった。





 ジョ−ジ・ハリソン/マイ・スウィート・ロード
 (アップル/東芝 AR-3715


ジョージ・ハリソンの大ヒット曲だ。メロウという表現がピッタリといった曲だ。「While my guiter gently weeps」とか、ソロになってからは そうした作品が多い。特にジョージ・ハリソンは インド思想に傾倒し、ラヴィ・シャンカールの影響を受けた。彼は ビートルズのメンバーの中でももっともミュージシャンらしいとも言える人だ。 エリック・クラプトン他多くのミュージシャンと交流があり、1971年夏マジソン・スクエア・ガーデンでの「バングラデシュ救済コンサート」は ボブ・ディランをはじめ壮々たるメンバーが参加し、話題となった。





 メリー・ホプキン/グッドバイ 
(アップル/東芝 AR-2255)


ビートルズの設立したレコード会社よりデビューした一人目の新人が メリー・ホプキンである。
第1作目の「悲しき天使」はなんと世界で350万枚以上、日本で95万枚以上ヒットしまさにシンデレラ・ガールとなった。
「グッドバイ」は レノン=マッカートニーのペンによる彼女の第2弾で 世界同時発売された。
彼女の魅力は 人を引きつける澄んだ歌声であり、少女時代からフォーク・ソングを愛し、労働者用の酒場で弾き語りをしていたという経歴の持ち主で そうした庶民的な雰囲気がなんとなく伝わってくるのかもしれない。




 ジュリアン・レノン/ビコーズ
 
(EMI/東芝EMI EMS-17606)


ジョン・レノンは 1983年にニューヨークのダコダ・ホテルの前で、暴漢に撃たれてこの世を去った。
そのショックも覚めやらない2年後、ジョン・レノンの前妻との間の息子、ジュリアン・レノンが歌って発売した曲である。余りにも声がジョンを引きずっているのでこの曲を聞いたときドギモを抜かれた。このシングルは デイヴ・クラークがプロデュ−スするミュージカル「TIME」のアルバムからのファースト・シングルだ。 1964年、デイヴ・クラーク・ファイヴがヒットさせた「Because」のカバー曲で、感動的とも言えるメロディアスなスウィート・バラードだ。