小林麻美/初恋のメロディー(東芝音楽工業 TO6-1056)

現在、田辺エージェンシーの田辺昭知社長の奥さんになってしまっている小林麻美のデビュー・シングル。
橋本 淳作詞、筒美京平作曲の 初初しくて甘くせつないメロディーが 彼女の抱きしめたら壊れそうな たよりないイメージとぴったりでこころそそられるものがあった。
その後、小林麻美も成熟し、ガゼボの「雨音はショパンの調べ」をヒットさせ、ちょっと影のある大人の女の魅力をアピールしてくれた。
自分にとっては 小林麻美、木之内みどり(木内みどりではない)が2大アイドルだ。
木之内みどりは 後藤次利を経て、竹中直人の奥さんとなっている。後藤次利はとんでもないアイドル・キラーだ。


石田あゆみ/サチオ君(ビクター音楽産業 SV-6816)

現在に例れば内田有紀か?当時ドラマを中心に活躍していた石田あゆみのデビュー・シングル。
その後、ブランクを経て、「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒット、女優として現在も活躍中だ。
曲は いずみたく。彼女の鼻にかかった声と、ボーイッシュなショート・カット飾り気のない淡々とした雰囲気が魅力的であった。






つのだ★ひろ/メリー・ジェーン(ヴァーティゴ・レコード FV-2)

いまやロング・セラーとなっている「メリー・ジェーン」だ。
かつては 有線放送の洋楽チャートで常にランク・インしており、ディスコでのチーク・タイムでも定番曲となっていた。ちなみに 有線放送は 英語で歌っていれば、日本の曲でも洋楽チャンネル扱いとなっている。
つのだひろは、フライド・エッグというバンド=成毛滋(g),高中正義(b)、のドラマーであり、当時としては、バタ臭い日本人離れしたヴォーカルが異色であった。





ザ・ゴールデン・カップス/いとしのジザベル(東芝音楽工業CP-1005)

グループ・サウンズの実力派といわれたザ・ゴールデン・カップスのデビュー・シングル。
ギターのエディー播は 後にエディー播グループを結成し、ベースのルイズルイズ加部は後に チャー、ジョニー吉長とのユニット「ピンク・クラウド」等で活躍した。
横浜の「ゴールデン・カップ」というライヴ・ハウスをベースとして活動をしていて、すでにデビューしていた黛ジュンが彼らのファンで 自分の所属プロダクションに紹介して、デビューすることになったという。
なんと作詞は なかにし礼、作曲は 鈴木邦彦である。彼らは「長い髪の少女」が代表曲であるが、私は「いとしのジザベル」が好きだ。



シャープ・ホークス/レット・ミー・ゴー(キングレコード HIT-721 1968)

安岡力也の所属していたヴォーカル・グループ、シャープ・ホークスのデビュー・シングルだ。
バックは井上宗孝とシャープ・ファイブだ。かつてはホタテ・マン、今は ドスの効いたタレント、俳優として活躍の安岡力也も当時は 美少年で、真ん中に立っているのが力也さんだ。
曲の解説に「これは御存じ”阿波踊り”の軽妙なリズムを取り入れたゴキゲンなナンバーです。」と紹介されているのがなんともユニークだ。