荒木一郎/空に星があるように(ビクター音楽産業 SV-456)

加山雄三と並びに 日本のシンガー・ソング・ライターのはしりである。
加山が俳優上原 謙の息子であれば、荒木は 女優荒木道子の息子である。
加山雄三が 「海の男」「優等生」という陽のイメージならば、荒木一郎は ちょっと斜に構えた陰のイメージである。実際の人生も加山が優等生的とすると、荒木はスキャンダラスである。
しかし、荒木の音楽は 現実離れしたロマンチシズムがあり、サラッと脂ぎってないのが魅力である。「いとしのマックス」、トリオ・レコードから発売された「潮騒の街」は、大好きである。

(1966年)


はちみつぱい/君」と旅行鞄(ワーナー・パイオニア L-1193)

いまや「TOYOTA」とクルマのCF、一時期は TV「えびす温泉」などの司会などで活躍の鈴木慶一率いるムーンライダースの前身のグループ「はちみつぱい」のデビュー・シングル。
「はっぴいえんど」「シュガー・ベイヴ」などと並んで、日本語でロックをやるかなり先進的なグループだった。前者の2グループは、早期に解散してしまったが、「ムーンライダース」、常に時代に敏感にロックしつつ゛けているグループだ。
ムーンライダースの歴史は(株)メディア・リングから発売されている20周年記念CD−ROM+2CD「Damn!moonriders」(MRM-001)にまとめられている。

(1974年)


ザリバ/或る日(トリオ・レコード 3A-123)

矢野顕子が所属していたグループだ。ほとんどこのグループは無名で終わった。
当時のテレビ音楽番組「ヤング・インパルス」で見て 確かレコード屋に走った。
トリオは いまのケンウッドの前の社名で、レコード部門を持っていた。当時はショウボート・レーベルを持っていて、ユニークなロック、フォークのグループを排出していた。このレーベルは 今はヴィヴィット・サウンドより再発されている。
この曲は 筒美京平が作曲しており、編曲をしている矢野誠は 矢野顕子の坂本龍一の前のダンナである。




ジャックス/マリアンヌ(タクト電機 TS-303)

早川義夫、木田高介などの伝説のバンド、「ジャックス」のファースト・シングル。
B面の「時計をとめて」は けっこう歌われて知る人ぞ知る曲。
早川義夫は 音楽活動から足を洗いずっと本屋をやっていた。
昌文社より発売の<就職しないで生きるには>という本のシリーズで早川義夫は「ぼくは本屋のおやじさん」という本のなかでその模様を残している。
早川義夫は 数年前、奇跡的にカムバックし、ライヴ、およびCDを発売。なかなか素晴らしい重みのあるCDの出来で、感動した。
「この世で一番キレイなもの」(SONY RECORD SRCL-30119)


もとまろ/サルビアの花(キャニオン・レコードA-101)

青山学院の女子大生3人組のグループ「もとまろ」のヒット曲。
詞は 相沢靖子 曲は 早川義夫、ロマンチックなラヴ・ソングだ。
この曲は 早川義夫の代表作であると言える。
当時は このような音楽をカレッジ・フォークと呼んでいた。
そういえば、最近は 学園発信の音楽というのは余り聞かなくなった。